見出し画像

2023年クリエイターEXPO出展レポ

◆ご挨拶


お暑うございます!イラストレーターのヤマザキミコと申します。
先日、6月28日~30日の三日間の日程で、コンテンツエキスポ2023のひとつ、クリエイターEXPOに出展して参りました。
イベント概要とか基本情報は省きまして、主にお銭ぶっちゃけどんくらいかかるもんなの?とか、何をどのくらい準備したの?とか、出展を考える上でまずは気になるであろう、私自身も頭を悩ませた項目を中心にレポって行きたいと思います。
なお、反省点や改善点などは個人的なものになりますので、その点はご留意下さい。

◆ぶっちゃけいくらかかった

細かいとこは漏れてるのもあると思いますがざっくりこのような感じです。
私は地方(新潟県)からの出展でしたので、直接の出展経費に加え、交通費や開催期間中の宿泊費、滞在費(食事とか)等もプラスしてます。
以下項目ごとに解説と追記して行きます。

  1. 出展料
    経費のメインはこれですね。申し込み時期や条件によっては2~3万円安くなることも。助成金が出る市もあるという噂。出展料に含まれるブース1コマの基本仕様は上の図のような感じで、角ブースや電源を使う場合は追加料金がかかります。

  2. 宿泊費
    私は新潟からの参加でしたので、開催前日の27日に前泊し、最終日の30日に帰るという3泊4日の日程で行きました。
    ホテルは会場であるビッグサイトにめちゃ近い東京ベイワシントンホテルを、出展申し込み直後に予約しました。
    会場も近いし建物内にコンビニや飲食店もあり、とても楽でした。
    無謀にも和服なんて着たので毎日汗だくで、終わったらワーっとホテル戻ってすぐシャワー浴びれるのはほんと良かった。

  3. 交通費(往復)
    新幹線代。これも予約が早ければ早いほど割引率の高い切符が買えるので、ほんとはホテル予約のタイミングで押さえておくべきだったんですが、申し込み段階ではまだ電車の時間まで決められなくて、後回しにしているうちに結局予約しそびれてしまいました。
    ついでに新幹線の予約サイト「えきねっと」は、最近ニセサイトでの詐欺が横行してる影響でカード会社に警戒されてるらしく、3日前に予約しようとしたらカード会社のセキュリティにかかってカードを停止されてしまい、決済ができませんでした。
    カード会社に電話してなんとか解除はしてもらいましたが、遠征前にまたカードが使えなくなる可能性があるのは困るので、結局予約はせず、当日駅で直接買う事に。
    帰りは帰りで金曜日の7時台の新幹線だったので通常の指定席はほぼ満席で、荷物もとんでもなく多かったので開き直ってとグリーン車を使ってしまったのでグリーン料金が4000円くらい上乗せに。
    お隣もおらずゆっくり寝てこれたので楽でしたけど、もう少しうまくやればよかったと思います。

  4. 荷物送料(往復)
    パンフレットと名刺、折り畳み棚で合計16~7㎏の荷物だったので、行きは事前にゆうパックで送りました。
    詳しくは後で書きますがパンフレットは帰りにはほぼなくなるはずの予想が外れ大量に余らせてしまったので、何だかんだと結局帰りも同じくらいの送料で荷物を送るはめになってしまいました。

  5. ポートフォリオプリント代 /どんどんプリント様(https://dondonprint.jp/)
    今回ポートフォリオは配布ではなく、クリアファイルにまとめてブースで閲覧してもらう形にしたかったので、デジタル写真の要領で1ページずつプリントしてもらいました。
    お値段的にはフォトブックにしてしまった方が安そうでしたが、バラなら順番とか入れ替えたり次回使いまわしたりとかもできるので。
    どんどんプリントさん安いんですけどプリントはすっごいキレイで、クリアファイルのビニールに入れちゃうのもったいないくらいピッッッチリな仕上がりでテンション上がりました。
    お陰様で「もしや私絵が上手いのでは?」という過剰な思い上がりが発生し自信を持って営業できたので()、ナイスな印刷品質はわりと大事だと思いました。

  6. パンフレット制作費

  7. 名刺制作費 /パンフ、名刺ともプリントパック様(https://www.printpac.co.jp/)
    ・パンフレット:A4の1/3サイズ、両面フルカラーの観音折パンフ(135㎏コート紙)×作製部数800部(135㎏コート紙)
    ・名刺:両面フルカラーの二つ折り名刺(135㎏マットコート紙)×作成部数300部
    パンフは試し刷りの色校正もしたので、その手数料も入れてこの値段でした。
    頼めば紙サンプルやカラーサンプルも無料で送ってくれますし、データチェックもしっかりやってくれて印刷ズレが発生しそうな原稿の不備とかもちゃんと指摘して下さいました。
    テンプレ類も充実していますが、トンボや塗り足し線が実線でなく全部ガイド線で作成されていたので、フォトショ以外のクリスタとかで開いても表示されないので注意です。                    あと、完成した品物、注文者の自宅以外に送ることは可能ですが、日時指定ができません。そのため当日会場に直接納品してもらうことは難しいのでそちらも注意です。                       おまけですが、サイトに会員登録した時点で割引クーポンをいくつかもらいました。使用期限が短かったため失効させてしまった物もあり、もったいなかったかも。

  8. タペストリー制作費 /大判プリントの達人様(https://obanprint110.com/)
    B0(1030mm×1456mm)のトロマット製。
    これも色校正ありの値段になります。
    色校正が入ると、スケジュールが+7~10日になるのでもう少し余裕を持って注文すればよかったなと思います。
    お急ぎ料金ではありませんでしたが結構ギリギリでした。
    でも出来はばっちりで、「お~」という感じで目を止めて下さる方が多かったです。

↓↓↓
ここからは当日のブース設営用に購入したモノたちです。
なおブースの外見はこのような感じでした。ちょっと見切れて映ってないとこもあるけど。

9.10. 什器類
・折り畳み棚
専用のパンフスタンドの次に会場でよく見かけるこのタイプの棚。
3段タイプと4段タイプがありますが、屈まなくても最上段の物が取りやすい高さにしたかったので4段にしました。アウトドア用の竹製で本体重量は2.5㎏ほど。持ち運び用の手提げ袋付き。
・ブックスタンド
書籍のお仕事で献本頂いた本を開いて展示したかったので、ストッパーつきのブックスタンドを購入。
鉄製なので厚めの本を置いても倒れたりすることもなく安定してました。

11.POPなどブース装飾の材料
賑やかしPOPの材料のボード類や両面テープなどこまごました文具類、アホなファンサうちわの材料など、ほとんどはセリアで購入しました。

12.POPなどのプリント代
ブースの壁面に貼ったこういうのは実は結構サイズがでかくて、A3印刷したためコンビニプリントでやりました。うちのプリンタが古くてあんまり綺麗に印刷できないので小さいPOPとかもまとめてコンビニで出力しました。

13.椅子カバー材料
これはキャンバス布と縁テープを買ってミシンで自作しました。スズメのイラストはアイロンプリントで。
体育館とかによくある普通のパイプ椅子のサイズに合わせて作ったところ、クリエポのパイプ椅子はそれよりも背もたれの厚いやつでサイズが合わず、仕方なく安全ピンと荷紐で括り付けて設置しました。(くそう)

14、会期中の食費など
ずっとコンビニ。昼食は応対の合間に席でパンやカロリーメイトで済ませてました。
昼前後から来場者が増えるので留守にしたくなかったのと、暑くてあんまり食欲も無かったのでこんなでしたが、会場内には色んなフードトラックが来てておいしそうでした。
夜はホテル戻って荷物置いて風呂に入ってしまうと改めて出かける気力も無く、やはりコンビニ^^;

◆反省点とまとめ

●今回の反省点

  1. パンフレットを作りすぎた。
    印刷物をどのくらい作るかは頭を悩ませたところで、過去に出展した方々の出展レポートも参考にした上で決めたつもりだったんですが、注文した800部に+少なくとも50は予備を頂いたうち、実際配布できたのは3日間で300くらいでした。半分~500くらいで良かったなと感じました。
    隣近所の出展者さんにもお訊きしてみても400前後という感じでした。
    過去の出展者の方のレポートを見ても一番バラツキが大きかった点でもあり、この辺は配布スタイルや、ブースの場所、絵柄でも変わってくるのかもしれません。
    そもそも来場者はある程度目的を持って、目的に沿うクリエイターを探しに来てるでしょうし、私のような絵柄は広く一般に使われるタイプの絵ではないので、その点を考慮するべきだったかもしれません。
    実際闇雲に差し出しても興味持って頂けてる感じはしなかったので、ブースの前で足を止めてタペストリーを見てくれた人、何か迷っているようなそぶりをしている人、向かいのブースの方を見ていてこちらに気づいていなさそうな人にだけ、良かったらパンフレットどうぞという感じで声をかけるようにしていました。
    取りあえず印刷所の価格表見て「+100しても数百円しか変わんないしな~」は危険。重量はしっかり100部分増えるんだぞ!

  2. パンフレットは絵柄の例を色々載せた簡易ポートフォリオ的な配布物も作れば良かったかも。
    今回、パンフは配布、ポートフォリオはブースで閲覧だけというスタイルだったんですが、パンフしか手にしなかったお客さんも多かったし、よほど関心を持ってくれた方以外は、あとで振り返って私が他にどんな絵を描く人間なのか、このパンフだけではきっと分からないな・・・ということに気づきました。
    今回コンプライアンスの問題で配布物に載せられない作品もあったり、その辺の事情もあってのスタイルだったものの、載せられるものだけでも持ち帰ってもらえるものがあった方が良かったかもしれません。
    今回の余りを使うかも含め、次回があれば考えたいと思います。

●持ってくれば良かったなと思った物

  1. 水平器
    設営のときに、タペストリーとか壁のPOP類が曲がってないか、一人だといちいち離れて確認したり直したりが地味に手間だったので。

  2. 小さいクッション
    一日中パイプ椅子に座ってるの地味につらい。旅行用の空気入れて使うやつが荷物にならなくていいかも。

●大活躍したもの

1.自立式のパンフレットスタンド
歩きながらでも取れる場所にポスタースタンドがあった方が良いだろうと思い、手持ちのポスタースタンドに100均のレターボックス的なものを取り付けて自作しました。ブース内に一歩踏み込まなくても取れるので、気軽に手に取ってくれる方が多かったです。

2.マステ
おしゃれなやつじゃなくて、塗装とかに使う幅広の実用品。一時固定用に使ったり、壁パネルのPOP類は強力両面テープで貼る前に下地でマステを貼っておいたので、撤収のとき綺麗に一気に剥がせて楽でした。

3.猫の爪とぎ防止透明シート(厚手)
本来は壁に貼る保護シートですが、たまたま家に余りがあったので、POP類とかラミネート加工っぽくするのに使ったところめちゃくちゃちょうどよかった。

●使わなかったもの

  • 貴名受け
    使わんだろうなと思ったけど、無いわけにはいかないかなと思って一応置いてましたがやはり使いませんでした。

  • 消毒用ウエットティッシュ
    これもお客さんは荷物で手がふさがってるだろうし使わんだろうなと思ったけど、時節柄ないのもどうかと思って一応置いてましたが完全に自分用でした。

●まとめ

というわけで金銭面も体力的にもタフなイベントで「やっぱり大変なんだな」と思われた方も居るかと思いますが、イベント自体はすごく楽しかったです。何をどのくらい作るとか、スケジューリングとか、決めること多くて不安もいっぱいでしたが、始まってしまえば何だか文化祭みたいで。
隣近所のブースの方々も良い方ばかりで、手すきのときに情報交換したり文具とか貸して頂いたりお世話になりました。
私は地方民で新たにどなたかと知り合う機会が限られているので、いろんな業種・色んな企業の方にお声をかけて頂けたのは嬉しかったですし、こういう企画を考えてるとこなんですけど・・・、なんてお話を伺うのもめっちゃ興味深かったです。
お運び頂いた皆様、本当にありがとうございました。
あとはこの後のお仕事のご縁にもナイスに繋がっていくと・・・いいな!いいな!!
ただ、元とれるかとかは、こういうのは多分長い目で見る必要があるので(実際あるイベントでご挨拶した会社さんから何年も経ってからお仕事頂いたこととかもあるし)、取りあえずはあまり気にしないつもりです。個人的には数年に一度くらいなら、また出てもいいかな・・・という感じ。(次回から年2回開催になるようなので、次はもっと涼しい時期に・・・)


長々と失礼いたしました。
レポートは以上になります。
初Noteで見づらい点も多々あったかと思いますが、お読み頂きありがとうございました!

もし良かったら下のやつ↓ポチッと頂けますと、おやつのハッピーターンがパウダー2.5倍のやつになります・・・!

この記事が参加している募集

イベントレポ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?