夜明けの魔法が溶けだしちゃいそうだ(Override/SHIFT_CONTROL)
cinema staff に次ぐ岐阜の宝ことSHIFT_CONTROLが初の全国流通音源を発売しました。
前回、写真展の出演者紹介noteに書いた事で、ほぼほぼ書ききったような気もするけれども
新しい音源についても少し触れて書いていきます。(何様やねんって話だけど書きたかった)
昨年の深夜(というか明け方)にメンバーから
「今できました」という文面で音源が送られてきて
朝起きて、寝ぼけ眼のままボタンを押すと
1曲目、Voちゃんじの真っ青で突き抜ける声が私の耳に届いた。
私は、街は青いって幼少期の頃から思ってて
(この話もいつかします。初期の連動作品でそういった作品も制作しました)
ちゃんじが作る楽曲の街は、いつでも青くて眩しくて、どこか哀しくて
でも、1曲目リードトラックのOverrideを聴いたとき
ありきたりな表現だけど、目の前をびゅんって青い光と一緒に駆けてく彼の背中が見えて
そのまま手を引かれたみたいだった。
背中を押されるんじゃなくて、強引に連れ出されるような感覚。
今までのシフコンの楽曲は、なんとなく向こうから触れられるというより
こちらから触れたくて手を伸ばしてみたり、映画を見ている感覚や
街に溶け込んでいる感覚だったのだけれど
アウトラインの時に感じた、隣で「で、どうすんの?」と言われてるような感覚から
今回はOverrideで手をひかれ、かまうなで頭突きをされたみたいだった(もうちょっといい表現ないの)
アウトラインを聴くたびに思うこと。
そう、ここの歌詞とかで先述した
「で、あんたはどうすんの?」って問われてるような気持ちになる。
どうしたかったのって、わかってるのに気づかないフリをするのはもう辞めたほうがいいんじゃない?って隣で言われてるみたいだし
実際言われたのかもしれない、と錯覚してしまう。
(特にイヤホンで聞いてるとき)
この後に発表されてきた楽曲をみても思うのだけど、いつも隣をするりと避けて先に歩いていくし
追い越し際に強烈な一言を放つような感じがある。シフコンの曲には。
新曲のかまうなでも、最後の一説「暗い顔してないで走ろうぜ」って部分が
(noteの記事にも書いたんだけど)numb brainという曲のラスト
「どうしようもない事はいつか忘れていくんだ
最後の今日が終わって 笑えるように確かに進め」
に通じるものがあるというか、確かに進めってただ進むだけでなく、
「確かに」進むわけだし
かまうなも「暗い顔してないで走ろうぜ」って、走るんだけど「暗い顔してないで」「走る」わけで。
私の好きな、何かと何かが通じてとか
実はこことここが重なってて、みたいな気持ちを
すっと救い出してくれるフレーズが各所にちりばめられているし
こう、うまくは言えないけど、きちんと理由を付けて話してくれる。
みたいな部分が彼にはあるから
それを含めてすごく好きなんだろうなあ、と。
(えーこれで伝わる??)
そして今回の音源より、新体制となった彼ら。
2015年から撮影してきて、メンバーチェンジや
長いこと、ざっきーとちゃんじの2人でやってきたことを見ていたから
この発表を聞いたとき本当に嬉しかった。
新体制の発表をするライブの出番直前に、ざっきーが
「さとみんさん、2人体制では本当にお世話になりました。
これからは4人、宜しくお願いします。」
って言ってくれて、うっかり泣きそうになった。
これからの話ができるのは、とても嬉しい。
未来の話をしていけるのは、純粋にわくわくする。
大体ライブで発表される大事なお知らせは、本編終了後のMCとかが多いけれど
このメンバー加入の発表は、ライブが始まる前に
「次1音目鳴らした瞬間からこの4人でSHIFT_CONTROLになります」
と高らかに宣言し、ライブが始まった。
私はあの時の空気を、音の振動を忘れることはないし
あの日の写真を見るたびに、何度でも音が鳴らされたときの風を思い出すんだろうな、きっと。
新メンバーについても少し。
ギター岡村 耕介(おかむ)、ドラムくまおかりお(りおくん)
おかむは高校生のころから知っていて、撮影も長いことしているのですが
「おかむのギターはどこで聞いててもおかむって解る」って常々思ってて、数々のサポートステージを見ていて
あ、おかむみたいだなって思ってライブ聞いててステージ見たらおかむがギター弾いてたってことは何度もあったし
the unknown forecast時代のおかむは、(いや今でもそうだと思ってるけど)それはもう数々の名古屋のギター少年・少女の人生を狂わせたようにも思ってる。
あんなギタリストに出会ったら人生狂うわな、と思うくらい
おかむのステージは、本当に1つの激情を体現してるみたい。
りおくんは、実は昨年夏にはじめましてだったのだけれど
他のサポートしてるバンドで叩いてるのを見たことがあったので
ああ!あの時の!って思って撮影前、にこやかに話をしてくれて
穏やかな感じの子なんやな~って思いながら撮影はいったら
ライブ始まった瞬間、うわあまじか、って思わず声に出してしまうほど
彼のドラムは「強い」というか「破壊力」とも言えるし
撮影しててカメラを向けるといつもこちらに笑顔をくれる可愛い一面があるので、どこで口説いたんや…やったやん…みたいに思ってます笑
先日、ドラムのすぐ横で撮影をするタイミングがあって
りおくんのドラムを間近でみることがあったのだけど、まさにすべてを吹き飛ばすような強さがあったし、華がある。
久しぶりに(本当に久しぶりに)ぐっとくるドラマーと出会いました。
この4人で成し遂げていこうな、って新年にざっきーが呟いてるのを見て
早く行くなら1人で、遠くへ行くのなら皆で、という言葉を思いだした。
このメンバーならどこまでも遠くに行けるって思えること
成し遂げられると思えること、簡単じゃないって解ってるから
その文字に胸が熱くなったし私も一緒に遠くまで行きたいと、ずっと思ってるからこそ改めて文字にや言葉にしていきたい。
これからも彼らの背中を追いかけて、並んで歩いて行けるように頑張りたい
どんなにブレそうになっても、このステージを形にし続けることを選んでいきたい。
改まって本人たちに話すのは少し気恥しいけれど、信じていつもステージを預けてくれてありがとう。
リリース本当におめでとう!!
めちゃくちゃ最高のCDなので、全人類今すぐレコ屋・サブスクチェックお願いします!!!!!!
特典でポスターもらったので、ベッドの反対側に張りましたが
寝てるところをちゃんじにずっと見られてる、ってなったので場所を変えたいと思います、落ち着かない笑