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生保の求人は要チェックです !

こんにちは。
今日は最初の記事で「生保営業の求人はわかりにくい」と書いた内容についてすこし掘り下げて書いてみようと思います。↓最初の記事

まず生保営業ですが、人気がある仕事ではないと思います。
そもそも営業職は人気ないですが。
なのでこのようなわかりにくい書き方をして、一人でも多くの人間に面接に来てもらわないといけません。



でも、それって求職者に対して誠実な態度でしょうか?


これから書く内容は求人票に書いてあったことに対して、実際にわたしが求められていた業務です。



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「既契約のお客様のフォローを通じて感謝していただくお仕事」
▶︎年に一回絶対に接触しなくてはならず、お客様がそれを望んでいないとしても電話か会って話す必要がある。そしてそれができないお客様がある一定数いると給料が半分になる。



細かい規定を書くと会社が特定されてしまうと思うので伏せます。
ですが、このある一定数というのは達成ができずに不正に報告して会ったことにする職員もいるぐらいの数値設定でした。


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「すでにご契約いただいているお客様からのお問い合わせに対応し、保険の見直しをご提案」
▶︎問い合わせがくればめっちゃラッキー。見直しなんかむしろこっちからお願いするのが普通。



そもそも新人に引き継がれるお客様の多くは、音信不通になっていたり担当者が何度も変更になっているお客様ばかりです。
そんなお客様がわざわざ連絡をしてくれることは稀中の稀でしかありません。
見直しも、お客様が保険料が安くなることを望まれれば自分の成績になることはまずありません。お客様の要望に答えたことが、上司に詰められる理由になることもあります。



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「アフターフォローを重視」
▶︎上記と重複するところがありますが、まず会わないとこっちの給料が減る。それがお客様が望まれていないとしても。


アフターフォローってなんですかね……。
もちろんお客様が気づかれていない保険の見直しの必要性をお伝えしたり契約内容の確認はめっちゃ大切なんです。それが仕事ですから。
なのに、ノルマベースでむちゃくちゃなことをやってきた担当者がいたせいでお客様から自分は最低限のご連絡をしていても、

「もう受け取りまで連絡要らない。必要があったらこっちから連絡するから」

こう言われることが死ぬほど多かったです。
担当者の引き継ぎ挨拶をするために、わたしが初めて連絡するようなお客様にまで。

重視しているのは事実だと思います。
ですがお客様の立場に立っているかと言われれば疑問です。


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「身内や友達への勧誘はありません!」
▶︎身内や友達のことを、勝手に各保険会社がカテゴライズして呼ぶ名称があり、そこに提案してこいと言われる。
▶︎「友達に練習相手になってもらって、話聞いてもらってこい」と言われる


いやこれに関してはもう嘘ついてるやん。
入社して最初の数ヶ月は言われませんでした。ですが、時間が経ってくるともはや上のような言い方ではなく「両親入ってもらってなかったっけ?」と露骨な言い方をされました。求人票、嘘ですやんもう。

あと「友達を練習相手にしてー」は各社常套句のようです。
新卒がこんなことを友達にしたら嫌われます。その度に上司は「そんなことで嫌いになる友達は本当の友達じゃない」と言ってきますが、そんなことをしなければ嫌われなかったのです。
あと保険屋だけがそれをやっているのなら嫌われなかったかもしれませんが、マルチや新興宗教と同じ方法なことに気づいてほしいです。



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「お取引のある企業の従業員の方への提案なので地盤がある状態での保険提案」
▶︎嘘。

もうこれは嘘です。
真実1割、嘘9割の言葉は嘘です、もう。

いわゆる「職域営業」と呼ばれる営業の方法で、ビルのエレベーター前や出入り口付近、または休憩室(ウルトラレア)に立っている保険会社の人を見たことある方もいると思います。


それぐらいの人なんです。
従業員の方からしたら、「なんか立ってる人」「通るたびに話しかけてくる人」なんです。それが地盤のある状態なのでしょうか?

またお取引のあるという点ですが、「その企業の社長がその保険屋の保険に入ってる」とかなんです。社長と距離が近い企業でしたら、それも十分お取引かもしれません。
ですが、何十〜何百人も従業員の方がいる会社で、社長が入ってる保険と同じ保険屋さんだから話聞こうとはなりませんよね。新人にとってはなんの安心材料にはならないと思います。


また、職域というのは営業員がお願いして通わせていただいてるところもたくさんあります。(むしろこちらの方が多いのでは)
営業員がお願いして通わせてもらってるだけの企業を”お取引がある”と求職者を安心させるために言うことは誠実ですか?







ざっと書きましたが、これは一部でしかないです。
営業サポート、営業事務、窓口対応と書いていながらも入社してみると違ったというような会社もあります。またカタカナで〇〇アドバイザー、◯◯コーディネーター、◯◯コンシェルジュなどは、要チェックだと思います。


求人票から読み取れなかったお前が悪いと思う人もいると思います。
ですがこのギャップに苦しんで何人も辞めていってることも事実ですし、わかりにくい書き方をしている意識がないならコンサル入れて毎年大量離職してる現状を変えるべきでないでしょうか。


次回は、生保会社がなぜ年に何千人と入社させ辞めていく現状を変えようとしないのかわたしの考えを書こうと思います。


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わたしの日記は生命保険は悪と言っているわけではありません。志を持っている募集人も多くいらっしゃいます。ですが、「大量採用・大量脱落」という問題を抱えている生保各社に改善してほしいと思っています。業界がこの問題を抱えていることは事実です。

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