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【日記】FS行く前にティンカーベルシリーズを履修した


FS前に

 先日Xで「ティンカーベルシリーズを見た方がファンタジースプリングスをより楽しめる」と言う旨のポストを見かけた。
 なるほど、そういえばピーターパンは見たことがあったがティンカーベルのシリーズは見たことがないと思い、早速ディズニープラスで見ることにした。

 ちなみに自分は抽選系は全部外れたため、大人しくバケパを買った。12万円だった。
 自分は特にDヲタというわけでもない遠方人間なため、パーク自体には月1〜2回ほどしか向かえていないが、この金額だと暫くは更に行く頻度が減りそうだ。

ティンカーベルシリーズを見る

想定外のシリーズ量

想定していたよりもティンカーベルのシリーズは多く、確認できたのは6作品だった。

1.『ティンカー・ベル』
2.『ティンカー・ベルと月の石』
3.『ティンカー・ベルと妖精の家』
4.『ティンカー・ベルと輝く羽の秘密』
5.『ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船』
6.『ティンカー・ベルと流れ星の伝説』

Wikipedia『ティンカー・ベルシリーズ』

 この他にも短篇の『ピクシー・ホロウ・ゲームズ 妖精たちの祭典』や公式YouTubeチャンネル「Disney Princess」に掲載されているもの(日本語吹替/字幕無し)があるようだが、そこまでまだ手は回せていない。

1.『ティンカー・ベル』

 ティンカー・ベルの誕生の物語である。「人間の赤ちゃんが初めて笑う時に、妖精は生まれる」らしい。
 自分は元々ピーターパンに出てくるティンカー・ベルの存在しか知らなかったため、喋っていることが先ず新鮮だった。
 ピーターパンでみるティンカー・ベルはヤキモチ妬きで少し意地悪で、そして少し抜けているところがあるが、ティンカー・ベルに出てくる彼女は(短気さは持ち合わせているが)、頭の回転が早く、手先が器用な非常に優秀な妖精だ。ガチガチの技術士妖精だった。
 簡潔に言えばこのストーリーはティンカーベルが「もの作りの妖精」としての矜恃やアイデンティティを得る話だ。その精神的成長を遂げる過程は勿論見どころなのだが、最後の最後にある女の子の名前が呼ばれたシーンでは一層惹き付けられた。つまり、めちゃくちゃ面白かった。


2.『ティンカー・ベルと月の石』

 前作から気になっていたのはテレンスとティンカー・ベルの関係性だ。テレンスについては公式サイトの紹介で「ティンカー・ベルが大好き」「ティンカー・ベルのボーイフレンドのような存在」と説明されているので、テレンスはティンカー・ベルを恋愛的な要素を含め好いているように思える(単なる男友達としてのボーイフレンドであれば、わざわざ”ような”は付けないだろう)。
 とはいえ自分の記憶にあるティンカー・ベルはピーター・パンが大好きな妖精である。女の子への嫉妬から意地悪をするほどには彼の事を好いている。
 ティンカー・ベルのピーターパンへの感情についてはアニメを見ただけでは分からないが、恋愛的な要素を含んでいるのか、はたまた極めて特別な仲間意識なのか、それによってテレンスへの妙な感情移入をしてしまいそうになる。
このストーリーでは友人同士に見えるが、今後の展開が気になる。

3.『ティンカー・ベルと妖精の家』

 ティンカー・ベルシリーズの中で特に好きな話だった。このシリーズの中で自分はヴィディアが特に好きなのだが、この話からより好きになった。
 ティンカー・ベル達妖精の言葉は、人間にはベルの音にしか聞こえないようだ。ティンカー・ベルを捕まえた妖精が大好きな少女リジーとティンカーベルがどうにか意思疎通をはかろうとしているところがまた良かった。仲良くなっていく過程がまた泣ける。
 捕らえられたティンカーベルを助けるために大雨の中突き進む仲間たちや、ヴィディアの身を呈してティンカーベルを守る姿、リジーと妖精たちの協力、全てがとにかく好きな要素だった。
 ただ今回のストーリーでちょっと悪役的な立ち位置になっていたリジーの父親の気持ちも分からなくはない。自分も学芸員資格を持っているので、あの研究熱心な姿勢は職業柄致し方ないような気がしている(珍しい物を見つけた矢先なら尚のこと)。
 基本は子ども向けなので、最後はどう転んでもハッピーエンドになるのが良いところだ。
(最後のティンカーベルとヴィディアが寄り添っているシーンが好きすぎて今回のアイキャッチを描いた)


4.『ティンカー・ベルと輝く羽の秘密』

 ティンカー・ベルに双子の姉妹がいるという強烈な事実を知ったストーリーである。名前はペリウィンクルといい、これまた可愛い響きである。髪型や衣装は違うが、確かに顔立ちは似ているキャラクターデザインに見える。
 離れ離れになった2人に、過去に境界線で起きた出来事について話すクラリオン女王とミロリ、大人なのでこの二人の関係が察せてしまい心臓がギュッと締め付けられる気持ちになった。
 スパイクとヴィディアの並びが好きだった。


5.『ティンカー・ベルとネバーランドの海賊船』


 本作では新たにザリーナという青い妖精の粉の番人が出てくる。ティンカーベルに似た性格で研究熱心で好きなことにまっしぐらな性格だ。
 なんやかんやありそんな彼女が海賊側に寝返り青い妖精の粉を奪いさってしまう話である。表題の「海賊船」から分かる通り、海賊が出てくる。
 取り分けて目立っていたのはジェームズというキャビンボーイだ。妖精の声を聞くことが出来る特異な人間だ。ピクシー・ホロウから逃げ去ったザリーナの才能を見抜き、船長に据えつつ、都合のいいように操り、妖精の粉を手に入れると秒速で裏切った。
ジェームズ・バーソロミュー=フック。
そう、後のフック船長である。
 この作品ではフック船長の若かりし頃、そして彼の天敵であったワニの幼き姿も見ることが出来る。
 何故彼は妖精の声を聞くことが出来るのだろうか。何故ネバーランドにいるのか。謎も深まったストーリーだった。

6.『ティンカー・ベルと流れ星の伝説』

 動物の妖精であるフォーンとネバービースト(グラフ)との物語である。
 なんとなくティンカーベルが妖精たちの中でも特に問題児のような認識があったが、こう見ると(全作のザリーナも含め)結構ハチャメチャな子が多い気がする。フォーンに無邪気にじゃれるグラフの姿を見ていると実家の犬を思い出してだめだった。ティンカーベルシリーズだと特に切ない物語に感じた。


想像以上に面白かった

 想像以上に面白く、時間を忘れて観てしまった。これでよりファンタジースプリングスを楽しめることだろう。
 調べていたところどうやら小説もあるようなので、時間がある時に購入してみようと思う。ピーターパンは小さい頃観ていたが、大人になっても更に派生作品で楽しめるとは、流石ディズニーである。

 あとはラプンツェルのアニメシリーズも途中までしか観れていないため、どうにかインパ前に観終わりたいところだが、こちらは少し体力的に難しいかもしれない。

 一先ず体力の限り知識を蓄えて当日に臨みたいと思う。


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