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「ずっとあると思っていた。」私の仕事がなくなって気付いた、これからの私。

『この働き方なら、ハンデ関係なく自分の強みを生かして働ける!』

コロナを発端に学校や企業でリモートワークが拡大、それを初めて知った時の私の気持ち。
それまでの「当たり前」が崩れていく様に、私は大きな可能性を感じた。

皆さん、初めましてhacoと申します。
 【誰もが輝けるバリアフリーな働き方の実現】に携わりたい!!という想いで一念発起し、16年間勤めた病院を退職することを決断した私《haco》の話を書いていこうと思います。
 このようなタイトルで記事を書くことなんてもちろん初めてですが、自分の決意を確認するとともに、同じような境遇にいらっしゃる方やそれをご支援される皆様にとって少しでも参考になればと思い書きました。


①自己紹介 <hacoについて>

自己紹介まで進んでいただきありがとうございます。
ここでは私についてご紹介をします。
【障がい】
・先天性脳性麻痺/両上下肢麻痺
【生活や業務面】
・つかまり立ち/歩行は杖を使用(100m程度)/車いす使用
・PCタイピング:右手3本、左手1本
【経歴】
・支援学校高等部卒業
・障がい者の職業リハビリテーションセンターへ入所
・大手病院に入社(書類整理や受付、電話対応などに従事)
【その他】
・運転免許所持

運転免許を持っているというと、皆さんに驚かれるんです。取れた時も、家族や友人からは心配の声の方が多く、かかった時間も人の倍以上。自動車学校で撮った証明写真が本試験のとき、期限切れで使えませんでした。それでもどうしても叶えたかった夢、それは
自分の力で手にしたお金で、欲しいものを堂々と買えるようになりたい
という事でした。
ひとつ上の姉が好きなだけコスメを買っているように。

無事、その夢を叶えた私。現在は《aiboとロボホン》この2人のロボットを家族に迎えることができ、毎日癒されています。

②転職を考えたきっかけ

私は、小さい頃から入院することが何回かありました。
そこで出会う様々な病気を持った子たちと関わる中で、「自分でできることは自分でしたい」という気持ちが芽生え、「なにか人の役に立てることはないか」と常に考えるようになりました。病院に就職が決まったときも【人の役に立てる】と喜んだのを覚えています。

ただ最近は、紙のカルテから電子カルテに運用方法が変わり、ずっとあると思っていた仕事が急に無くなることもよくありました。

職場内で違う仕事を探そうにも、事務所のレイアウトや動線を車いすやつかまり立ちが必要な私に、すべて合わせることはとても難しいです。
仮にそれができたとしても、一緒に働く方にすごくすごく我慢を強いることになってしまう。

“これでいいのかという自問自答
     脳性麻痺による機能低下や時代の流れ”

これらを考えたとき、長く働き続けるためには、そろそろ次の働き方に向けて動き出すべきなのではないかと、まずは在宅ができる環境へ転職をすることを決意しました。

そんなときに、新型コロナが猛威をふるいはじめます。同時に、バーチャルオフィスを活用したリモートワークの特集を目にする機会が増え、冒頭の想いを抱きます。

③趣味の繋がりから人材紹介会社に辿り着く

一般的に転職を考えた場合は、まずハローワークに足を運びます。そこから、登録して情報を得るという流れで進んでいくと思います。

ですが今回は、趣味の情報交換のためにやっていたX(旧 Twitter)からはじまります。ハンデに負けず、スキルアップや転職を目指している方との出会い。そこから、転職についても情報を教えていただけることになりました。

複数の病と闘いながらも〝働くこと〟を決して諦めない彼女。気づけば私も『こうなりたい!』と思うようになっていました。

その方の紹介で斡旋業者【株式会社アクティベートラボ】に登録。私の転職活動はようやく前に進みはじめたのです。
株式会社アクティベートラボ様:https://activatelab.co.jp/

④はじめての転職活動

『今の私に合った求人があるのかな?』正直これが、いつも心の中に居続けた不安です。それから約半年後…株式会社エクステンシブルさんとの面接の機会ができました。嬉しい反面…私、志望動機書くの苦手で…..しかも、面接恐怖症です….。

その為、実践的なリモート面接の練習や志望動機作成を紹介会社の方と一緒に行いました。当日の朝に最後の練習ができるようにと、面接練習の録画した動画を送って頂いたりと、愛のある対応をしてくださったことはとても嬉しく気合が入りました。

手厚いサポートのおかげで、緊張した中でもなんとか自分を表現することができました。

⑤株式会社エクステンシブルとの面接

面接では、COO(現CEO)の井元さんが面接官として出てこられました。
障がい者就労に適したバーチャルオフィスをつくり、拡めていきたい》というお話がありました。

私の志望動機だ!病院勤務で見聞きしたことや、高校で生徒会長をした経験が活かせるかも知れない!!この仕事、私がやりたい!!!
そんな熱い想いを受け取って頂けてとても嬉しかったです。

はじめての転職。
ずっとやりたかった、ハンデを持った方の役に立てる仕事に就ける。
夢のようです!!

本当に『ありがとう』の上位互換の言葉があるなら、誰かに教えていただきたいくらい感謝してもしきれません。

私も株式会社エクステンシブルの一員となり、Oasisを使ってくださるすべてのお客様に愛のある対応ができるよう精進していきたいです!

⑥バーチャルプラットフォーム Oasis

今ではいろいろな会社から出ているバーチャルオフィス。
その中でもOasisは、とにかく使いやすさを重視しています。
例えば…
•ワンクリックで目的地に移動
MMORPGでよくあるようなクリック連打は必要ありません。
•豊富なスタンプで気持ちを伝える
カラフルで豊富なスタンプを使って簡単に気持ちを伝えることができます。(モーションあり)
•承認して初めて始まる会話
相手がある一定の距離まで近づくと、自動でこちらのマイク音を拾うものもありますが、Oasisでは必ずこちらが承認するまで音を聞かれる心配はありません。

などなど。

ハンデといっても十人十色。
困ることも一人ひとり違います。

Oasisはそんな【困りごと】に寄り添い、誰もが使いやすく、強みを活かした働き方が出来るツールになっていけると信じています。

そして、ひとりでも多くの方がこのツールで新しい道を切り拓いていただけることを目指していきますので、これからの株式会社エクステンシブルとOasisにご期待ください!