ノンデザイナーが実務でデザインを扱えるようにする本
2021年に入ってからnoteのサムネイル作りに時間を費やしてまして、デザインの強化をしております。ただデザイン素人が1からデザインを学ぶのはコストがかかるので、てっとり早くデザインの原則を理解できる本がないか探しておりました。
そんなときに見つけたのが「ノンデザイナーズ・デザインブック」。タイトル通り、ノンデザイナーがデザインを使うときの本なのです。
木を見る前に森を見せてくれる
「ノンデザイナーズ・デザインブック」のすばらしい点は、デザインで大事な原則が4つにまとまっていること。ほとんどのデザインはこの4つから成り立っているので、まずはここを抑えるべしと示してくれています。
本書はいきなり小難しい話から始まるのではなく全体をざっくり眺めさせてくれるので、ノンデザイナーがデザインを学ぶのをラクにしてくれるんですよね。
ちなみに4つの原則がこちら。
1.近接
2.コントラスト
3.反復
4.整列
例題が豊富なのですぐ実践できる
「ノンデザイナーズ・デザインブック」のすごい点は、デザインの4つの原則さえわかれば手を動かして実践できること。本書には実例を通して原則の説明をしてくれるので、内容がスッと入ってくるんですよね。頭でっかちに理論だけ詰め込むのではなく、ちゃんと実践ベースで作られているのです。
たとえば、以下のようなサムネイルがあったとします。
このデザインだと、パット見なにを伝えたいのかわかりづらいですよね。本書を読む前の僕なら、このようなサムネイルをなんとなく作っていました。というのも変だと思っても、どこを改善すればいいかがわからなかったからです。
しかし本書に登場する4つの原則さえわかれば、以下のように修正ができます。
4つの原則を当てはめたサムネイル
1つ目と比べるとデザインをパッと読み取れますよね。デザインの良し悪しは横に置いておくとして、見やすさで言えば及第点ではないでしょうか。
このようにデザインを変更できたのは、4つの原則に当てはめて作り変えたからです。2枚を比べてみるとわかるように、大きなデザイン変更はしています。位置や色、サイズを変えただけなのです。にもかかわらずわかりやすいデザインになりますよね。
「ノンデザイナーズ・デザインブック」はデザイン初心者でもデザインについて理解を深められる内容になっています。ノンデザイナーだけどデザインをかじりたい人はぜひ読んでみてください。
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。