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「怒り」を上手に可視化して管理する方法

いつも不機嫌で周りに悪臭を漂わせてる人っていますよね。とくにおじさんに多い。彼らを見てると気味が悪いのと同時に、自制心が赤ちゃんな人にはなりたくないと心から思います。

ただそうは言ってもイライラしてしまう場面はあるでしょう。ずっと平穏を保つのは土台無理な話。であればやるべきは、イライラを早く解消して回復することです。

怒りを具体化するメリット

「なんかイライラする」「あの人がうざい」

ありがちな愚痴ですよね。この2つの愚痴の共通点は、怒りを感じていることとその怒りの抽象度が高いこと。言い換えると、怒りへの解像度が荒いのです。

たとえば、左手に火傷を負っている事実に気づかずに、「なんか左手が痛いなぁ」と感じても、うまく対処できないですよね。逆に言えば認識さえできれば、対処法がわかり痛みを抑える方法を見つけ出せます。これは怒りでも同じことが言えるのです。

アンガーマネジメントチェック

左手の火傷のような問題は可視化されているので確認に困りませが、怒りは可視化されることがないので確認がむずかしいんですよね。なので怒りを可視化する工夫が必要になります。

その方法に適しているのが、「アンガーマネジメントチェック用紙」を記入することです。

やり方はかんたんです。

1.日付と時間
2.場所
3.腹のたった状況
4.腹のたった理由
5.怒りのレベル
6.腹を立てたことで発生した問題
7.解決策

この7つのリストを埋めていくだけ。いわゆる5W1Hを明確にし、そこから解決策を導き出しているだけなのですが、やってみるとあら不思議。気分がめちゃスッキリするんですよね。

「左手が痛い」から「左手がやけどして痛い」に具体化されると問題が解決されやすくなるのと同じで、その怒りを具体化することで問題を把握しやすくなるのです。

気分が落ち着くとも言い換えられます。自分を客観視できるので、怒りを低燃費で抑えられるんですよね。逆にこれをやらないと高燃費な怒りの発散方法を使用してしまうので、よくいる不機嫌マンになってしまうわけです。

そんな不機嫌マンにならないためにも、怒りを覚えたときはアンガーマネジメントチェックをやってみてください。数分使って怒りの詳細を紙に書き出すだけで、怒りへの見え方が全然違います。

慣れてくると頭の中だけでできるんですけど、このスキルを若いうちに身に着けられるとコスパよいです。

読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。