おもしろいゲームに共通する特徴を見つけた
初心者にはかんたんな課題を、上級者には難しい試練をと考えるゲーム開発者が多い気がするんだけど、これは微妙にずれている。おそらく「初心者には明確な答えを、上級者には多彩な選択肢を、と捉えたほうがいい。攻略の自由度が低いか高いか、という話
2021年からps4のゲームをやり始めたんですけど、ゲームのおもしろさの指標を的確に説明しているツイートを初めて見ました。
おもしろいゲームの特徴
ps4のゲームで、自分がスパイダーマンになれるソフトを最近までやってました。7~8個のソフトを他にも楽しみましたが、その中でもバツグンにおもしろかったゲームでして、まさに最初に引用した自由度の高低バランスがよかったのです。
初めてプレイするときはやれることがほぼ決まっていて、レベルが上っていくにつれて選択肢が増えていく流れになっていました。
①これ覚えよう→②マスターしよう→③マスターしたスキルは自由に使おう→①に戻ろう
全体的にこの流れなのでずっと飽きることなくゲームをやってられるのです。
ゲームのおもしろさは自律性と有能感がカギ
初心者には明確な答えを、上級者には多彩な選択肢を
この言葉を別の言葉で表すと、「自律性」と「有能感」のバランスで説明できます。
おもしろいゲームは体験時間が長くなるほど、このような図になるのです。
有能感とは、自分はスキルがあると実感できる感覚。自律性とは、自分でコントロールできると実感できる感覚のことを言います。おもしろいゲームは、体験していくうちにスキルとコントロール感の両方を手に入れられる設計になっています。スパイダーマンがまさにそうでした。
そしてこの2軸で考えると、「攻略の自由度」も図で説明ができます。
初心者には有能感と自律性をまずは芽生えさせ、一定水準を超えたら次は上級者になるための体験をさせていくのです。大事なのは右肩上がりであること。最初からチート武器で遊べるゲームなんてつまらないですよね。
初心者→やっとこれができるようになってきた
上級者→こういうやり方もできるようになってきた
初心者と上級者では、このように心境がビミョーに違います。ですからこのゲーマーの心境フェーズに合わせたストーリー展開ができるゲームこそ、おもしろいゲームなのです。
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。