現状のポジションにアタリを付けたいときに便利な考え方「創具」+3
物事を捉えるときは、全体的に捉えるときと、1つ1つ個別に捉えなければいけないときがあります。ただ僕たちは物事を全体的に捉える傾向があるので、本来はパーツであるはずの個別の物事に対して、それが全体的なものだと考えてしまう傾向にあるんですね。
いわゆる「ポンゾの錯視」のような現象が起こり、間違った捉え方をしてしまいます。
引用:Wikipedia
つまり全体と具体を行き来する上での錯視を起こさないようにするためにも、全体と具体を上手に行き来できるツールを持っておくのが大事になるのです。今回は主にビジネスや人間関係で使いやすい錯視を抑えるフレームワークを紹介します。
「アイデアグリット」発想法で全体を個別化する
ビジネスでありがちなのが、全体的に見たら正しいように見えても個別で見てみると間違っていることに気づくことで、「これは素晴らしい仕組みだ!」と思って使ってみたら欠陥だらけだったなんてケースはざらにあるわけですよね。
だからこそ全体だけでなく具体的に1つ1つの物事を見る必要が生まれてくるわけです。物事はパーツが合わさって全体になるので、そのパーツに視点をあわせる必要が生まれます。
このときに便利なのが「アイデアグリット」と呼ばれるフレームワーク。ビジネスや人間関係の全体から個別を捉えるときに大変便利です。もともとマーケティングで使われる「FCBグリット」フレームワークをベースにして作られた考え方で、仕事や人間関係でのポジションを明確にし、弱点や強み、今後の予測などがしやすくなります。
思考と感覚、関与の高低でマトリクスを作る
対象となる問題や商品を「思考」と「感情」の2分類し、関与の高さ低さで立ち位置を決めていきます。使い方はカンタンで、抱えている悩みや分解したい全体像をグリッドの上に載せればOK。
思考型:言葉や数値、分析のような考えるコンテンツ
感覚型:感情的な要素を多く含んだコンテンツ
高関与:重要度や難易度、市場価値が高いコンテンツ
低関与:重要度や難易度、市場価値が低いコンテンツ
ポジション決め以外にも応用範囲は多く、ぼくは自分のnoteのコンテンツをこのマトリクスで振り分けたりしています。
ぼくのnoteのコンテンツ全体をアイデアグリッドで個別にしてみると、思考型のコンテンツが多いとわかります。逆に高関与の感覚型のコンテンツはほとんどありません。
であれば高関与のコンテンツ型を増やしてもいいし、逆にゼロにして他のポジションにリソースを注ぐのも良いでしょう。どちらにしても全体が把握でき、かつ選択肢が増える形になりました。
アイデアグリッドを使うと、自分の特徴や弱みを把握でき、ポジションに合わせた戦略を練りやすくなります。今まで全体で俯瞰すると漠然としていた情報も個別に振り分ければ、具体的で大事な情報が手に入ります。
全体を具体に落とし込みたいとき、ぜひ使ってみてください。
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読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。