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ノイズ情報を減らして思考量を増やせる7つの質問
色んな経験や挑戦をするには、一定の分野でミニマリストになる必要があります。洋服を制服化したり夕食の献立を一週間分決めたり、思考をミニマムにすれば余暇が増えていくのです。
しかしネットニュースやYou Tube動画は、いろんな挑戦をする上でのノイズになりかねません。見る必要がなくても気づいたら見てしまいします。このような不要な時間の消費対象を「ノイズ」と考えて、このノイズを減らすための心がけを考えてみました。
つまり、情報に対してミニマムに対応するポイントです。
ノイズとシグナルを分けて考える
大事なのは、情報のノイズとシグナルを判断する軸を持つこと。シグナルとは、自分にとって有益な情報でありチャンスが広がるような内容です。ある記事を読んでいてアイデアがピンと来た経験のある方も多いでしょう。
情報を見る/見ないではなく、情報の取捨選択にうまくなるのが今回の目的です。ノイズを減らし、シグナルを増やすには、どうすればいいでしょうか?
迷わずに捨てる!ノイズを減らす7つの質問
情報を見たときor見ようと思ったとき、ぼくたちは少なからず迷います。ノイズを見極めると言われてもむずかしいのが現実です。なので具体的にノイズを減らすための7つの質問を考えました。
次の7つの質問リストは、「人生を思い通りに操る 片付けの心理学」の3章に出てくるモノを捨てやすくする質問を参考にしました。
この著者のメンタリストDaiGoさんいわく、モノを捨てる必要性を自覚していてもスパッと捨てられないのが人の心情だとおっしゃっています。なので著書に書かれている質問に答えて、モノを勝手に捨てられる体質になろうと提言しているのです。
この考え方を応用し、情報を勝手に捨てられる体質にするための質問を考えました
1.その情報は憶測や推測が混じってないか?(クリティカルシンキング)
著名人が書いているから正しい情報とはかぎりませんよね。因果関係のエビデンスがしっかりしているか、数字を使って騙されてないかなど、読む前にクリティカル思考を通すと、タイトルを見ただけでその情報を捨てやすくなります。
情報のクオリティに関する質問です。
2.この情報に触れることで、失うモノはなんだろう?(機会費用)
見落とされがちですが、その情報に触れればその分なにかを捨てるハメになります。1記事読むのに2分だとして、同じ時間で他になにができるか考えてみましょう。
重要なタスクの途中であれば、すぐに戻る準備をするべきですし、同僚や先輩に話しかけて仲を構築してもいい。他に選択肢があってもその情報に触れるかを基準にすると、ノイズは消しやすいです。
3.30分前に戻れたとして、その情報をもう一度見たいか?(トラベラー思考)
以前記事にした「未来を幅で考える」ための質問です。読みはじめて10分後は満足するかもしれませんが、10ヶ月後はどうでしょう?その読んだ記事は忘れているでしょうし、なにも生み出していないかもしれません。
つまり未来の自分から見たら、その情報に触れる価値があるのか考えてみてください。朝のテレビニュースに、シグナルがあるでしょうか。
4.その情報を誰かに共有したいと思うか?(ソーシャル効果)
ざっくりな質問ですが、アウトプットしたいと思えるか?と考えるとわかりやすいです。シグナルを追い求める姿勢で読んだ有益な情報は、あなたの周りの人にも役に立つはずです。
触れた情報を他人に共有すれば、フィードバックをもらえますし記憶の定着にも役に立つでしょう。
5.その情報はジャストインタイムで必要か?(生産性)
新聞やネットニュースを読んで、一定の社会情勢を理解する習慣を持つ方もいるでしょう。自分からシグナルを掴みにいく読み方です。
それとは違い、なにか目的を持って情報を探しにいく状況もあります。
たとえば「〇〇がしたい→その方法は?」「〇〇ってなに?→そういうことか」というように、目的を叶えるために情報をインプットしますよね。しかし目的ありきの情報収集でも、ジャスト・イン・タイムの考えを外れるとノイズを吸収してしまいます。
最初は知りたいことが明確だったのに、気づいたらTwitterのタイムラインを見ていた、なんて経験はありませんか。つまり、「目的を達成するためにほんとうに必要か?」と考えずに行動すると、ノイズを取り込みやすいのです。
6.時間が無限にあったとして、その情報が見たいだろうか?(大富豪思考)
大富豪の一般的な印象として、中途半端なモノは持たずに1番良いモノだけを厳選しているイメージがありませんか。
彼らにはお金が豊富にあるので、いつでもそのモノが買えるので心に余裕が生まれます。つまり、お金を払う価値をいったん考える時間が得られるのです。
この考えを情報にも当てはめて、「時間が無限にあるとして、その情報に触れるか?」と考えてみるのは良い意識です。時間を払ってまで必要な価値なのか、数秒考えるだけでもノイズは減るはずです。
7.その情報を2度と見れないとして、また見たいと思うか?(損失回避)
情報に触れやすい現代では、もったいないからこの情報も見ておこう、と思いがちになります。バズっている記事やツイートを衝動的に読んでしまうのが良い例でしょう。
世の中にウケてるし時間あるから見ちゃえばいい、と思うかもしれません。ですが、もしその情報がもう2度と見れないとしてまた見たいと思うでしょうか。yahooニュースを?Twitterのタイムラインを?
見終わった前提で考えると、浪費を防ぎやすくなります。
まとめ
ネットの情報はノイズだらけだ!と仮定して情報に触れようとすると、今までにない発見がたくさんありました。ぼくの例で言えば、ゴシップや政治の話はノイズですし、Twitterのタイムラインもとくに有益性はありません。どちらも共通点は、「なにか得られるかも」という期待感だけだったのです。
情報の取捨選択は判断がむずかしいですが、7つの質問を通してミニマル思考を鍛えていきたいですね。
1.その情報は憶測や推測が混じってないか?(クリティカルシンキング)
2.この情報に触れることで、失うモノはなんだろう?(機会費用)
3.30分前に戻れたとして、その情報をもう一度見たいか?(トラベラー思考)
4.その情報を誰かに共有したいと思うか?(ソーシャル効果)
5.その情報はジャストインタイムで必要か?(生産性)
6.時間が無限にあったとして、その情報が見たいだろうか?(大富豪思考)
7.その情報を2度と見れないとして、また見たいと思うか?(損失回避)
読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。