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【まとめ】クリティカルシンカーに入門するまで「批判的思考」+18

クリティカルシンキングシリーズの続きです。(+10,+11,+12,+13,+14,+15,+16,+17

前回までで、原因を推測するための方法や原因を帰属する方法について説明してきました。

今回は、いままでの話を総括していきます。原因を推測したり帰属したりする上で、気をつける点をまとめていきましょう。

物事の原因について

そもそも原因とは?から深堀り、必要原因や十分原因の說明をしています。

〇〇飲んだら痩せました!が原因としておかしい理由など、変な原因の特徴を説明しています。

原因の使い方がわかったら、次は因果関係についてです。因果関係を決める上で大事な要素を3つ紹介しています。

因果関係を決める原因を推測するときにやりがちな落とし穴について4つ説明しています。

そして次に、因果関係を決定する上で便利なフレームワークを2つ紹介しています。

他人の行動を原因帰属する

ここからは+11までに学んだ因果関係の捉え方を他人に向けるときに使える方法を説明しています。

他人の行動の原因を帰属するときは、ケリーの立方体を使うと間違った帰属が減るので、このフレームワークについて説明しています。

原因帰属するときの思い込みの1つ、割引と割増の原理について説明してます。知っておくと騙されづらいです。

こちらも思い込みの話。誰もが陥る原因帰属のミスについて説明してます。

こちらも思い込みの類なんですけど、ステレオ思考が行き過ぎると起こる問題について説明しました。

こちらはステレオ思考が行き過ぎた先の思考、究極的帰属錯誤について説明しています。差別思考はステレオタイプ思考を軸に考えると、発生理由なんかは推理できそうです。

ざっくりとした固定概念について説明しています。ステレオタイプ思考を別の観点から話しているイメージで、固定概念自体のメリットについても説明しました。

原因帰属が大事な場面

ここまでいろいろ書いてきましたが、普段の生活ではシャーロック・ホームズのように演繹的推理をつねに駆使する必要はなく、大事なのは人生において重要な選択を迫られたときの原因帰属です。

たとえば、「恋人に振られました」「仕事で怒られました」「家族とうまく会話できません」など、その原因がどこに帰属していると考えるかで、今後の行動は変わっていきますよね。

つまり、原因帰属の精度の高さは、人生の彩りの強さと比例していると言えるのです。自分の都合で帰属するのではなく、あらゆる角度から考えて原因を帰属するのは、自分だけでなく他人にとっても大事な要素。

もしあなたが会社の上司だとして部下にアドバイスをするとき、的確な原因帰属ができていなければ部下も参考にできません。信頼関係も育っていかないでしょう。

原因を帰属するのは、それだけむずかしいわけです。

原因帰属はカンタンじゃない

ここまで自分でまとめてきて気づいたのは、単純に見える因果関係も、その原因を説明するのに骨が折れることです。街なかで泣いている少年の理由を説明するのも、笑っている女性がなぜ笑っているのかも、正確に説明するのはむずかしいでしょう。

この事実を肌で感じるためにも「クリティカルシンキング」を学ぶ意味は多いにあります。どんなにクリティカルシンキングを鍛えても、原因帰属がつねにうまくいくはずがありません。それは原因について考える時間が増えるほど実感できました。

開かれた心を持ち、柔軟な姿勢、純粋な懐疑心など、あらゆる要素が必要になるのだなと。

まとめ

まだまだクリティカルシンキングシリーズは続きますが、いったんここまでをまとめておきました。まだ3割しか書けてないので、続きの執筆に勤しみたいと思います。

ではでは、今後もお付き合いください〜。

【考えてみよう】
「あなたって協調性がないよね!」と言われたとして、理由を聞いてみると「人と合わせない・他人と同じ行動をしない・自分の意見を主張する」が多いからだと言われた。あなたは今後、どんな行動を取ればいいだろう?好きに考えてみよう。

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クリティカルシンキング「原因帰属のまとめ」+18の解説


読んでいただきありがとうございます。これからも読んでもらえるとうれしいです。