「マダムココの裏に回れ!」
朝方、某配送会社の若手配送員から「昌栄プラザの6階にどうやって行ったらいいのかわからない」と電話があった。建物の前にいると言う。だが6階に上るためのルートは昌栄プラザの「表」だけを見ていてもわからない。表から行っても2階のマダムココにつながる階段しかない。
そこで「マダムココの裏に回れ!」と指示するとほどなくして真の入り口を発見し彼は6階にたどり着いたが、知らず知らずのうちに魔境に迷い込んでしまった子犬のような目をしていた。ここには「マンションに風俗店があるわけがないだろ」という判断停止が生じている。
そしてエレベーターを降りるとき「そういえばなんでこのエレベーターには2階のボタンがないのかな?」と首をかしげながら1階に降り、ようやく「ここでは非常識が常識なんだ」と彼自身の思い込みの修正を余儀なくされたはずだ。やはり厚木にはすべてがある。
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