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8・26実録「#だじゅんフェス」 はやしだ路上音楽日記③(はやしだ)『暇』2023年9月号

8・13風呂騒動
『リミットオブライフを辞めたい。そもそも♯だじゅんフェスなんて最初からやりたくなかった。』と、風呂(平塚)が急に騒ぎ出したのは8月13日未明。12日にかん助で#だじゅんフェス決起集会に、突然に現れたフィニッシュ(伊勢原の親父)に促され、風呂(平塚)は喚きだした。#だじゅんフェスを主催する音楽チームリミットオブライフはギリギリになって、8・13風呂騒動が巻き起こっていたのだ。
そもそも音楽チームリミットオブライフとは大石(森の里)と、都内で活動していたバンドマンらが『厚木でも熱い事をやるぞ。』という意気込みからはじまったチーム。2014年に発起してから、『自分達で決めた事はやりきろうぜ』というスタンス(社会人として当然のことだが)でやり続けてきたが、厚木で長く続けていくうちに、関わる人も厚木民はもちろん、秘境の地域県西エリアの『適当に行こーぜー!』的ノリが入って来て、どんどん風呂になっていった。という文脈がある。
やはり今回の8・13風呂騒動は起こるべくして起こり、且つリミットオブライフが『風呂を寝かせる』『救済する』フェーズに入ったイキフンが明確になった瞬間だった。8・26♯だじゅんフェスという大イベントの直前に。笑

8・20風呂騒動後のあゆみ橋
風呂騒動後、リミットオブライフの大石(森の里)・茅ヶ崎の奴(上厚予定)と僕は、各々に胸につっかえを感じながら、風呂に疑問を抱えながら当日までの準備を続けた。タウンニュースへの連絡。地元情報ブログへの掲載。そして『本当はポスティングなんかやりたくなかった』と、投げ出されてしまったチラシ達のポスティング。20日夜に、大石(森の里)と茅ヶ崎の奴(上厚予定)と3人で語りながら海老名→あゆみ橋→本厚木までポスティングした夜はエモかった。昌栄プラザでポスティングのゴールを飾ったのもエモかった。思い出深い夜。

開催が近くなるにつれてたくさんの応援の声を貰った。今回の風呂騒動がきっかけで、#だじゅんフェス はリミットオブライフのみんな、暇誌の杉ちゃんはもちろん、たくさんの仲間が支えてくれている事を改めて実感した。その反面で風呂騒動を隠して本番を迎えることへの憤りや不甲斐なさを感じた。
俺も本気で応えなきゃいけない……そういう心境の変化……というより……リミットオブライフの皆が心から求めてるパフォーマンスを見せなければな、という気持ちになった。
そして、翌日21日にはリミットオブライフ創設期から支えてきた最狂の男『X河本』に風呂騒動を話し、『シークレットで出演して最強のパフォーマンスをやってくれ』と、ゲリラ出演の依頼をした。。。
と。返事は早かった。
X河本『気持ち分かるわ。殺りましょう。』
それを聞いた大石(森の里)の渇望に似た呻きを忘れられない。『頼む。全てを破壊してくれ。』

8・26#だじゅんフェス当日 破滅に向かって
♯だじゅんフェスのステージは弾き語りアーティストと地域のお店が多めの優しいイキフンのイベントだったのだが、X河本の出撃により、予定になかったガチドラムの機材、ギターアンプ、諸々の準備が追加された。朝からとんでもない機材の量になった。だが、それも破壊の為。新たな未来への創造だ。全く苦ではない。
出店ブースには山賊ふみまろ斉藤モトイさんに盛り上げて頂き、五十嵐さん、マザー・テラサワさんにもご入厚いただき、お話させていただき、とても感慨深い一時だった。皆さん本当にお話すると気さくな方で、やはり杉ちゃんのお人柄が伺えた。そして、暑さもあってか、みんな風呂になり、更には全員が#だじゅん になっていった。
カラオケ大会では、やけにクネクネしたカラオケおじさん『妻田の親父』、情報誌タウンニュースを見てやって来た『三田の親父』(ジイサンに見えたが)が出現……厚木に隠されていた切り札が投入され、ここまで風呂だったのか厚木……という風呂を見せつけられた。彼等もやはり#だじゅん だった。

そんなカオスなイキフンは天気にも影響し、途中からはゲリラ豪雨と雷が鳴り響く展開に……それでもステージはなんとか続けられた。どんどん#だじゅん になっていった。
#だじゅんのライブはファンの子も来てくれて楽しかった!良かった!優しかった!これぞ風呂!これぞ#だじゅん!のイキフンだったのだが、
俺の本番はここからだった。
俺が『X河本』と命をかけてやってるロックバンド(現地に居た人だけ公表)でのクロージングアクトとして出演。今回の風呂騒動を終わらせる。♯だじゅんフェス、そして#だじゅん そのものを終わらせて、概念にする。
胸につっかえている感情、怒りやもどかしさ、音楽への初期衝動を全て表現した。(いつも通りだが)ロックバンドはそういうものだし、俺の元々のルーツはそれが全てだ。とにかく自分達の全てを3曲にぶち込んだ。
観た人の感想は分からないが、まぁ、大体眼を見れば分かる。何度も全国ツアーをして、色んなファッションパンクを蹴散らしてきた二人のパフォーマンスは準備1週間だろうと問題はないり
山賊ふみまろが、ずっとステージ袖から観てくれて、ガチトーンで『やべーっすね!! こっちの方が最高っす!』と眼を輝かせてたのが印象的だった。
今までのリミットオブライフの歴史を全部背負ったし、覚悟を決めた2人のライブだった。

パフォーマンスの反応として、アンコールも貰ったので、杉ちゃんとの思い出の曲『ラストナイト。』(本家は『。』が着く)を演奏した。本家はこっちだったんだ。黙っててごめんな。それでも杉ちゃんに聴いて貰いたかったんだよラストナイト。を。それを察したのか、杉ちゃんはラストナイト。を歌っている俺を動画撮影してくれた。そんな杉ちゃんと向き合った時に、『あ、#だじゅん は破壊した。概念になった。』って実感した。思い返せば昨年10月の本厚木の路上で出会った時からラストナイト。を僕は歌ってた。それを気に入ってくれた杉ちゃんはハイボール飲みながら聴いてた。全てのはじまりはそこからだった。時間があの日に戻ったような感覚だった。
演奏を終えた俺とX河本に『名曲だよ』と言ってくれたのが、嬉しかったし、今回#だじゅんフェスをやって良かった……と思った1番の瞬間だった。
#だじゅん そして風呂騒動は俺とX河本によって公開処刑され破壊された。
後から来た友人曰く、俺らの演奏は厚木市中町に爆撃のような轟音が響き渡っていたそうだ…
が、クレームは一切無し。さすが風呂。
そしてついに厚木市も#だじゅん になった。

そして概念へ
#だじゅん は2023年4月1日大和シリウスのワンマンコンサートの成功を目指すために立ち上がったプロジェクトだ。僕のものでもなく、風呂(平塚)のものでもなくワンマンを成功するためには……をリミットオブライフで計画し、行動されたもの。もはや#だじゅんは4月1日で終わっていた。という結果論。こうなってくるとその先には皆が#だじゅん という概念になる。
8・13風呂騒動そして、8月26日#だじゅんフェス でそれが明らかになった。
#だじゅん は概念へ……ここからはじまる。。。!また新たな歴史を皆で作っていきましょう。
はやしだは1度決めたことを覆したり途中で逃げたりするが大嫌いなので、これからも路上やアコースティックライブを続けて、12月17日大和シリウスのワンマンコンサートは必ず成功させます。#だじゅん の活動で出会った人達を失望させたりはしません。
これからも宜しくお願いしマス。

風呂(平塚)は1度寝かせます。
風呂の救済も#だじゅん ですからねぇ
時期が来ればまたやるでしょう。よ! 
      
はやしだ

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