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はやしだ路上音楽日記 ②実録「#だじゅんフェス」への道(#だじゅん・はやしだ)『暇』2023年7月号

■#だじゅんフェス 厚木の扉から

厚木のエモの化身はやしだです。4月1日大和シリウスでの1stワンマンコンサート大成功!あざっした!!と、余韻に浸ってる間もなく、「厚木で♯だじゅんフェスをやろう!」という話が立ち上がったのは、ワンマンの打ち上げを兼ねて行った4月8日のリミットオブライフのミーティング(#だじゅんフェスだじゅんが所属してる地元の音楽チーム)inベローチェ厚木中町店だった。

12月17日大和シリウスでのワンマンコンサートが決まっているのだけど、『冬まで時間もあるし、その前に1発厚木をやるか!?』という、いつもの通りノープランで決まった案件笑 日付は8/26!今年も8/5に鮎祭りへの出演が決まっているし、そこでも大々的に宣伝して行こう!というざっくり流れでした笑 厚木市の公園を利用するには厚木市民が手続きすることが必要なので、リミットオブライフの校長(森の里)が、厚木市公園緑地課に連絡し、『厚木サンパーク(厚木バスセンター上)』を使いたい旨を連絡しました。
かつて、いきものがかりが何千人も集めたという50m×50mくらいの膨大な面積の公園(空き地?笑)を仮押さえできました。イベントのイキフンとしては、焼津の仲間がやっているマルシェを参考にして、僕らもキッチンカーやワークショップを集めたフェスを!という考えで動き始めました。が、まず『食品の取り扱いNG』『衛生管理者等々が……』という障壁。書類上でいろいろ公園緑地課に突かれ、却下。まぁ夏場だし、初開催だし、なんとなく予想はしてたのでしゃーない。更には『ただ公園緑地課は場所貸すことを許可するだけです。金銭の発生はダメね』という、縦割りな対応により、金銭のやり取りもNG。CDや物販の販売を予定していた僕らとしては、流石にこれには、マヂかーーーーー!!?!!と悲鳴をあげました。
※厚木市が後援事業として入れば大丈夫らしいです。お役所ノリっすね笑
かくして記念すべき 8・26 第1回♯だじゅんフェスは、
・飲食出店無し
・非営利による開催
という……もはや縛りゲームか?くらいの条件で開催する事になりました。まぁ、はやしだは多少の困難がある方が燃えるんすけどね笑 地元厚木でも大きなイベントをやって♯だじゅんを広めたい!夏の日の2023が始まりました。

■#だじゅんフェス 厚木の地図

こうして始まった第一回♯だじゅんフェスへの道のり。規制と既成で雁字搦めな条件。
しかし、せっかくやるなら良いものをやろう!と、いろいろ考えた結果、もちろん杉ちゃんにお願いしてフリーマガジン『暇』の出展!アート展示、無料体験、そして音楽仲間の出演。『音楽とアートと厚木を繋げる』をコンセプトに開催しよう!という軸になった。
役所管理の公園利用なので、場所の経費は抑えは出来るが、音響や、テントの準備、ある程度の出展者用のテーブルの準備など……細かい出費は色々発生するので、クラウドファンディングをかけて支援を投げかけた。音楽仲間や出展者が支援してくれて、どうにか達成できそうなイキフン。(6月頭現在94%達成)
音響に関しては地元の野外イベンターA.I.Mさんが手伝ってくれる事になったし、市役所の友達も、仕事関係無しに個人的に出展の手伝い来てくれる。正にマイルドヤンキーの心。協力してくれるみなさんには本当に感謝です。♯だじゅんフェスは、地域や世代、ジャンルを問わないアーティスト、とにかくいろいろな人が交わるフェスにしたい。地域性が強いミュージシャンである僕ららしいイベントにしたい。アミューあつぎで開催されている展示会に顔を出してみたり、ポスティングしたり(厚木市内に1万枚!!!)、ジモティーの掲示板にも掲載した。出展希望者や、協賛希望の企業も現れてきた。一方的でも良いから、こっちからとにかく打てば誰かには響く!それが厚木!

■#だじゅんフェス 路上のルール

路上ライブの活動も変わりなくやっている。しかし、なかなか本厚木では固定のファンが作れていない。大和では増えてきている。この差はなんなのか……考えた末にやっている場所が悪いのでは?と考えて、本厚木駅北口から南口に場所を変えるという選択をしてみた。南口にはゆっくり聴くための椅子がある。北口には、無い。笑
南口だと土日は立ち止まる人だけは多く、エモい曲を感情こめて歌ってたら、『心に響いたよ……』と、目をうるうるさせたお姉様から投げ銭もらえた時は感動したなぁ。そういう声だけでも路上ライブはやりがいを感じる。場所を南口にしてから、地元の方とのやり取りも徐々に増えてきた。パッと見は人が少ない南口だけど、北口のように人が多過ぎるのも良くないみたいだ。『人がいすぎると、文脈が混乱する』by杉ちゃん
しかし、平日は平日で北口も南口と同じで通行人は全員素通りなので、平日の本厚木駅前は、厚木市民は通行していないのでは?という疑念が湧くくらいだ。
平日は死んだ目をして通行している人がとにかく多い。小田急と神奈中の連絡通路という事もあるし、歴史の深い部分に関係している可能もある。その辺は厚木マスターの杉ちゃんと話し合いをしつつ改善していかなければならない。
平日の死んだ目からの卒業!

■#だじゅんフェス 厚木が厚木であるために

♯だじゅんは地元厚木で路上をやり出してから1年経った。この期間だけでも、路上で出会った杉ちゃんとのご縁も然り、たくさんの皆さんに暖かさを感じる。杉ちゃんのご友人の写真家さん(編集部註:斉藤モトイ氏)にも出展お願いできたり、マザー・テラサワさんにもご出演お願いできたり……本当に感謝している。『マイルドヤンキーは義理人情だな!』なんて杉ちゃんとよく話してる。正にそれだ。♯だじゅんフェスは非営利なフェスなのにも関わらず、これだけの人に応援してもらえてる。義理人情でしかない。それもこれも、厚木という地を選んで活動始めたからこそ味わえる趣き。やはり厚木はエモい。

8月26日厚木バスセンター上!!
マイルドヤンキー決起集会!!
皆さんの『入厚』お待ちしています!!!!!!

と、これを書き進めている最中にも、アミューあつぎ504号室を屋内エリアとして利用する事が決まりました。(破格で借りることが出来る噂のあそこです笑)
♯だじゅんフェス 夏の日の2023!続報待たれよ!                  
はやしだ

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