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2020年ライブ参戦ドキュメント Vol.4 -QUEEN+ADAM LAMBART @ 京セラドーム大阪-

2020年ライブ参戦ドキュメント 第4弾!

先日のアルコサイトでも話したように、2020年1月に参戦したライブは、ライブとして使われる主な規模を全て巡るような、そんな不思議なことをしていた1か月でした。そんな今日は、ドーム編。

人生で初めて、海外のアーティストのライブを観ました。QUEEN + ADAM LAMBART、言わずと知れた伝説のロックバンド・クイーンと世界的なボーカリスト・アダム・ランバートによるロックバンドです。

この日のライブの感想や思うことは、これから書くとしましょう。

この日のライブを、振り返ってみます。

(以下、インスタの投稿と同じ)

QUEEN + ADAM LAMBART THE RHAPSODY TOUR
2020.01.28 京セラドーム大阪

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昨日のこと、初めてクイーンを観た。
あれこれと、今日に至るまでのことは前に書いたつもりだから省くけど、昨日の一夜がどれだけ楽しみなことだったのかは言うまでもない。

強いて言うなら、物販列の長さは異常だった。にも関わらず、そこそこ動線は早かったのは、スタッフさんの仕事の良さだろう。毎度お世話になります。
パンフ、Tシャツ、タオル。必要なものは全て買え、いざライブへ。三塁側の24列目は、なかなか上の方だが、目の前が出入口となっているから、遮るものがそんななく、全編座りでゆっくり楽しめました。(実は、昨日高熱でふらつく中でのライブ参戦でした。今は全快となりました。失礼しました)
定刻を迎える数分前に、一部電灯が消灯。手拍子が巻き起こり、ライブの幕は開いたのだった。

開演 19:08 終演 21:23

約2時間半、計32曲。
言うまでもないことだが…
クイーンは実在した。

伝説のバンド、とかいう枕詞があるから、どこか幻の人たちなんだろなとか、どうなんやらな、とかどこか開演前思っていた。京セラドーム3万人くらいいるけど、本当にあるのか、なんて。

2時間半経って、確かなこととしてわかった。クイーンは実在する。その瞬間、圧倒的なロックを提げ、フロアを熱気の渦にぶち込ませた。

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この日のライブで驚いたことがあった。
それは、アダム・ランバードの声質だ。2009年以降、クイーンの新たなボーカリストとして迎えられた彼だが、声のレンジの広さは常人を超えている。そして、どこかフレディ・マーキュリーを彷彿させる様な力強さを兼ねている。

こりゃ、ブライアン・メイが「彼に歌えない曲などない」と言わせるほどの実力があるわけだ。そんな彼自身の声、特にロングトーンが1番顕著に現れていたのではと思う。声質的に、ハスキーな面が強い一方、繊細さを持ち合わせている、稀に見るボーカリストだなと思うわけだ。クイーンの楽曲って、ロックな面が強い一方で、メロディアスなところが大きな特徴として存在する。それは、わかりやすく言えば、力強さだけ持っていても、曲を存分にパフォーマンスすることはできないし、繊細さを持っていても、十分に魅せきれないわけだ。アダムは、両方とも持ち合わせてるから、どんな曲でも歌える、というわけだった。

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もちろん、オリジナルメンバーの凄さは言うまでもない。
ブライアンのギターって、コインをピックの代わりに使うことで有名だが、音を特徴だてるのは、そのビブラートやチョーキングの技術にある。わかりやすく言えば、ギターの高音の伸びの話だ。そこの音が圧倒的にクイーンの音として看板となっているわけだ。加えて、CDと大差ないほど、音がいいってことがまたすごいことで、楽器が全然違うのに同じ音を出していると言うのは、腕の良さだと言うまでもない。そこにブライアンの凄さを思う。

ロジャー・テイラーのドラムの凄さも言うまでもない。何より、分厚いのだ。ドラムって全体的に抑えたり激しくすることで、曲の雰囲気を左右させるわけだが、バラードにしてもアップテンポにしても、厚さが際立っている。にも関わらず、曲が曲として成り立つのは、クイーンにしか持ち得ないバンドマジックそのものだろう。

2時間半観てわかったのは、クイーンがなぜ凄いのか、伝説なのか、など。。。数えきれないほどのことだった。遭遇できてよかった。
どうかまた、来日公演やりますように。
そんなことを願いながら。

今、振り返って思うこと

今になって思えば、これが今のところ行けた最後のドーム規模のライブになるなんて、当時は1ミリも考えちゃいなかったな。予定だったら、昨年の9月に東京ドームでやるはずだったSEKAI NO OWARIのライブに行っていたから、京セラドームもまた行けるな、みたいな気分だった。今にして思えば、あの日の4万人弱集まる景色は、その年の最大規模だったのかもしれないな...

というか、昨年のあの時点でよくクイーンが来日してライブが出来たな、なんて思う。クイーンとアダム・ランバードのライブは、確かオーストラリアでの公演を最後に大規模なものはやっていないような気がする。あの「ライブ・エイド」の完全再現ライブがそれだったんじゃないかな?

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ちょうど、投稿したこの日で1年経ったわけだけど、今振り返ってみても、この日にクイーンを目撃できたということは、とても誇らしいことだったな、と感じるのです。というのも、私が音楽にハマったきっかけは、小学生の時に聴いた小田和正やORANGE RANGEが根本にあるんだけど、実はそれ以前からも色々と触れていて。幼稚園の時に印象的だった曲、記憶に残っている曲って、実は洋楽が多くて。CMで流れていたエリック・クラプトンの「いとしのレイラ」や当時ドラマで使われていたクイーンの「I Was Born To Love You」とか。つまり、私の根っこにはクイーンがいたのよね。

この「I Was Born To Love You」も、ライブの後半戦でやってくれて。なんか、感極まるシーンでした。どうやら、この曲は日本でしかやらないらしくて。貴重な機会だったなぁ...

思えば、洋楽系のアーティストのライブを観るのが初めてだったから、MCの話も英語の少ししかわからなかったけど、その分曲を身体ごと感じることができたし、何よりもライブの本質みたいなものを強く感じることができたかもしれないな。

そのことをより強く思ったのは、その日の席の周りにいた人たちが座ってみていたということが大きな要因かな。今だから言えることなんだけど、その日少し体調が芳しくなくて、いつものように立ってみるには少し気が引けていた1日でした。それが関係したわけじゃないけど、私がいたブロックは、ステージの真横に近いところだったから、座ってじっくり観る人が多かった気がします。それがなんか、私にとってはよかったのかも。

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この日のライブって、映画「ボヘミアン・ラプソディー」を観て、クイーンに興味を持った人もきっと多かったはず。ライブ中にも、フレディ・マーキュリーに関する演出も多かったし、何よりもクイーンというバンドが、音楽が現役で今も鳴らされているという証明が、この日のライブにはあったんじゃないかな、と思っていて。

映画を観ていた人なら、序盤の「Hammer to Fall」を聴いたら、なんか震えるものがあったんじゃないかな? そこから、聴いたことあるような曲も、沢山あったりね。「Killer Queen」とか「Don't Stop Me Now」とか。

日本だからこその縁がある「Teo Toriatte (Let Us Cling Together)」なんかも、この日のハイライトだった気がするし、後半の「The Show Must Go On」からの3曲も大きなシーンだった。「Radio Ga Ga」で手拍子が鳴る景色も、「Bohemian Rhapsody」は生で歴史を観るような迫力があった。

そんなことを1年経った今日振り返っていると、特別な日だったんだなぁ、と感じるばかりなのです。2020年に、ドームに行けたことが、クイーンを観れたことが、私にとっては特別なことだったのです。

*ちなみに、インスタの投稿では、この日のライブ映像の模様も少し載せてます。URLから覗いてみてください!!

この日のライブのセットリスト

QUEEN + ADAM LAMBART
THE RHAPSODY TOUR
2020.01.28 京セラドーム大阪

01, Now I’m Here
02, Seven Sea of Rhye
03, Keep Yourself Alive
04, Hammer to Fall
05, Killer Queen
06, Don’t Stop Me Now
07, Somebody to Love
08, In the Lap of the Gods... Revisited
09, I’m in Love With My Car (Vo:Roger)
10, Bicycle Race
11, Another One Bites the Dust (Vo:Brian)
12, I Want It All (Vo:Brian, Freddie)
13, Teo Torriatte (Let Us Cling Together)
14, Love of My Life
15, ‘39 (Vo:Brian)
16, Doing All Right
17, Crazy Little Thing Called Love
18, Under Pressure
19, Dragon Attack
20, I Was Born To Love You
21, I Want To Break Free
22, You Take My Breath Away (Intro.)
23, Who Wants To Live Forever
24, Guitar Solo (Bryan May)
25, Tie Your Mother Down
26, The Show Must Go On
27, Radio Ga Ga
28, Bohemian Rhapsody

《アンコール》
29, Freddie Ay-Oh
30, We Will Rock You
31, We Are The Champions

Ending SE, God Save The Queen

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