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#68 ランキングが好きじゃない

皆さんは、ねとらぼ調査隊と言うものを知っていますか?毎日様々なランキングを発表しているサイトです。ちょっと前までは、まとめサイトを見る感覚でよく見ていたんですけど最近はなんかちょっとなぁ…って思うところがあり積極的には見なくなりました。メディアの煽り方も苦手なポイントではあることは確かなのですが、そもそもランキングに対して最近苦手になってきたので、ちょっとそのことを書こうかなぁと思います。

ランキングの効果

ランキングが嫌い!って一方的に言うのも変だし、ランキングというシステムに対して何も恩恵を受け取ってはいないのか、と言われるとそうではないのでちょっとランキングのメリットをさらっと書いておきます。
まぁ一番は比較をすることができるという点。残念ながら(?)今は競争社会なので様々な物を比較して、その中で自分の中でよいものを選択して行動をしなければなりません。そこで、比較材料で助けになるのがランキングです。一般論として比較してくれるので「みんな買ってるんだ!」って安心したら自分も買おうかなって思うじゃないですか。そういう効果があります。

けど苦手なんだよな

けど、ランキングという集合知を使うことにはちょこっと注意がいります。それは、自分が好きなものが否定されかねないということです。私が好きなもの、ということを否定する材料としてたまに統計等の科学的なことが言われますがそれは違うだろと。例えば、きのこの山とたけのこの里の論争が日々行われていますが「販売数で比較するとたけのこが売れてるんだから、たけのこはすごい!」って言っている人を見るとなんなんだろう…ってずっともやもやするのです。

あと、メディアの煽り方が最近になってちょっとむかつくようになりました。ネットのサイトの表題であるあるなのですが、「3位は〇〇、注目の2位は?」みたいにちょっと情報を出して気にならせて、めっちゃ視聴者の感情を煽ってくるのが巧みなのにはちょっと面白いけどちょっと不快になってきました。個人の感情ですけど。

なんでもかんでもやればいいってもんじゃない

なんでもかんでもランキング化!っていうことに関して、ちょっと炎上した問題を挙げておきます。アイドルマスター関連の投票をしたときのことです。(当該記事は以下)

こいつの問題点は、「アイマス総選挙という公式イベントに対して、非公式でやることの意義」とかいろいろあったわけですが、私が重要であると考えることとして、ランキングに向ているコンテンツではないと言うことです。

アイドルって、その名の通り「偶像」であるわけですけどその崇拝する偶像と言うのは様々です。キリストなのかブッダなのかそれまた別のものを信じるのか、というのは人によって違います。この例で考えると、宗教を変にランキング付けするということですから違和感が分かると思います。自分が信じているものを4位とか言われてどんな気分がするかってことです。

例え投票をしたとしても、果たして1人1票でいいのかというのがアイドル業界全体であると思います。アイドルの選挙は一般的に1人1票ではなく、とあるものを買ったりゲーム内でイベントをこなすことで投票権を手に入れられる、のように主に資本力によって左右されます。例えるとするならば、株が多ければ多いほど声が通りやすくなる株主総会みたいなものでしょうか。

アイドルと言うのはいわゆる「推し」コンテンツであるので、推した数だけ反映されてしかるべきだと思うのです。だから、その推したい度がありすぎる人はそういう非公式の投票に対しては必ず不正投票が行われるし、正直言って投票自体に意味がなくなります。しかも、平等な選挙であれば一般的に見てどうなのか、という現実を見せつけられるのでまぁ気分は良くないです。また、自分がどんだけ推してても自分は1票しか投じることができないことを自覚すると、すごくモチベが下がりますからね。

一般論は時に傷つける

あなたが一番好きなことって何でしょうか。その趣味にはとても強い思い入れがあったり、自分なりに愛着のあることだと思います。しかし、それを他人から否定される、ましてや「一般的にはそれは受け入れられない」と言われてしまうとめちゃくちゃ萎えてしまうものです。そして、それを頑張って広めようとしても、ランキングの投票で1人1票とかにしてしまうと自分に限界を感じてしまってもっと萎えます。そんな感じで、一般の集合知としてのランキングはなんでもかんでもするべきではないと思います。比較されることなく、自分の好きなことを貫いていくってことは大切だと思うのです。

今日はここまで。また明日。