ネガティブなフィードバックは要注意
言葉の定義だったり、ちょっとしたスタンスの違いがあるだけで、結局は同じようなことを主張している人たち同士が激しく衝突しているのを見ると、平和を願わずにはいられません。
趣味の世界だと特にこだわりが強い方が多いので、ちょっとした解釈の違いや勘違いが原因でついつい強めの言葉になってしまったりします。
得意分野が一人ひとり違っていて、自分の詳しい部分に引き込んで論じがちということもあります。一方からすると上から目線で論じられているような気がしたりして、今度は自分の方が詳しい分野からの反論をしたりして、なかなか良い方向に議論が進みません。
実際に会ってきちんと話し合えば両方の長所が融合して新しい何かが生まれるんじゃないかとも思うのですが、文字によるコミュニケーションではなかなかそういう方向にはなりにくいような気がします。特に最初がネガティブなフィードバックからスタートしていると。
私のブログ記事なんかでも時々批判の対象になったり揶揄されたりすることがあります。時には「○○だから全然違う!」なんて感じに批判されます。「そうだったかな?」と自分で読み返してみると、1行目から「〇〇なわけなのですが、これこれこういう観点から考えてみましょう」という感じの内容になっていたりするんです。おそらく、表題だけしか見ていなくて、反射的に書いてしまったのかもしれません。あるいは私の書き方が回りくどくて真意が伝わっていないのかもしれません。
その記事がどのような対象向けに書いたのかが勘違いされていて、そもそも噛み合っていないようなこともあります。(それは、対象を明確にしていない私が悪いのですが)
例えるなら、幼児向けの説明をしているのに、大学生に教えている時のような観点でのダメ出しがされてしまう感じです。
このようなことがあると、ついつい攻撃的に反論したくなってしまう気持ちもわかります。しかし、私はオンラインでの印象よりも、直接お会いしたときの印象の方がずっと良い人が多いと感じています。それを考えると、本当は良い人なのかもしれない人に攻撃的に接してしまうのは気が引けてしまうのです。
文字だけでコミュニケーションをとるというのはなかなか難しいものですね。知り合い同士はおろか、家族や友人であっても真意が伝わらないことは日常茶飯事です。
特にネガティブなフィードバックは不要な争いを生むこともあります。過剰にポジティブなフィードバックばかりの世界も考えものですが、ネガティブな事柄に触れなくてはいけないときは特に気を遣っていきたいものです。
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