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【vivo】最強のカメラスマホ、vivo X100 Proをレビュー

 中国版vivo X100 Proを購入したのでレビューしていきたいと思います。
 最近レビューしか書いてないですが許してくださいお願いします()

デザイン

 購入したのは辰夜黑の12+256GBモデルです。化粧箱からものすごくカッコよくて高級感があります。デザインがカメラのデザインと同じになっていたり、ZEISS(ツァイス)のメタリックブルーのロゴがものすごくカッコいいです。質感もとても良く、スマホの化粧箱とは思えません。

 ただ、一つ悲しいのは機種名のところが普通の黒になっているところです。vivo X90 Proでは金色でさらに高級があったので少し悲しいです。金色の文字はPro+(Ultra?)の最上位モデル専用になったのかな?

 では肝心のの本体のデザインを見ていきましょう。

 最初に目が行くのはこの圧倒的存在感を放つカメラです。15mm/23mm/100mmのレンズを搭載しています。(カメラの詳細は後程説明します)

ZEISSのロゴとT*(ティースター)コーティングのロゴがものすごくカッコいいです。

 カメラを囲う銀色の部分には「VARIO-APO-SONNOAR PRO 1.75-2.5/15-100 ASPH.」と書いてありまた一層カッコよさを引き立てています。

カメラの下には「Xtreame Imagination vivo | ZEISS Co-engineered」と書かれています。

 カメラバンプは1円玉3枚くらいとかなり分厚いです。すごい。

 上部にはIRブラスターがあります。「PROFESSIONAL PHOTOGRAPHY」と書いてあります。カッコいい。

 右側面は音量と電源ボタンのみ。シンプル。

 左側面は何もありません。さらにシンプル。

 下部にはスピーカー、とUSB Type-Cの充電ポート、マイク、SIMカードスロットがあります。

重量は225gとなっていてかなり重いです。

ディスプレイ

すいちゃんは〜?今日もかわいい〜!

 ディスプレイにはAMOLED、6.78インチ、2800×1260、120Hzのエッジディスプレイを搭載しています。最大輝度は3000nitとなっており屋外でも見やすいです。

指紋認証

 指紋認証は光学式です。vivo X90 Pro+と違って超音波式ではないので速度は少し遅いです。

 光学式のため、認証する際はめっちゃ明るく光ります。暗い部屋でやると目が死にます。

音質

 スピーカーの音質はかなり悪いです。低音が弱く、高音もあまりなっていなくて微妙です。すべて音の大きさで解決してるような感じです。

パフォーマンス

 SoCにはDimensity 9300を搭載しています。世界初のオールビッグコア構成となっていてめっちゃ高性能です。コアの構成は4×Cortex-X4 3.25GHz + 4×Cortex-A720 2.0GHzのオクタコアとなっています。

 GPUにはArm Immortalis-G720 MC12を搭載しています。とても高性能です。

 メモリはLPDDR5Xの12GBを搭載しています。16+1024GBモデルではLPDDR5Tとなっていて、さらに高性能です。Antutuのスコアでは20万点近く差があります。

 ストレージはUFS4.0の256GBを搭載しています。

ベンチマーク

 ベンチマークのスコアは以下の通りです。

 性能は最新の最強SoCを搭載していることもあって、圧倒的です。 

 Antutuでは驚異の200万点を突破しています。すごい性能です。RAMがLPDDR5Tの16+1024GBモデルでは225万点くらい行くのでさらにやばいです。

 Geekbenchも圧倒的です。もう言うことない。

 3DMark Wild Life Extreme Stress Testでは最高4757、最低3275、安定度68.8%とパフォーマンスは圧倒的ですが、安定性が少し微妙です。vivo X90 Pro+では8900mm²のベイパーチャンバーを搭載していたのですが、vivo X100 Proでは4000mm²ほどに小さくなっているのが影響しているのでしょうか?

原神

 原神は快適に動作します。最高画質でも60FPS安定して出すことが可能です。

 フレーム補間を使えば120FPSで遊ぶことが可能なのでさらに快適です。


プロセカ

 プロセカも快適に動作します。遅延は一切なく、無反応やノーツ抜けなどはありません。ただ、カメラバンプがありすぎるせいで下に何か引かないとガタガタします。


カメラ性能

カメラスペックは以下の通り
超広角:S5KJN1 50MP 1/2.76インチ 15mm f/2.0 ZEISS T*
広角:IMX989 50MP 1/0.98インチ 23mm f/1.75 ZEISS T*
望遠:OV64B(クロップ) 50MP 1/2.5インチ 100mm f/2.5 ZEISS APO
ISP:vivo V3

超広角,広角レンズにはクリアな描写を可能にするZEISSのT*コーティングを搭載。望遠レンズにはより鮮明に映し、色が鮮やかな描写を可能にするZEISS APOレンズを搭載し、vivo X90 Pro+対比で96%も光の入る量が多くなっています。

 ビビット、質感、ZEISSナチュラルの3つ撮影モードが用意されており、ビビットでは中華スマホあるあるの彩度が高い写真、質感ではコントラストが高めの写真、ZEISSナチュラルではXperiaのような現実の色味に近い写真を撮ることが可能です。

 ISPにはvivo独自開発のvivo V3を搭載しています。6nmプロセスで製造されており、前世代のvivo V2と比べて電力効率が30%改善されています。

作例は以下の通り

2024年雪まつりのブルアカの雪像

 広角では、IMX989の大型なセンサーとvivo V3の画像処理性能のおかげでシャッターボタンを押すだけでこんなきれいな写真を撮ることができます。

 シャープネスが強めで、くっきりした写真を撮ることができます。細部までしっかり描画されているので見栄えがとても良いです。

 夜景の性能もかなり強く、4枚目の写真ではISO感度が12177と信じられないほど高いのにノイズが少なく、きれいな写真を撮ることができます。

 5枚目の写真は手持ちで撮影したのですがすごくないですかこれ!?手持ちとは思えないほどきれいに光跡が写ってるんですよ!強力な手振れ補正のおかげでこんなのも撮れるんです!

 vivo V3の画像処理能力、恐るべし…!

大通公園のStarlink搭載自動販売機

超広角では迫力のある写真を撮ることが可能です。センサーサイズが1/2.76インチとかなり小さめですがvivo V3の画像処理能力でノイズが少なめで撮影することができます。

 望遠では味のあるきれいな写真を撮ることが可能です。接写してもぼやけることはなく、くっきり撮ることができます。

 長時間露光で光跡を残した写真を撮ることも可能です。

 ZEISS APOレンズのおかげで夜景でもノイズが少なめで撮ることができ、とても使いやすいレンズとなっています。

 スーパームーンモードを使えばこのような月を撮影することができます。

 ですがこれは合成で本当にこんな写りをしているわけではありません。

 合成が無いプロモードでもこれくらい撮れるので、合成なんてセコイことはせず普通にやってほしいです。

バッテリー

 バッテリーは5400mAhの大容量なバッテリーを搭載しています。さらに、専用の充電器を使えば100wの急速充電にも対応しています。

 専用の充電器じゃなくても、PD対応の充電器を使えば30~40w程度で充電することができます。ただ、相性が結構あるらしく、Ankerの735 Chargerや733 Power Bankでは30~40wで充電できるのですが、AnkerのNano II 65wでは15~20w程度でしか充電ができません。素直に専用の充電器を使いましょう。

 バッテリー持ちはかなり良いです。ゲームや写真、ネットサーフィンなどで1日中フルで使っていたのですが、100%の状態で大体8時くらいに使い始めて、24時くらいに切れました。

 めちゃくちゃハードに使ったのにここまで持つの凄い。

クセのあるOrigin OS

 OSはOrigin OS 4を搭載しています。デザインがかなり良く、AOSPと全く違ってとても使いやすいです。

 ただ、かなりクセがあり、具体的には以下の通りです。
・Google Playストアが入っていない
・アプリの通知が来ない
・中華フォント
・Android Auto、ロケーション履歴などが使えない
・翻訳が変
などの問題があります。

・Google Playストアが入っていない

 グローバル版では標準で搭載しているのですが、今回筆者が購入したのは中国版のため、標準では入っていません。なので別途入れる必要があります。

 Playストアを入れる方法は以下の通りです
V-AppstoreでGboardなどGoogle関係のアプリをインストールする。

インストールしたアプリを開くと「Google Play開発サービスを~」という通知が来るので、チェックを入れてインストールする

導入完了

初めての人でも簡単にすることができると思います。
HUAWEIのようなめちゃくちゃだるくて難しい作業じゃないのが幸いです。

・アプリの通知が来ない

 グローバル版では通知が来るのですが中国版ではバッテリーの制限がかなり厳しいため、まったく来ません。

 これでは彼女から来たLINEにすぐ返信することができず、浮気を疑われて振られてしまいます。

 まず僕彼女いないんだった。自分で書いててなんだ難だけど悲しくなってきた。

 気を取り直して、アプリの通知が来るようにする方法をお伝えします。
設定でアプリ、アプリマネージャーの順にタップ

通知を来させたいアプリをタップして、スマートサイレンスをオフ

設定でバッテリー、バックグラウンドでのバッテリー消費量の管理の順にタップ

通知を来させたいアプリをタップして、バックグラウンドでの大量の電力消費を許可するにチェックを入れる

こうすることで来ると思います。

・中華フォント

これは設定からディスプレイと明るさ、フォントスタイルでvivo Sansから経典字体にすれば大丈夫です。

・Android Auto、ロケーション履歴などが使えない

 僕が調べた感じ、対処法が無いのであきらめてください。もしかしたら対処法があるかも?

・翻訳が変

 これも対処法が無いのであきらめてください。使用に支障があるほどの誤翻訳ではないので安心してください。面白いのが多いのでかわいがってあげてください。

例えばこれ

 データをインポートするところでAppleのことを「りんご」と訳しています。ね?面白いでしょ?

 ちなみに今までの問題点はグローバルにはありません。

 じゃあグローバル版を買えばいいじゃん?だって?

グローバル版は中国版と違ってOrigin OSじゃなくてFuntouch OSを搭載しているんですよ。同じメーカーでもOSが違えばUIも違う。ということでUIが全く違います。Origin OSの洗練された最高のデザインを使うことができません。

 なんでグローバル版と中国版でOSが違うの?だって?

 そんなの知らねぇよ

 個人的には中国版のほうが好きです。使ってて不満に思ったことほぼ無いし。

まとめ

・めっちゃカッコいいデザイン
・圧倒的パフォーマンス
・圧倒的カメラ性能
・バッテリー持ち化け物
・クセのあるOS

 vivo X100 Proはカメラがとても強く、ZEISS、1インチセンサー、強力な手振れ補正など、他のメーカーと比べてずば抜けた性能を持っており、とても魅力的です。

 中華スマホにありがちな、彩度高めの写りも、ZEISSナチュラルカラーを使用することで解決できます。

  パフォーマンスもずば抜けており、Dimensity 9300の性能の高さにより、激重な原神などのゲームも快適に動作し、vivo V3のフレーム補間により最高のゲーム体験をすることができます。

 vivo X100 Proは性能にもカメラにもこだわった最高の一品となっています。

 価格が4999元(約10.5万円)からとかなり手の出しやすい価格になっているのも魅力的です。日本からの入手にはハードルが高いですが、相応の価値を感じられる素晴らしい機種だと僕は思います。

スペック表






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