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依存体質とこころの穴を埋める解法

大前提として、
依存体質を抜けるには
「依存先を複数に散らしておく」のが
手っ取り早い解法とあります。

依存先が例えば恋人だけになってしまうと、
それを失ったときに空いた穴が大きく、
心が大きく沈んでしまいます。

しかし依存先を複数に散らしておけば、
ひとつ失っても他にも拠り所があるから、
空いた穴をすぐに補うことができます。

それを踏まえて、改めて
「依存先を複数に散らす」を究明します。


結論から言うと、
考えごとをしっかり分けることだと思います。

依存先がひとつだと、
そのことだけしか考えられなくなるから、
頭の中は常に「それ」が主体になってしまいます。

恋人、仕事、スポーツ。
この3つがあったとしても、
恋人が主体となってしまうと、
仕事、スポーツも「恋人のため」となり、
この場合依存先は3つにみえて、
実はごちゃまぜのひとつになってしまっています。

主体に飲み込まれているということは、
他人軸、つまり依存体質
になってしまっている証拠になります。

しかし依存先が複数あり、
かつ「今はこれをする時間」と
きっちり考えごとを分けることができていれば、

恋人、仕事、スポーツ、釣り、散歩。
これらは分離された5つとなって、
自分らしいじぶん、自分軸でいられます。

この棲み分けができていると、
ひとつの依存先に対して
深く考えなくてもいいようになり、
失ったときにある程度心が沈まずに済みます。

棲み分けができるようになる手っ取り早い方法は、
「ながらをしないこと」です。

音楽を聴きながら作業をせずに、
作業だけにする。
ベッドでスマホをいじらずに、
寝るだけにする。

とにかくアクションをひとつに絞る。
これが依存体質を抜け出す解法だと思います。


でもここでもうひとつ、依存先を複数に散らして
こころの穴を補うことができたとしても、
その空いた穴を埋めきることは絶対にできません。

つまり恋愛で空いたこころの穴は、
恋愛でしか埋めきることができません。

他の趣味や新しいことを始めたりと、
それは自分の成長になるかもしれないけど、
最終的には同じものでしか
けじめがつかないようになっています。

別れてから自分磨きをするという行為は、
どんな動機でどんな意思を持ったとしても、
結局は空いたこころを埋めきるための
行為に過ぎないんです。
(やらないよりは遥かに良いですけどね)

つらさとかの感情から逃げたり、
寂しさを埋めるための恋愛では、
いくら趣味や人で心を満たそうとしても、
いつかはじぶんと向き合わないと、
決してこころの闇から抜け出せません。

空いたこころの穴と真正面から向き合って、
じぶんにも相手にもありのままでいる。

そうしてはじめて、
空虚になったこころに
けじめをつけることができます。

その向き合いが、
こころの穴を埋める解法だと思います。


これは恋愛に限らず、
すべてのものごとに通ずると思います。

仕事での不甲斐なさは、仕事で巻き返す。
勉強での不甲斐なさは、勉強で巻き返す。
他の何かでこころを満たすことはできないんです。
だから向き合うしか救いはないんです。


自分と相手を信じ抜いて、
責任と覚悟を持って決着をつけましょう。

読んでくださり、ありがとうございました。

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