情報処理技術者試験の勉強法①
大学生の頃から約10年いろいろな資格試験受けてきた。
・eco検定(環境社会検定試験)
・ITパスポート
・基本情報処理技術者
・LPIC レベル1
・応用情報処理技術者
・セキュリティスペシャリスト(現 安全確保支援士)
・ネットワークスペシャリスト
・データベーススペシャリスト
・ITサービスマネージャ(×3)
・プロジェクトマネージャ(×2)
と合否区別しなければ、少なくとも1年に1回以上のペースで受験していることになる。そして、最初のeco検定を除けばすべてがIT系・システムエンジニア系の資格。
今回は、振り返りも含め、情報処理系の試験に対し自分がどんな勉強方法をとって臨んだのか、その勉強法の良かったところ・良くなかったところはなんなのかを残しておこうと思う。
タイトルに①とつけたが、続きを書くかは未定。
今回はIT初心者向け勉強方法にフォーカスし3つほど勉強方法を紹介する。
その1. 索引勉強法
まず、IT初心者、パソコンのことなんで全くわからない、自信がないという方におススメの方法。
そもそも初心者は参考書を読んでいても解説に載っている「単語」の意味がわからないことが多い。その「単語」の意味が曖昧で具体的にイメージがわかないということがネックとなり、なかなか勉強がすすまない、やる気がでない…ということにつながっていると思う(自分自身そうだった)。
「それならば、最初からわからない単語にフォーカスして勉強してしまおう!」という思いつきで始めたのがこの勉強方法。
参考書の最後の索引ページに載っている単語を頭から順に見ていき「意味がわかる、説明できる、何に関する単語なのかわかる」となれば飛ばし、「何これイミわかんない、何関係の単語?」となればGoogle氏やその参考書のページをみて調べる。
単語の説明の中で、さらにわからない単語が出たらそれも調べる、というようにやっていくと、単語と単語の関係性が徐々に見えてくるようになり、曖昧な理解だったものが具体的にイメージできるようになる。
特にIT系には「プロトコル」や「トランザクション」「サブネットマスク」といったカタカナ語、「SIEM」「PKI」「PMBOK」などアルファベットで略される言葉が頻発する。そういった覚えにくい単語同士を関連付けて覚えていけるのがこの勉強法の良い点だといえる。
また似た単語が”索引”であるが故並んで記載されているため、「似た単語がある」ということに最初から気づける点もメリット。
この勉強法の注意点は、調べてもわからない単語はさっさと飛ばすという点。
時間は有限なので、ある程度調べて分からなければ、何に関する単語なのかだけにとどめて先に行く。
意外と後々出てきた単語から意味がわかることもある。
デメリットは結構、時間がかかる勉強法であるということ。
また、試験によく出る単語、参考程度に覚えておけばよい単語と、レベルの違いがあるにもかかわらず、この勉強方法では見分けがつかず、効率的ではないという点もデメリットにあげられる。
少し効率的に行いたいのであれば、参照ページ数が多い単語から優先して調べていくというのがあるが、それでも効率的とは言いにくい勉強法である。
そのため、この勉強法は初心者で時間があり「単語の意味が全く分からない」人にこそおススメしたい。環境学科出身の自分のようにまったく畑違いの分野からシステムエンジニアになる就活生や、新人エンジニアは基礎力をつける意味でもやってみる価値はあると思う。
その2.図を書く
調べた・参考書を読んで理解した内容を整理して、図や表に表現する勉強法。樹形図にしたり、状態遷移図のように矢印で関係性を表現したり、ベン図にしたり。
インプットしたものを自分なりの形でアウトプットすると、より記憶への定着がより強固になると聞いたことがあったので今でも意識して行っている方法。
あえて"図"としたのはノートに文章だけ書いてもあとで見返したときに読み直さないといけないのが億劫という個人的思いから。
図で一見でパッと読み直せれば効率的だし面倒くさくないよねという点を意識している。
その3.パソコン自作
これは、資格試験の勉強法というにはあまりに特化しているものではあるけれど、IT初心者、特にインフラ系のエンジニア候補生や新人エンジニアにこそやってほしいこと。
ITパスポートで「CPU」「メモリ」「補助記憶装置」等々パソコンの各部位について勉強をするが、やはり実際自分で買って、さわって、組み立ててを行うと「重さ」「大きさ」が具体的になり理解が進む。そして出来上がったら自分のパソコンとして使えるので一石二鳥。
書店に自作PCの本も置いてあるし、パソコン買おうと思っている方がいれば、「自分で作ってみる」のもありなのでは?
おまけ おススメ参考書
最後におススメの参考書をご紹介。
参考書はわかりやすいもの。この目線にたてば、情報処理技術者試験の参考書で以下のシリーズの右に出るはないと思う。
自分が基本情報を受けたとき、大変お世話になった参考書で、現在はITパスポート~応用情報までをカバーしている。
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