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忍殺TRPGリプレイ小説【スルー・ザ・ファイア・アンド・フレイムス】前編

邦題:炎の中を突き進め(Through The Fire and Flames)

これは、公式のニンジャスレイヤーTRPGシナリオ「横浜御縄談合」を元にしたリプレイ小説です。割と自由に改変していますが、一応ネタバレにご注意下さい。前後編に分割します。

ニンジャ総合目次

挑むのは、チーム・ヒップのうちの二人です。インパーミアブル=サンはこないだソロで冒険したのでお休みです。壁超えが三人もいると簡単過ぎますが、アーソン=サンのように一人でやるのもあれですしこうしました。

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◆ハウスバーナー(種別:ニンジャ)
カラテ       8    体力       11
ニューロン     5    精神力       6+2
ワザマエ      5>6  脚力        4
ジツ        3    万札       35
DKK       0    名声        9

◇装備や特記事項
●連続攻撃2、近接攻撃ダイス&回避ダイス+1
☆カトン・ジツ
●サソリ・ファイティング・スタイル:連続攻撃2、近接攻撃ダメージ+1、
 射撃不可、連続側転難易度+2
●頑強なる肉体:体力+2
◆ナイフ2本(二刀流):強・防時のダイス-1、精密・フェイント時のダイス+1
◆サイバーサングラス:ワザマエ判定ダイス+2
◆TNスーツ:体力+1
◆ZBRアドレナリン注射器
○錠前破り
◇オイランマッサージ&風呂:1シナリオ間の精神力+2

能力値合計:24>25 回避ダイス:9 近接攻撃ダイス:9
前回の冒険の後、余暇2日を概念的に与えられました。カラテは充分ですのでワザマエを通常鍛錬してみましょう。1日目は[1][2]=失敗、2日目は[2][6]=成功。素のワザマエが6になり、サイバーサングラスで判定ダイスは8になりました。スリケン投擲や連続側転が多少楽になります。万札6を消費し、残りは29です。カタナ・オブ・グレイヘロンは事務所に飾っています。

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◆ポイズンバタフライ(種別:ニンジャ)
カラテ       6    体力        7
ニューロン     6    精神力       7+2
ワザマエ      8    脚力        5
ジツ        3    万札       71>61
DKK       0    名声        9

◇装備や特記事項
●連射2、疾駆
☆カナシバリ・ジツ
◉タツジン(イアイドー):近接武器装備時カラテダイス+1
 迎撃成功時に出目6が1個以上あれば迎撃ダメージが2となる
 強撃やフェイント選択時のペナルティなし、精密攻撃選択時もサツバツ発生
◆TNスーツ、Pメンポ、ブラッドカタナ
◆ウイルス入りフロッピー
◇カラテ鍛錬蓄積1
○言いくるめ
◇オイランマッサージ&風呂:1シナリオ間の精神力+2

能力値合計:23 回避ダイス:9
カラテやニューロンの壁を特訓で超えさせようと思ったのですが、仲間が別行動していますしオンセンは前回の終わりで入っているため後にしました。とりあえずブラッドカタナを活用するため「◎タツジン(イアイドー)」を学ぶことにします。万札5を支払って出目5が出れば習得でき、1回失敗すると次は出目4で成功です。1日目は出目2で失敗。2日目は出目4で成功。万札10を消費して「◎タツジン(イアイドー)」を習得しました。ジツ値が3あるため選択スキルは4つまでしか覚えられません。

ダンゴウ

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ある夜。余暇を終えたハウスバーナーとポイズンバタフライは、アジトでくつろいでいる。インパーミアブルは別件で仕事中だ。そこへ来客を告げるブザー。「あら、誰かしら」スズリがパタパタと玄関モニタに駆け寄り、スイッチを押して確認する。「ドーモ、どちら様ですか?」

映っているのは、クロスカタナ紋をネクタイに刺繍したクローンヤクザだ。『ドーモ。ソニックブーム=サンからのオリガミ・メールを預かって来ました』丁重にオジギし、オリガミを差し出す。IRC通知でよかりそうなものだが、それでは不都合な重要ミッションだろうか。二人は慌ててドアに走る。

「ドーモ、ご苦労さまです。確かに受け取りました」ハウスバーナーが代表で受け取り、オジギする。クローンヤクザとはいえソニックブームの代理人だ。シツレイがあってはならない。「準備が出来たら呼んで下さい。家紋タクシーが停めてあります」クローンヤクザは一礼し、去っていった。

「……じゃ、内容を確かめましょ」「ああ」二人がオリガミを開くと、上等な墨のにおいが漂った。

「第九埠頭に、ソウカイヤにアガリも納めねえままデカいツラしてる新興のギャングスタ・ヤクザクランがある。『新横浜御縄談合(ネオヨコハマ・ロープウェイ・クラン)』だ。そいつらを締め上げてソウカイヤの傘下に入れろ。俺様はオンセンに行く。以上 代筆:ハーフペーパー」

流麗な筆跡で物騒なミッションが記されている。特に秘匿任務でもないが、こういう通信もあるということだろう。「第三埠頭だったら馴染みがあるんだがな……」「インパーミアブル=サンにも連絡しましょ」

IRCで連絡すると、報告書の締め切りが近く不参加、と返事が帰ってきた。だがハッキングなどで予備調査はするし、何かあればバックアップはするという。たまにはこういうこともあろう。「ま、俺たちもだいぶ鍛えたしな。二人で充分だろ、たぶん」「ニンジャとかいたらスカウトしましょう」

これまではソニックブームやダイダロスが調べていたことも、自分たちで調べろということだろう。必要なことだ。

予備調査

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インパーミアブルがソウカイ・ネットで調べたところ、以下のような情報が手に入った。

新横浜御縄談合(ネオヨコハマ・ロープウェイ・クラン):ネオサイタマの第九埠頭を根拠地とする新興ヤクザクラン。屈強なスキンヘッドの黒人を中心に構成されており、数ヶ月前に解散した「横浜御縄談合」が、新たなオヤブン「ウェッソン」のもとに再結成されたものだ。構成員数は二桁程。暗黒メガコーポやザイバツとの結びつきは確認できない。
主なシノギは漁船海賊行為と合成麻薬メン・タイの取引。ジェットスキーを巧みに操り、棍棒などで漁船を襲撃しミカジメをとっている。彼らは極めて向こう見ずで、近頃NSPD(ネオサイタマ市警)にも目をつけられているようだ。海に面した廃倉庫を改装した複数のアジトを持ち、オヤブンはそのいくつかを巡回している。一つのアジトには十数人のギャングスタがいるが、武装レベルはさほど高くない。オヤブンのウェッソンは屈強な黒人「アドニス」をヨージンボにしているが、ニンジャがいるという噂はない。

「……ふむ、なるほどな」「モータルだけなら話は楽ね。『傘下に入れろ』っていうなら、頭を残しておかなくちゃ」「多少はやっちまった方が手っ取り早そうだがなあ」暴力だけでは難しそうなビズだ。幸いハウスバーナーもポイズンバタフライも、交渉力にはそこそこ自信がある。

要は力を見せつけ、恐怖を植え付け、利益をもって釣ればいい。あまり殺せばクラン構成員が減少し、ソウカイヤが吸い上げるアガリも減ってしまうだろう。「じゃ、行くか」「お気をつけて」スズリがスーツや靴を用意する。

二人のニンジャは装備を整えると、アジトを出て雑居ビルを降り、家紋タクシーに乗り込んだ。

第九埠頭

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家紋タクシーは夜の港湾地区を走り抜け、第九埠頭にたどり着いた。

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一帯は再開発によって見捨てられたエリアで、見渡す限り廃倉庫が並び、そこかしこで悲鳴や銃声や怒鳴り声が聞こえる。これらの多くはギャングやヤクザやハッカーカルトなどによって違法に占拠され、その活動拠点となっているのだ。家紋タクシーは、そのような廃倉庫の一つの前で停まった……。

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車を降りると、目の前には高いブロック塀で覆われた敷地がある。ブロック塀は重金属酸性雨を浴びてボロボロで、さらに「SLAM DUNK」「シゲキ」などの悪罵をきわめた蛍光スプレーのグラフィティまみれだ。道路と敷地の間に、門のようなものはない。二人のニンジャは敷地内に足を踏み入れた。

入ってすぐの場所は、ジャンクヤードだ。かつては駐車場だったと思しく、腐食したアスファルトは消えかけの白線で区切られ、カタカナが微かに読める。ジャンク山の向こうから煙があがっている。ギャングスタ・ヤクザたちがドラム缶で焚き火をしているようだ。イカやモチの焼ける臭いがする。

入って右には、ストリートバスケ用のコートがあり、数名が罵り合いながらバスケに興じている。入って左側には倉庫ビルが建っている。2階建てだが1階部分の天井が高く、建物全体としては一般的な集合住宅の数階建てに匹敵する。入口ではマシンガンを持った屈強なギャングスタが番をしている。

ジャンクヤード

「……さて、どうする」「まずは穏便に行きましょ。オジャマシマス」ドラム缶の近くへ、長身のポイズンバタフライがヤクザスーツ姿でつかつかと歩み寄る。後からハウスバーナーもついてくる。「ワッザ?」「ナンダテメエラ?」ギャングスタたちが戸惑い、剣呑な視線を向けた。

「ドーモ、我々はソウカイ・シンジケートから来ました。オヤブンにご挨拶を願いたい」二人はオジギしてジンギを切り、名刺を差し出した。「ソウカイ・シンジケート?」「知らねえな」「バカ、モグリか。でけえとこだよ」「オヤブン呼んで来い」六人のギャングスタたちは口々にささやきあう。

身なりがよく堂々とした二人に、やや気圧されているようだ。ニンジャアトモスフィアは抑えているが、手練のニンジャ二人の前に、そこらのヤクザなど物の数ではない。やがてIRC通知を受けたオヤブンが、屈強な巨漢や数人のギャングスタを連れて建物の中から姿を現した。

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「ドーモ、ウェッソンです」

イメジはPicrewの「洋おじメーカー」で作りました。スミスではなくウェッソンです。

「ドーモ、カワヒラです」「ヤケミです」互いにアイサツを交わすが、ニンジャネームは名乗らない。ギャングスタたちは手に手に獲物を持ち、二人を囲む。棍棒が数人、マシンガンが数人。「ソウカイヤだと。アポも手土産もなく、何の用だ?ア?」ウェッソンがじろりと睨み、凄む。

PBが肩をすくめた。「単刀直入に言うと、傘下に入ることをオススメに来たの。今ならチャンスよ」「ほう。ミカジメを納めて恭順しろってか」「そういうこと。ネオサイタマ最大のヤクザ組織に入っておけばいろいろお得よ。カネもクスリもオイランも思いのまま。それに、逆らえばオシマイね」

ウェッソンは眉根を寄せる。「ソウカイヤのこたぁ聞いてる。傘下のヤクザクランは課されるミカジメが多くてヒィヒィ言ってるってよ。逆らうヤクザは殺されて、クローンヤクザに入れ替えるとかよ」「経営合理化よ。クローンヤクザなら逆らうこともないわ。少なくともオヤブンはお得よ」

トーリー、ボーシッ!」ウェッソンは唾を吐いた。「ウチの連中にはよ、ソウカイヤに苦しめられたのも多いんだ。クランを潰され、フリーランスになった末に流れて来たやつもな。ハイそうですか、と傘下に入るわきゃねえだろ」「そうだそうだ!」「ヤッチマエ!」「ぶっ殺せ!」

いきり立つギャングスタたちを手で制し、ウェッソンは二人を睨む。「ま、広い場所で話をしようじゃねえか」ウェッソンはアドニスとギャングスタたちを引き連れ、ジャンクヤードからバスケットコートへ歩いていく。HBとPBも、その後についていく。囲んで棍棒で殴ろうというのか。

バスケットコート

HBとPBはコートの奥へ行くよう促される。ギャングスタたちはコートの北側を囲むように立つ。「アドニスは元野球選手だ。まあ見てやってくれよ」そう言うと、巨漢が頑丈なバットを振りかぶってコートに進み出た。「ワンオンワンだ。勝った方が言うことを聞く。それでいいな」

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イメジはPicrewの「(仮)短髪の強そうな兄さん」で作りました。アンドレではなくアドニスです。

HBとPBは肩をすくめ、鼻で笑った。「いいぜ。飛び道具はなしってことでいいな」HBが指を鳴らし、コートに進み出る。PBは余裕の表情で壁に寄りかかり、ギャングスタたちを見回す。マシンガン持ちが4、それ以外が11。全部食らえばニンジャでも死ぬだろうが、当たればの話だ。

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「ヒヒヒ!」「ビビりまくってやがるぜ!」ギャングスタたちはあざ笑いながら、これから始まる血みどろのエンタテイメントを心待ちにしている。

「ハッハァー!ハッハァー!」ブオン!ブオン!アドニスは丸太のように太い腕で、同じぐらい太いバットを素振りしている。風圧がHBを撫でる。「ヨー、おチビちゃん。ドゲザして命乞いしろや!」なかなか強そうだが、所詮相手はモータルだ。HBは苦笑する。「安心しな、手加減してやるさ」

「ハッハァー!笑いで殺す気か?いい作戦だ!」「ギャハハハ!」アドニスは大笑いし、ウェッソンやギャングスタたちも笑う。彼らはニンジャの暴威を全く知らないのだ。一触即発アトモスフィア!「ハジメテ!」

戦闘開始

◆アドニス(種別:モータル/ヤクザ)
カラテ       5    体力        5
ニューロン     2    精神力       2
ワザマエ      2    脚力        3
ジツ        -    万札        5

◇装備や特記事項
◆棍棒:近接武器、強撃可(ダメージ2)
▶生体LAN端子
●突撃:戦闘中一回限り
イニシアチブ:PB(6)→HB(5)→アドニス(2)

1ターン目

「イヤーッ!」HBはスッとアドニスに近づき、連続カラテを撃ち込んだ。

[2356][13246]=2発成功。

「グワーッ!?」アドニスは顔面を殴られ、鼻血を噴いてよろめく。「ヘイヘイ、どうしたアドニスちゃん?」HBが挑発すると、アドニスは怒り狂ってバットを振るう!「く、クタバレーッ!」

強撃+突撃。命中すれば3ダメージ。5D6で[13555]=3成功。しかしHBの回避ダイスは9もある。[665543266]=7成功&迎撃!アドニスの残り体力2!

「よっ」HBは軽々と突撃を躱し、足を引っ掛けて転ばせる。「グワーッ!」アドニスはコートに倒れ込み顔面を強打!さらに鼻血を噴く!「おやおや、全然歯ごたえがねえな。調子でも悪いのか?」「クソーッ!」

2ターン目

「イヤーッ!」HBの連続カラテがアドニスを襲う!

[1234][33455]=成功。アドニスは体力が0になり気絶する。

KRASH!「グワーッ!?」アドニスは瞬く間に打ちのめされ、意識を失って倒れ込んだ。HBはパンパンと掌を叩き、埃を払う。「ハッハァー!重サイバネならいざしらず、生身で俺とやろうなんざ百年早いぜ!」

戦闘終了

「アイエエエ!?」「そんな!アドニス=サンが!?」ギャングスタたちは驚愕し、怯えた。あっという間の出来事!PBがパチパチと拍手した。「お疲れ。さあて、さっき『勝った方が言うことを聞く』って言ってたわよね、ウェッソン=サン。約束は果たして貰うわよ、ソンケイにかけて」

ウェッソンは目をむき、下唇を噛んだ。あのアドニスがこんなにもブザマに倒されるとは!このままではメンツが丸つぶれだ!こうなれば!「……野郎ども、ヤッチマエ!」ウェッソンは腰の二挺拳銃を引き抜いた!「マザファカ!」「サノバビッチ!」ギャングスタたちも各々獲物を構える!

「やっぱそうなるか。いいぜ、カカッテコイ!」一触即発アトモスフィア!

戦闘開始

◆ギャングスタ(種別:モータル/ヤクザ)
カラテ       3    体力        1
ニューロン     1    精神力       1
ワザマエ      3    脚力        2
ジツ        -    万札        1

◇装備や特記事項
◆チャカ・ガン、棍棒
◆マシンガン・ギャングスタ(種別:モータル/ヤクザ)
カラテ       3    体力        2
ニューロン     2    精神力       2
ワザマエ      3    脚力        2
ジツ        -    万札        2

◇装備や特記事項
◆オムラ・マシンガン:遠隔武器、連射3
◆ウェッソン(種別:モータル/ヤクザ)
カラテ       3    体力        3
ニューロン     3    精神力       3
ワザマエ      4    脚力        2
ジツ        -    万札        5

◇装備や特記事項
◆オノミチ・カスタム二挺拳銃:遠隔武器、連射2、基本射撃難易度HARD
◆棍棒(カタナ扱い)
イニシアチブ:PB(6)→HB(5)→ウェッソン(3)→ギャング(2、1)

1ターン目

「と言っても、殺しちゃもったいないのよね。まずはウェッソン=サンを確保しましょ」PBはつかつかと進み出て、ウェッソンと左右のギャングスタを視界に入れる。「イヤーッ!」PBの目が怪しく輝く!カナシバリ・ジツだ!

PBの残り精神力8。9D6で[123346335]=成功。ウェッソンと左右のギャングスタに精神力ダメージ1。左右のギャングスタは精神力0になり昏倒する。ウェッソンは残り精神力2、さらにニューロン判定(難易度U-HARD)を行う。[232]=失敗!カナシバリ状態になる。次のPBの手番までカラテ・ワザマエ・脚力が1となり、あらゆる行動の難易度が+2される。

「「「グワーッ!?」」」ウェッソンの左右のギャングスタが昏倒!ウェッソン自身も体が動かなくなる!「わ、ワッザ!?アイエエエ!?」「口は利けるようにしといたわ。さっさと攻撃をやめさせなさい。さもないと皆殺しよ!」HBがウェッソンに駆け寄りカラテ!「イヤーッ!」

[4423][22343]=成功。ウェッソンの残り体力1。ニューロン判定U-HARD、[336]=成功。しかし次の手番には一切行動できない!

「グワーッ!」ウェッソンが殴り倒される!「この方が早いぜ。オヤブンの命が惜しけりゃ投降しろ!」「マザファカ!」「サノバビッチ!」ギャングスタたちがマシンガンやチャカを構える!「や、やめ……」ウェッソンの制止もきかず、HBとPBへ銃を乱射!BRATATATATA!BLAMBLAMBLAM!

PBへ右側のマシンガン3発とチャカ5発、HBへ左側のマシンガン6発とチャカ4発が来る。マシンガンは[133][246][455]=PBへは外れ、HBへ5発来る。HBは回避ダイスが9つあり、まとめて回避可能。5D6で[13566]=難なく回避。残り回避ダイス4。チャカは[255][235][123][345][556]=PBへ4発、[226][512][662][662]=HBへ4発。PBは9D6、HBは4D6でまとめて回避。[134455455][3336]=全弾回避。

「「イヤーッ!」」雨あられと降り注ぐ銃弾を、二人は難なく捌いて回避!タツジン!「「「あ……アイエエエ!?タマが当たらねえ!?」」」ウェッソンは目の前でそれを見た!「アイエエエ!」今のはトリックやサイバネではない!ニンジャだ!ニンジャのジツとカラテだ!

NRS判定。精神力2なので2D6、[66]=成功するが、目の前の二人がニンジャであると完全に理解してしまう。

ウェッソンは赤子のように泣き叫び、失禁し、その場に跪いてドゲザした!「アイエエエ!ニンジャ!オミソレ・シマシタ!ゴメンナサイ!」残ったギャングスタたちも一斉にドゲザ!当然失禁!「「「ゴメンナサイ!」」」

戦闘終了

死者はなし、気絶が3人。怪我をしたのはスミスとアドニスだけ。上々だ。「フー……これは恭順のサインか?」「ハイ!ゴメンナサイ!」「ソウカイヤの傘下に入るってことね?」「ハイ!ゴメンナサイ!」「よーしよーし。それじゃあ建物の中へ入って、正式にビズの話をしようじゃねえか」

後編へ続く

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