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【AZアーカイブ】復活・使い魔くん千年王国 第九章 子供の国

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幼な子らを私のところに来るままにしておきなさい、妨げてはならない。
神の国はこのような者の国である。よく聞いておくがよい。
だれでも幼な子のように神の国を受けいれる者でなければ、そこに入ることは決してできない。
新約聖書『ルカによる福音書』第十八章より

時は始祖降臨暦6243年、第二月ハガルの月。三週間ぶりに現世、アルビオン大陸に復活した松下・ルイズ一行。そこには『胸革命』としか形容しようのない、謎のハーフエルフ……ティファニアがいたのであった。

松下たちは、ひとまず包み隠さず、彼女にこれまでの事情を話す。いかに親切で善良とはいえ、不信感を抱かせたままでは、積極的な情報提供は望めないのだ。まぁ異世界から来たとか、ルイズが虚無の担い手だとか、地獄巡りをして来たなんて重大な話は伏せておいたが。

「……あなたたちが、トリステインの殿軍を? ……冗談でしょう?」
「本当だ。仲間はかなりいたのだが、残念ながら殲滅されたようでね。これから改めてアルビオンを征服しに行くところさ」
「せ、征服? あの、でも、クロムウェルって人も処刑されて、今この国はゲルマニア軍に占領されているのよ?……ねぇ、やっぱり冗談でしょう?」

困ったような顔をするティファニア(テファ)。なにせメイジと言っても子供と小娘だけで、もう一人はただの平民だ。メシヤ?東方の神童?千年王国?トリステイン軍の大隊指揮官?その上、アルビオンを征服? あまりにも現実味の薄い話に、どうも余計に彼女の不信感が増したようである。
「ねぇマツシタ、あんたの話はぶっ飛びすぎて、一般人には通じにくいのよ。彼女、よくわかんないって顔しているじゃない」
「むう、無知な者に説明するのは疲れるな。まぁわかりやすくいえばだね……」

と、窓の外に気配と物音がする。言葉を切った松下は、ぐるりと首を巡らせた。

―――見つめているのは、20人ほどの子供たちの目。おおかたは10歳以下だ。大小男女取り混ぜて、いろんな顔があった。金髪、赤毛、栗毛、黒髪、ニキビ、メガネ出っ歯……。どの子も薄汚れた服を着ていたが、目はいきいきと輝いている。

「お、お姉ちゃんたち、お、おはよう」「おはよー」「おはようございます」「さっき変な叫び声がしたけど、大丈夫?」「生きていたんだ、人間ってすげぇー」「近づいていいの? ヤバくない?」「あのガキ、どう見たってヤバくねーか?」「俺らと同い年ぐらいだろ、大丈夫だろ」「でもさぁ、メイジっぽいし」「眼つきとか極悪じゃん、危ねーよアレ」

口々に勝手なことをしゃべる子供たち。もちろん、この小さなウエストウッド村の住人であろう。

「ああ、この村の子供たちね。もの珍しがられるのは分かるけど」
「ご、ごめんなさい。……みんな、おはよう! この人たち、生きていたわ! 今朝目を覚ましたの! すぐにご飯の準備をするから、待っていなさいね」
「「「はーーーーーーーーい」」」
どうやら、彼女は子供たちの世話をしているらしい。

「あの桃色頭の姉ちゃん、おっぱい全然ないな」「なー、黒髪の方はそれなりにあるのになー」「マチルダ姉ちゃんぐらいが普通だろ、常識的に」「テファ姉ちゃんがでかすぎるんだよ」

ゼンゼンナイ、と申したか。カチーンとルイズが反応し、殺人的な視線で睨む。子供たちは蜘蛛の子を散らすように、わーっとはしゃぎながら逃げていった。

「あ、あの、あなたたちも一緒に朝食を食べましょうか。何かお腹に入れたほうがいいわよね」
「じゃあ、私準備を手伝います、慣れていますから。メシヤたちはごゆっくり」
パタパタと納屋へ駆けていくテファとシエスタ。その後を数人の年長の女児が追う。ルイズと松下はひとまず村内を見回って、久しぶりに外界の空気を吸うことにした。

「ああ、やっぱりシャバはいいわねぇ……冬場だからちょっと寒いけど、地獄のことを思えばどうってことないわ。ちゃんとお腹も空いてきたし、生きているって素晴らしいわね、ほんと。ほほほほほ」
陽光に目を細め、微笑むルイズ。ちょっとハイになっている。
「しかしまぁ小さな村だな。まったく森の中に孤立したようなところだぞ」

本当に小さな村、というか集落だ。森を切り開いた空地に、小さな藁葺きの家が十軒ばかり、寄り添うように建っている程度。周囲には柵が作られ、多少の畑や菜園はあるが、自給自足もできそうにない規模であった。しかも、家々には子供たちしか住んでいないではないか。彼らに話を聞こうとしたが、警戒されたか逃げられてしまう。小一時間ほど散策するうち、テファが「ご飯ですよー」と声をかけたので、彼女の家へ戻った。

集会所とも言うべきテファの家は丸太と漆喰造りで、他の家々よりはやや大きく、納屋が一つと部屋が三つある。松下たちが寝かされていた部屋、彼女の部屋、そして暖炉がついたわりと広い居間(リビング)である。

大きな食卓には、30人近い子供たちが座っていた。テファに招かれ、三人は上座に席をもらう。メニューは雑穀入りパンと温かいシチュー、素朴なチーズに新鮮なバター、それに茹で卵と少々のサラダ、果物類。昨夜のうちに下拵えはしていたのだろう。質素ながら一通りのものは揃った、こんなショボくれた集落にしては上等な食卓だ。ルイズの腹が「くぎゅうううううう」と妙な音で鳴った。

改めて、テファが三人を彼らに紹介する。
「さ、お待たせみんな! この子はマツシタくんで、このお姉ちゃんたちはルイズさんとシエスタさんよ。トリステインから来たそうなの。神様と始祖に感謝して、一緒に朝食をいただきましょう!」

「「「いっただきまーーーす」」」

挨拶も早々に、一同は一斉に食事を始めた。なんともはや、蜂の巣をつついたような騒がしさである。

それにしても、安心してまともな食事ができるなど、地獄巡りも含めて何日ぶりであろう。ルイズは目じりに感涙を浮かべながら朝食をとる。ああ、この村こそ天国か楽園なのではなかろうか?

食事を終えて人心地ついたところで、テファへの質問を再開する。
「うむ、ご馳走さま。ところでテファ、見たところこの村には、きみの他には子供しかいないようだが……」
「ただの開拓集落なら、大人がいなけりゃ生活が成り立たないわよね。こんな森の奥に、あんただけで隠れて暮らすなら分かるけど」
テファは少し俯き、ぽつりぽつりと喋り出す。

「……この村は、孤児院なのよ。ここ何年も、アルビオンは戦争や飢饉や疫病が続いていてね。近隣の親を亡くした子供たちを引き取って、数年前からみんなで暮らしているの。子供たちは3人で一軒を与えられて生活しているけど、朝晩の食事はこの居間で取っているのよ。私は一応年長だし、ご飯や洗濯なんかの世話や、読み書き算盤を教えたりしているわ」

「お金はどうしているの? 食料とか、衣服とか」
「昔の知り合いの方が、ここを維持するのに必要なだけのお金は送ってくださるのよ。気心の知れた行商の人が来て、生活必需品は充分に賄っているわ。外界の情報も、それなりにね」
「ふぅむ、昔の知り合いね。貴族か聖職者か商人か知らないが、いい慈善家のようだな」
さっき子供らが言っていた、マチルダとかいう女性だろうか。一応タルブ伯領内にも救貧院や孤児院はあるが。読み書きの教養があるテファはおそらく貴族の庶子か何かだろうし、これだけの生活を保障できるのは庶民では無理だ。

と、年長の子供たちが話を引き受けて続ける。

「へっ、それというのも世の中が麻のごとく乱れて、やたらと戦争ばかりしてっからだよ」
「しかも大人たちはてめぇらが生きるのにオロオロして、おいらたち不運なベビィには手を差し伸べてくれねぇんだ」
「差し伸べてくれたって、牛馬の代わりにコキ使いやがるのがせいぜいさ」
「今の政治はくさっている。いいえ、世の中が、世界がくさっているのよ、フハイしているのよ」
「そうだ、だからこそおれたちの幸福は、おれたち自らの手で作っていかなきゃならねぇ。商品作物となる野菜や果物も少ないながら作っているんだぜ。いずれ仕送りからも自立した経済を構築するさ」
「ここは孤児院なんて威勢の悪い場所じゃねぇ。自由・平等・博愛を建国の主旨とする健全な理想国家、『子供の国』だ!」

ばかに大人びた、ケッタイなほどたくましい子供たちであった。さすがに松下も苦笑する。
「ハハハ、大きく出たな」
「おうとも。おやつの芋の配給だって平等にして、力が強くても弱くても、一人につき一日一個と決めているんだ。平等に腹を空かせ平等に食べることで、我々の団結心は強まるのだ」
「弱い者に福祉を与え、物資や生産手段を共有し、共同で働くことによってこの国は成り立っているのだ。どうだい、真面目で立派な、素晴らしい政治だろう?」

どこの原始共産制社会だ。ルイズもシエスタも松下も、ぽかんと口をあけた。
「……マツシタ。あんた死ぬ前にこの森のあたりへ、なんかヤバい薬とか散布してないわよね?」
「いや、ぼくも驚いている。例の『白い粉』はまだ散布していないんだが」
「まだ?」

信者の群れは、心を一つにし、思いを一つにして、だれひとりその持ち物を自分のものだと主張する者がなく、一切の物を共有にしていた。使徒たちは主イエスの復活について、非常に力強くあかしをした。そして大きな恵みが、彼ら一同に注がれた。彼らの中に乏しい者は、ひとりもいなかった。地所や家屋を持っている人たちはそれを売り、売った物の代金を持ってきて、使徒たちの足もとに置いた。そしてそれぞれの必要に応じて、誰にでも分け与えられた。
原始教会:新約聖書『使徒行伝』第四章より

客人に生意気な口を利く子供たちを、テファが慌てて遮り、説明する。
「ご、ごめんなさいね、私がこういう思想を吹き込んでいるんじゃないのよ。何人かの子供たちは、最近『水平派』とか『平等派』とかいう、怪しい人たちと関わっているらしいの。まぁ言っていることはそんなに悪くはないけど、ほら、貴族やゲルマニア軍に知れたら危ない思想でしょう?ちょっと困っているのよねぇ……」

水平派、平等派か。たしかクロムウェルの共和革命に協力した団体で、兵士・市民・貧農が支持母体の左翼党派だ。革命成立後は、共和政府の貴族や富裕市民らと対立して弾圧され、セクト化して野に下ったとか。こういったユートピア的社会主義思想は、地球から持ち込まれずとも自然に発生するものなのであろう。

やがて松下と年長組との思想論争が始まる。まぁ年少組は特に高尚な思想はなく、騒がしい普通の子供たちのようだが。

冬場はたいした農作業もないし、仕事と言っても屋内で紐や織物を作ったりする程度。思いがけない外国からの来客は、この小さな村にとっては貴重な情報源かつ娯楽なのであった。テファは笑いながら一行をもてなし、歌や踊りで歓迎会を開く。穏やかに時間が過ぎていく。

そこに、乞食であろうか……ボロ布を纏い荷物を背負った、不潔で貧相な男がやって来る。

「ふぇっくし! いやはや、見るからに景気の悪そうな村だこと……。……おっ、意外にもナイスバディなお姉ちゃんがいるじゃないの! こんにちは、待ってました!」
時刻は昼下がり。納屋へ行こうとしたテファを見つけ、怪しい男は下品な笑顔を浮かべる。
「な、何の用ですか? あなた、お名前は?」
「ヒヒヒヒ、心配しないで。あたしゃあネ、かの有名なコシマキデザイナーのカルダンっていうものよ。ご存知ない? いやぁ、流行に遅れていらっしゃる。ガリアでもゲルマニアでも引っ張りだこなんだから。貴族の奥方にデザインしたコシマキがよかったっていうので、皇帝サマから勲章まで授かったのよ、ホラ見てコレ」

カルダンと名乗る男はテファに摺り寄り、背中の荷物からいろいろな布地を取り出した。どうも押し売りのようだ。
「どうこれ、桃色のコシマキよ。今年の新作デザインだぜ、これで下半身のお色気もばっちり! うひひひひ」
「あのぅ、済みませんが、今みんな忙しくって……それどころではありませんから。手持ちのお金も少ないし、こんな上等なコシマキは……」
「いやいやいや、今日はね、お代はけっこう。一緒に名刺置いとくから。お嬢さんの美貌と胸に免じて、ね、これプレゼント。またご贔屓にしてくれたらね、充分だから充分」

オロオロするテファに、強引に名刺とコシマキを押し付けるカルダン。そのうち子供たちが出てきて、彼に食って掛かる。
「こらーっ、お姉ちゃんから手を離せ!」「見るからに怪しいやつ!」「わるもの、不審者、変質者!」
子供たちは手に棍棒や石礫を握り、歓迎されざる闖入者を追い払おうとする。カルダンはびっくりして後ずさった。

「わあこら、諸君、ちょっとした誤解だよォ! 落ち着いてくれっ。おれはちっとも悪意はないんだ、海外の先進文化を伝えに来ただけなんだ。このデリケートなコシマキのミリキが分かればね、こんなしけた村も文化が向上してだ、大いに発展して……」
「うるせぇ! 貧乏人にものを欲しがらせるのは、商人の悪い癖だい」
「薄汚い資本主義者め、どうせこの村に害毒を撒き散らして、くさった社会にして私腹を肥やそうって考えだろ。うじ虫野郎、制裁を加えて国外に追放しちまえっ」
「な、なんかえらいところに営業に来ちまったみたい……あは、あはは」

武装した子供たちにじりじりと取り囲まれ、焦るカルダンの前に、救世主が現れた。
「おい、何の騒ぎだい……あッ、こいつは!?」
「きゃーーッ、このおぼっちゃまはッ!? あらら、お嬢様まで」
コシマキデザイナーのカルダンとは世を忍ぶ仮の名、その正体は、昔懐かし『ねずみ男』ではないか。去年トリスタニアで店を構えていた頃、松下に酷い目に遭わされた彼は、冷や汗を流して激しく怯えた。

「なんだ、きみか。久しぶりじゃないか、よく生きていたな」
「え、えへへへへへ、ご機嫌うるわしゅう。意外なところで再会しやしたね。ねぇホラ、今はこの通り行商人をやっているんでして、なんにも怪しくなんかありませんから、ネ」
「きみァ、存在自体が怪しげじゃあないか。こないだは商品偽装をしていたし、今だって押し売りに来たのだろ」

テファたちは、珍客同士のつながりに驚く。
「マツシタくん、ルイズさん、この人と知り合いなの?」
「知り合いといえば知り合いだが、ま、ロクなやつじゃないな」
「そうね、さっさと追放した方がいいわ。でも、このまま逃がしたら危険かしら? 私たちがこの村にいるって、ゲルマニア軍に知られたら……いっそ、埋めちゃう?」
「ヒイイ、あ、あの、命ばかりはッ」
ここはしょうがない、『最臭兵器』の出番か。ねずみ男は覚悟を決め、下腹に力を込めた!

「まぁ、なにも殺さなくてもいいだろう。『窮鼠猫を噛む』という諺もあるし、ぼかぁ無駄な殺生は嫌いだ。ついでだから、商品を提供してもらうか。命の代わりに、外界の情報を聞くとするよ」

心優しい松下の提案に、ねずみ男はホーッと安堵する。だがその息は子供たちの鼻を襲い、バタバタとなぎ倒した。
「うあっ」「げーっ」「ううう、おれぁ生まれてこのかた、こんな不快な臭いを嗅いだことがねぇ」
飛ぶ鳥どころか、ハエさえも落とす悪臭だ。包囲が遠巻きになり、殺気が増した。
「ちょっと煙で燻しておいた方がいいんじゃねぇか」「汚物は消毒すべきだよな」「火刑にしちまおうぜ」
「あ、いや、これはその、ちょっとした事故だよ、事故だってば」

ともあれ、捕縛されたねずみ男は松下たちに尋問され、最新の国際情勢を話す。あれから各地を放浪し、ゲルマニア軍に潜り込んでいたとのことで、かなり情報には通じていた。

アルビオン全土はゲルマニア軍に占領され、クロムウェルら革命政府の要人は宗教裁判ののち処刑。トリステインはガリア・ゲルマニアに挟撃されるところだったが、ガリアでは反国王分子のクーデターが勃発。シャルロット姫殿下率いる『オルレアン派』は空軍や地方都市を掌握し、首都リュティスでも異変が起きている様子。ゲルマニア本国でも新教徒が蜂起して有力諸侯間の紛争が始まり、国外へ攻め入るどころではないらしい。どうにかこうにか、トリステインは崩壊の危機を免れていたようである。

「―――ふうん、マツシタの予言がいちいち当たっているじゃない。でもシャルロット姫殿下って、生きていたの?」
「ああ、第六使徒のタバサがそうだったんだよ。うまくいったようだな。オルレアン派人脈と彼女の繋がりを強化するかわりに、ちょっと利用させてもらったのさ」
テファも目を丸くする。どうもこの客人たちは、本当にトリステイン王国の高級貴族らしい。

「あ、あなたの言っていたこと、本当なのね? マツシタくん」
「うむ、わかってくれたかい。まあ、きみらにはあまり迷惑をかけたくない。今夜一晩はベッドを借りるが、明日にはここを立たせてもらうよ。生き延びた仲間がぼくの命令を待っている」
そう言うと、松下はねずみ男の方へ振り返る。
「さて、こいつは逃がすとあとあと面倒だが、半分ネズミならこの『右手のルーン』で操れないかな」

ひらひらと顔の前で右手を振ってやると、ヒゲがピクピク動く。ちょっとは効き目がありそうだ。商品偽装をされた時も、この『手』を使うべきだったかも知れない。
「え、こいつまで使徒にする気? 私はイヤよ、気持ち悪い」
「眠らせておくだけさ、半月ぐらい。クルクルクルのパーッと、ほら眠れ、ねずみ男」
指先をクルクル回して呪文を呟くと、ねずみ男はフニャッと寝入ってしまう。

……このアルビオンを、征服する。彼は確かにそう言った。これは運命か、天佑か。テファは意を決し、松下たちに話を切り出した。
「あの、じゃあ今晩、私の話を聞いてくれる? 私が何者で、なぜここに住んでいるのか、あなたたちに伝えておきたいの」

三柱の神々をお連れしました。四柱目の方は来ようとなさいません。その神様は、自分こそ本当の神で、他の三神に代わって裁量すると仰せられます。
ゲーテ作『ファウスト』第二部第二幕より

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