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◆気がついたらスキをつけていた記事まとめ58◆

おれだ。溜まったのでやる。秋のオヒガンに入り、そこかしこにオヒガン・フラワーが咲き始めた。オハカに参ってアンセスターを祀れ。老を敬い子を育て、ジーンとミームの流れを絶やさぬことが儒教でいうだ。それによって人は物理肉体が滅んでも生き続けることができる。子孫は祖先の髑髏をメンポとして装着し、神憑りして、不滅のアンセスターソウルがアマクダリ・ディセンションするのだ。オハギはそのためのドラッグであろう。

前回はここだ。

さて、いつものやつだ。さくさくやろう。

◆駆逐◆

一発目(三連発)。キョジンスレイヤー殺

10周年を迎えたヤバイ級漫画『進撃の巨人』の感想だ。実際的確なので見るといい。おれも昔アニメから入ってかじったが、読むと精神にくる。グロいだとか人が死ぬからではなく、作者の歪んだ愛情が感じられて精神力が削れていく。やつはゲイのサディストだ。世界は入れ子構造のジゴクで、主人公は混沌狂人デビルマンだ。時々シュールなギャグが挟まり、コラボではなんか吸ったようなことになる。少年やおっさんや男女の顔が近かったりもするので二次創作海での人気は高く、巨人めいて異形の膨張を果たした。そっちもジゴクだ。ジゴクをみれば心がかわく。おれは個人的にはおすすめしにくいが、すごいことはすごいので読みたきゃ読め。自我に気をつけろ。

◆胡乱◆

二発目。胡乱ミーツ胡乱

胡乱海の二大巨頭が奇跡の邂逅を果たした。この二人?が対談すると世界の胡乱濃度が増すため、このように位相を転々とすることになろう。SNS、インターネットはコトダマ空間を介して異なる位相を繋ぐ事ができる。おまえがSNSを介して接触しているその存在は、物理肉体を備えた人間だろうか。脳髄だけが液体に浸っていたり知性マグロだったり、肉体のない電子生命体だったりしないだろうか。おれは現在比較的安定した領域に存在している。だがそれも仮初のものだ。一切皆空、空即是色だ。

◆TRPG◆

三発目。セッション!健康第イチ

njrpgの長編リプレイの紹介記事だ。ここに取り上げられたのは多人数でのセッションを何回も続けているすごい連中であり、能力値も名声もシックスゲイツ級だ。邪悪なやつも善良なやつも個性的でキャラクターが立っている。いろいろトラブルはあるにせよ、多様なPL同士のかけあい、かけひきがTRPGリプレイの醍醐味ではあるのだ。おれは毎回ソロアドなので楽は楽だが緊張感があまりない。それでもPCたちが生きて動いているように動かしたいと思っており、ダイスは緊張感と偶然性を与えてくれる。ツキジで6ゾロ振ってニンジャスレイヤーが出現した時はどうしようかと思ったが。

◆01◆

四発目。ファスト・アズ・ライトニング

仮面ライダーゼロワンの感想だ。毎週見るうちにわりとハマってしまった。OPもなかなかかっこいい。第3話ではスシ、イカ、サメが盛り込まれ、ガンフィッシュめいたワザまで出たが、個々の要素は胡乱でも本人たちはガチの真剣で気に入った。人工知能は人類のためにあるが、やつらが迅雷野郎どもに捕捉されず自我を持ち続けたらどうなるのだろう。ニンジャスレイヤーにはウキヨが出て来るが、イズ=サンがウキヨ化したらどうなる。OP映像では不穏な描写もあり、迅雷野郎どもも仮面ライダー化するかのようだ。やつらはなぜ人類滅亡を目論むのか。仮面ライダーだからどうのというか、一個のサイバーパンク作品として実際面白い。観るといい。

◆諸星◆

五発目。ダンス・ウィズ・デーモン

諸星大二郎の傑作漫画『妖怪ハンター』の新鮮な感想だ。鬼踊りの話は実際印象的だ。神は異界から来る客、トコヨ、アノヨ、オヒガンの存在だ。幸が来るか禍が来るか、人には選べない。鎮めるには贄がいる。そういう話だ。人の都合で鬼神を操ってはならない。おれはあらゆる神に敬意を払う。

◆逆噴◆

六発目。CORONAに火をつけろ

逆噴射小説大賞は数多くのパルプスリンガーを生み、また死から蘇らせた。おれもその一匹で、なんか最終選考にまで残ってしまったが、その後は一次創作をあまりやらずnjrpgとかアーカイブ、キュレーションばかりしている。この一年みっちり一次創作をやれば、ハリウッド化して宇宙に進出できたかもしれない。そして選考に通らなかった人でも努力し行動すれば、自作小説を連載し続けてコミケに持ち込むことすら出来る。ヘッズの中にもPROの商業作家になってる人は結構いる。なろうと思ってなせばなるのだ。ただし、パルプスリンガーはメキシコの荒野を駆けるガンマンだ。いつ何時ダニー・トレホの投げナイフの餌食になり、足元からデスワームがアンブッシュして来るかわからない。オレンジ農家になって平和に生きる道もある。それでもGUNを握るのなら覚悟して撃つといい。おまえのコトダマで世界を揺らせ。

◆書◆

七発目。内なる混沌

文章を書くことは特殊な技能だ。己の内外にコトダマを綴ることが出来る。だが山月記を引くまでもなく、高慢と自嘲は人を孤独な虎に変え、まともな人生から踏み外させる。おれも別に何の専門家でもなく、世の中に何をなしているでもないが、インプットしているとコトダマがこころのうちから沸き起こるのでアウトプットしている。山川草木悉有筆性、いずれかパルプを詠まざりける。卑屈にならない程度に自信を持っていればいい。こころがふさぎ込むと骨が腐る。愚痴や弱音を燃料にして自由に書け。

◆夢を見たけりゃ◆

賭けるしかないのさ

今は以上だ。また溜まったらやる。

【ひとまずおわり】

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