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''閃光''

この度人生初の個展 ''閃光'' が開催できることが
本当に嬉しくて感謝の気持ちでたくさんです。
高校を休学して沖縄から上京し、
ミームトーキョーのメンバーとして約半年間
私はアイドルとして生活してきました。
今回の個展は私視点の世界を共有できたらなと思っています。

そんなこんなでステイトメントの元になった
ほぼ未編集の言葉たちを眺めてください。




〜個展までの経緯〜

元々私は、地元沖縄で普通校のクリエイティブアーツコースのある高校に通っていました。
そこで写真を専攻して約二年間友達と作品創りを
したり、ポートレートモデルを始めてみたり
ただの何者でもない高校生なりに
自分でできることを探し、追い求めてたら
アイドルになってました。おもしれー。

上京してからは毎分毎秒の濃くて
知らなかった世界をたくさん知れて
毎日旅行している気分でした。
けどやっぱり親元を離れて1人で暮らすことは
想像以上にきつくて、つらくて、さみしくて
私のいないところで知らない間に広がっていく
友達たちのコミニティーとか見ていて私がいなくてもみんな平気で生きてけるじゃんあんなに泣いたくせに。なんて思う夜が続いてました。

日々メンバーと過ごす時間が増えていく中、
それと同時に私の中ではメンバーに対する
尊敬の気持ちはもちろんそうだけど
劣等感とか負の感情も大きくなっていきました。
みんなそれぞれ役目というか役割があって
私は、からっぽ だと自分で思考を止めていました。でもやっぱり悔しいし、ダサいことは嫌なので死ぬほど泣いたあと、周りの大人に相談しながら
自分のできることを探しました。


それが 「メンバーを撮り続ける」でした。

その日から毎日カメラを首からぶら下げては
練習の日も移動の時も楽屋内とかでも
みんなが嫌がるくらい撮り続けました。
個展に繋がる。とも思ってなくて
割と自己満で正解かも分からず撮ってたし
現像しに行く度に
「なんで撮ってるんだろう」と思ったり。


そしたら、ある日グループLINEで
もふくさんから「個展してみませんか?」と
急にLINEが来て、考える暇もなく即答で
「やらせて下さい!」という感じで始まりました。

撮影までの経緯はこんな感じでした、
明るい気持ちではじめた、というより
常に自分の底にある弱さとか暗い部分と
共存しながら写真を撮っていました。



〜作品に対する思いなどなど〜

今回は私がその時の衝動で、瞬間的に、
綺麗、美しい、きらきらしてて煌めいてるなあ。と感じたもの、そのままを撮りました。
なのでコンセプトは「MITSUKI視点のミームトーキョー」です。

今回、展示してる写真は全てフィルムカメラで撮影しました。フィルムカメラにこだわった理由として、フィルムカメラで撮った写真が見せるあたたかさとか、くっきり映らない感じや、懐かしくなる感じが私の胸をどきどきさせるし、現実を見て見ぬふりしてその世界に没頭できる。そんな感覚を皆にも共有したかったのです。

 はじめにも書いてましだが、私がシャッターを切るときは、どれも衝動的で計算とかしてないんです。
けどその衝動的に撮った瞬間、その場の空気やみんなのきらきらしてる表情は一瞬で過去になってしまう。それが少し勿体なくて寂しくて…だけど美しくて煌めいている。その瞬間を写真に残すと自分の中にきらきらした宝石みたいな記憶が微かに生き続ける気がするし、その時を思い浮かべていると ''ゆめの中'' にいるみたいで、でも記憶はいつか消えてしまうからそれが凄く儚くて…。
アイドルも同じで、ライブなんて一瞬で終わるし
活動がいつまで続くとか正直わかんないし
いつかはみんなの記憶から消えてしまうかもしれないし、お花くらい短命。
だから「写真を撮る」という行為は
アイドルをしている自分やメンバーにも
重なってる感じがして「''閃光''」、瞬間的に煌めく。という意味を持ったタイトルをつけました。



あと展示してる写真は 「スナップ写真」と
「ポートレート」写真に分けられます。

1つは  「スナップ写真」。
これは私が普段の視点で取り続けていた
メンバーが割と素の姿で
距離が全体的に近いなあと思える写真です。
私の視点から見た普段の世界を味わってください。

初めてメンバーを撮った写真は
昨年の2周年お披露目ワンマンの時の
舞台裏、NENEちゃんの後ろ姿です。
やはり写真は凄い。あの時に見た景色を思い出せるし、本番前ソワソワしながら写真を撮ってた感覚とか全然鮮明に覚えてます。笑
(現地でみてきてね!ヒントは地下だよ。笑)
その日から楽屋内、練習の時、ライブ後の帰り道ら
MVのオフショット。
「かわいいね!ちょっと動かないで!!」
という感じで衝動的に撮った写真がたくさんです。



そして「ポートレート写真」。
ポートレート撮影は、個展を開催することが
決定してから作品作りをはじめました。

ミームトーキョーは普段、個々の魅力が詰まった
カラフルで派手な衣装を着ていますが、
私の作品では普段との違う世界観を魅せたくて
とにかくシンプルな服装にし、
メイクが際立つ様にしました。

この作品で伝えたかったことは、
「一瞬一瞬の繊細さ」です。
被写体の瞬き一つが宝石みたいで
儚い、みたいな言葉で済ましたくないくらい
本当に全員きれい。
メンバーカラーの花を使ったのもそんな感じ。
そして何よりこだわったことが
一人一人に合った メイク です。
パールやラメを一粒ずつ頬や瞼に乗せるたびに
みんながどんどん 非現実的になっていって 
白昼夢の中にいるみたいでゾクゾクしました。
いつものミームトーキョーとは違う、
非現実的な世界を楽しんでもらえたらなあと思っています!



〜最後に〜
今回個展を開くにあたってただ嬉しいって気持ちもあるんですが、それだけじゃないんです。
自分の中にある呪いの様な劣等感とか
暗いモヤモヤした気持ちがずっとあって
わからないまま、見て見ぬふりしながら
写真を撮り続けていたんですが、
わからなくても行動することが結果に繋がるし
自分にできるかどうかは置いといて
好きなものや、やりたいことをやり尽くすことが
ただ時間を消費するより100億倍良いなあと。
アイドルになってから、写真を撮るにしても
ダンスをするにしても、なにをするにも
「アイドルなのに凄いね」みたいなことを言われるんですが、正直にうーん?と思っていて、
アイドルフィルターをかけずに見てほしいというか
「みつきちゃん凄いね」が嬉しくて…
だから今回の個展もミームトーキョーの
1人のメンバーとして開催するけど、
クリエイターとして、写真を見て欲しくて
自分は一切モデルをしませんでした!
1人のアイドルとして頑張りたい気持ちあもるけど
1人の人間としてもたくさんの興味を持っていただけるように、クリエイティブな活動も頑張っていきたいと思います。

けど私、自分の作品を見せるのは
下着を見せるくらい恥ずかしいので
少しだけくすぐったいです。照れ。

沖縄にいる頃から個展を開いてみたくて
自分でギャラリーを回ってみたり準備したりする
大変さを経験しているので上京してこの半年間で
やりたいことが実現出来て
本当に今の環境に感謝しています。
まあ明日から最終日まで駆け抜けます!

このご時世、うまくいかないことばかりで
むしゃくしゃしたり不安になったりするかも知れませんが、私の作品やこの文章をみて
少しでも勇気や影響を与えられたらなあと思ってます!
やれる方法はきっとあるはずだから
弱くていいから寂しくていいから
そのままでいいから丁寧丁寧に生き延びようね。

ということで明日2月19日〜2月28日まで
一緒に楽しみましょう!

今日は会場設営ををしてきました。
本当にRITO推し、SAE推し、MEW推し、NENE推し。絶対見逃さない方がいい。
永遠に見れます。そんくらい良い。

だから絶対来てね。

2/19(土)~2/28(月)
⏰15:00~20:00 ※会期中無休
📍gallery&barくらげ

今のところ初日(19日)と、20日は確定で行きます!
今日会場設営してきたんだけどマジで来て欲しい。


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