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なぜX Mileは市場規模100兆円のノンデスク領域でDXを行うのか?

ノンデスク産業(デスクレス産業)に特化したSaaSを展開し、毎年300%以上で急成長を続けるX Mile(クロスマイル)。CEOの野呂が目指すビジョンやノンデスク産業(デスクレス産業)に着目した理由を聞きました。

ーーーノンデスク産業(デスクレス産業)って、なんですか?

ノンデスク産業(デスクレス産業)とは、物流や建設、製造といった、私たちの衣食住を支える“なくてはならない産業”のことです。まさに「社会のインフラ」としての産業です。ほかにも小売、飲食、医療など机(デスク)を必要としない職種を、広くノンデスク産業と言います。ノンデスクワーカー(デスクレスワーカー)は、いわゆるホワイトカラーと比べて少数派と思われるかもしれませんが、日本の労働人口の60%を占めています。グローバルで見ると、実は労働人口の80%以上(約27億人)がノンデスクワーカーです。

これだけの労働人口がいることもあり、ノンデスク産業の市場規模は100兆円を超えています。日本を代表する企業の電通や博報堂が属する広告業界がおよそ7兆円であることと比較すると、ノンデスク産業のポテンシャルがいかに大きいかわかっていただけると思います。

ノンデスク(デスクレス)はマクロな視点で重要な産業だと言うのはもちろんですが、ミクロな視点でも非常に重要な、”暮らしに関わる産業”です。
例えば、Amazonや楽天などのネットショップで何か物を買って、数日のうちに自宅まで荷物が届くのは、運送会社のドライバーさんが毎日重たい荷物を汗水流しながら運んでくれているからです。また、日々エアコンをつけて快適な気温で生活できるのは、製造工場でエアコンを組み立てて製造してくれている方がいるからですし、故障してもすぐに解決できるのは、施工管理の方が急いで直しに来てくれるからです。もっと言えば、害虫駆除や排水管の工事など、私たちが安心・快適・便利に日々を生きられているのは、ノンデスクワーカー(デスクレスワーカー)さんたちの頑張りがあるからなんですね。
私たちは、ノンデスクワーカー(デスクレスワーカー)の方々にもっとスポットライトを当て、誇れる仕事だと言うことをもっと知ってほしいと思っています。「ノンデスクワーカーが主役の世界を創りたい」と心から願っています。

ーーーなぜ10年もの遅れをとってしまったんですか?

ひとことで言うと、遅れをとっている理由は生産性が低いから。IT部門を持たない中小企業の比率が大きく、社内のIT人材が不足しているためデジタル化がなかなか進んでいないのです。テクノロジーで現場にテコ入れがなされているのは一部の大手企業だけで、99%の中小企業には行き渡っていません。特に物流業界は危機的な状況で、人手不足が深刻化しています。2024年には働き方改革関連法の適用に伴って、​​現在の物流量の36%が運搬できなくなるという調査もあるほどで、その改善は急務とされているのです。

ーーーどうやってノンデスク産業(デスクレス産業)を変えるんですか?

私たちが取り組んでいる事業は、大きく分けて2つです。まず1つ目は、働き手の不足を解消するための人材プラットフォーム。そして2つ目が、労働生産性の低さを改善するITプラットフォームです。前者では、ノンデスク事業者向けの求人サイトを複数展開しています。トラックドライバーや整備士など特定の職種に限定したプラットフォームを運営しており、そこで人材不足の課題と向き合っています。

後者のITプラットフォームで展開しているのは、「ロジポケ」というSaaSのサービスです。現場では未だに紙をメインで扱っている業務をデジタル化したりすることで、DX化をまるっと支援できるサービスになっています。このサービスがあることで、現場で働く人たちが日々の雑務や面倒な業務から少しずつ解放され、真に価値ある仕事と向き合えるような環境を作りたいですね。常に社会は現場から変わるものであり、現場で生み出される価値が社会を変えると思っているので、粘り強くサービス提供を続けていきます。

ーーー改めてなぜノンデスク産業なんですか?

先ほども挙げたように、ノンデスク産業は100兆円もの市場規模です。大きな市場のノンデスク産業を変えるからこそ、日本の経済成長の鈍化に歯止めをかけ、景気をよくすることができる。ノンデスク産業の課題を解決していくことこそが、日本の社会課題を解決していくために必要不可欠だと確信しています。あまり光の当たらない産業ですが、テクノロジーの力を駆使することで必ず大きなインパクトを与えることができるでしょう。まだ目指す世界への入口に過ぎないフェーズですが、X Mileは成長戦略を描き続けます。

ーーー最後に

私たちX Mileは、世界的に規模の大きなノンデスク領域とテクノロジーの力を組み合わせて、当社のミッションでもある「令和を代表するメガベンチャー」に近づけるように、これからも日本経済を更に盛り上げていきます。
より価値あるサービスを生み出し、社会に誇れる仕事を目指したい方は、ぜひ、一度お話ししましょう!



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