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秋の色

ここ数日、雑事が溜まり、読書の時間を取ることは思う通りにできなかった。なにかの話題を提供する代わりに、散歩道の写真二、三枚を並べ、周りの風景を共有しよう。

あっという間にすっかり秋となった。一日続く小雨にあと、さわやかに晴れ上がり、明るい太陽が昇った。それでも、朝の気温は零度ぐらいしかならなかった。

木々の色は、急速に変化した。この季節特有の、毎日のように木全体印象が刻々変わり、見るたびに前回の記憶を呼び出そうとする思いに駆られる短い時期となる。

よく言われるように、人の姿が少ないというのはこの地の特徴だ。この季節によく見られるように、気温への感じ方は人によってかなり違い、短パンの若者もいれば、すでに防寒服で身を包んだ姿も見かけられる。今日は珍しく二人の中年女性がベンチに腰を下ろして話し込んでいる。きっと寒いだろうに。

気温が下がり、プチトマトは一気に色が付き始めた。育て方にはまったく不案内で、水ばかりやり続け、まるで葉っぱの鑑賞植物にした結果なのだ。それだけに、数個の実もよく映える。

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