いつ読みかえしても切ない和歌と恋のものがたり。『うた恋い。』杉田圭
小さい頃から大好きだった『百人一首』。母親が、1つ1つの和歌の背景を教えてくれたから、とてもロマンチックなものだと子供心にときめいていました。高校生になって、織田正吉さんの『絢爛たる暗号』という本にハマりましたが、大学生になって田辺聖子さんの解説を読むと、「この本はフィクションとして『百人一首』を楽しむもの」=「歴史的に正確じゃない部分がたくさんあります」だったことに、少しショックを受けたりして。
なので、大人になって読んだ杉田圭さんの『うた恋い。』の衝撃度といったら!!!