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夕遊の中国旅

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中国大陸とその周辺に関連する本や映画の話題を集めてみました。
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#映画レビュー

かわいい怪獣たちのハートフルな物語。映画『山海経 霊獣図鑑』中国、2022年

『山海経』(せんがいきょう)というのは、中国の大昔の本。奈良時代か、それよりももっと前に…

夕遊
1年前
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ミシェル・ヨーが愛おしい映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス…

正直にいいます。映画の最初、何が起こっているか全然わかりませんでした。一応、ストーリーは…

夕遊
1年前
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ささやかな幸せと切ない人生の物語。映画『小さき麦の花』中国、2022年。

中国西北地域の貧しい農村の中に住む馬有鉄(マー・ヨウティエ)は、両親と兄二人を亡くし、三…

夕遊
1年前
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突然あらわれた弟と姉の物語。映画『シスター 夏のわかれ道』

中国の一人っ子政策。やるべきときにやらなくて、やらなくてもいい時期になかなか止めることが…

夕遊
1年前
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愛する気持ちを持ち続ける。『君のいた永遠』香港、1999年。

中国の友だちに、教えてもらった歌番組で聞いた「心動」という歌がすごく素敵でした。せつない…

夕遊
1年前
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絡み合ったケーブルが暗示するもの。映画『最愛の子』香港・中国、2014年。

この映画は、2008年に誘拐された男の子が、3年後に見つかったという実話をもとにしていま…

夕遊
1年前
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アンディ・ラウのアクション映画。『バーニング・ダウン 爆発都市』香港・中国、2020年。

『桃さんのしあわせ』、『花椒の味』など、実力派アンディ・ラウの底力を見せつけるような映画が続いていましたが(個人調べ)、久しぶりにアンディ・ラウ(劉德華)主役のアクション映画を見る機会到来! 期待たっぷりで見に行きましたが、最近のアクション映画はリアル過ぎるのを忘れていました。人が死にそうなあたり、リアルが過ぎて、手足を失ったり、血が飛び散ったりしてハラハラきつかった。もっとそのあたり、適当にお願いします!(血に弱い私の心の叫び) 物語は、爆弾処理班のエースのアンディ・ラ

部下たちの名誉回復を誓って。映画『戦場のレクイエム』中国・香港、2007年

もともと、コミカルなお正月映画(賀歳片)を製作する馮小剛(フォン・シャオガン)監督。私が…

夕遊
2年前
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単純な好奇心が狂気へ変わっていく。映画『迫りくる嵐』中国、2017年

映画の舞台は、1年の350日が雨みたいな1997年の某地方都市。煤けた国営の製鉄工場らし…

夕遊
2年前
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飲食男女。映画『恋人たちの食卓』台湾・アメリカ、1994年

もう20年以上前になるけれど、映画館で見て、パンフを買って、とうとうDVDも購入。何度繰り…

夕遊
3年前
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60年前に別れた恋人との再会。映画『再会の食卓』中国、2010年

1949年、中国大陸で中華人民共和国が成立。 内戦に負けた国民党の兵士だった夫は台湾へ逃れ、…

夕遊
3年前
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実はご本人には似てないらしい。映画『呉清源 極みの棋譜』日本・中国、2006年。

呉清源という囲碁の棋士を知った頃、彼をモデルにした映画化の話を知りました。主演が大好きな…

夕遊
3年前
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最高に笑える、ハッピーな四人のお婿さんたち。映画『最高の花婿』フランス、2014…

仕事の一区切りがついたので、夫や娘と大笑いしながら見ました。やっぱり、いい映画はいい。何…

夕遊
3年前
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