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夕遊の中国旅

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中国大陸とその周辺に関連する本や映画の話題を集めてみました。
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2023年4月の記事一覧

つながる想い。『天官賜福』5巻、墨香銅臭

『天官賜福』台湾版(平心出版)の5巻は、第91章から113章まで。先が気になりすぎて、久しぶ…

夕遊
1年前
58

中国的な世界観の源泉。『道教の世界』菊地章大

中国の小説『天官賜福』の道教的世界観を理解したくて、手に取った本。最初に読んだ菊地章大先…

夕遊
1年前
38

神官も鬼も人がなる。『天官賜福』4巻、墨香銅臭

『天官賜福』の台湾版(平心出版)4巻は、第68章から90章まで。噂では、4巻は3巻よりも地獄…

夕遊
1年前
79

楽しすぎる中国語の世界。『SNSで学ぶ推し活はかどる中国語』はちこ

『中華オタク用語辞典』がすごくよかった、はちこさんの待望の(!?)続編。待ちに待った『SN…

夕遊
1年前
51

スーパーすぎる語学習得エピソード集『語学の天才まで1億光年』高野秀行

大好きな高野秀行さんのアドベンチャー・ノンフィクションは数多く。『アヘン王国潜入記』、『…

夕遊
1年前
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かわいい怪獣たちのハートフルな物語。映画『山海経 霊獣図鑑』中国、2022年

『山海経』(せんがいきょう)というのは、中国の大昔の本。奈良時代か、それよりももっと前に…

夕遊
1年前
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”金枝玉葉”でせつない『天官賜福』3巻、墨香銅臭

『天官賜福』日本語訳2巻の続きがになり過ぎて、入手した台湾版の3巻(第40章から67章まで)。ストーリー追って、さくさく読んだ中で、気になったところの感想をまとめました。4巻以降の話題は書かないようにしたつもりですが、万が一でもネタバレ嫌な方はご遠慮ください。 ■ 感想は、まず中秋宴から。人間界では中秋といえばお月見ですけど、天界では人間界を見て(?)楽しむ模様。自分が登場する劇を、妙に冷静に分析している主人公がおかしかったです。そして、三千の灯のシーンではなんともいえな

天官賜福からたどる道教。『儒教・仏教・道教-東アジアの思想空間』菊地章太

学生時代に乱読したおぼろげな道教や儒教の知識が、何十年もたって『魔道祖師』や『天官賜福』…

夕遊
1年前
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上質な仙侠ミステリーでファンタジーで人間ドラマで群像劇。『天官賜福』墨香銅臭、1…

少し前から、中国で取締をめぐる経緯なんかを多少チェックしていて知った本ですが、実際に読む…

夕遊
1年前
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