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夕遊の中国旅

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中国大陸とその周辺に関連する本や映画の話題を集めてみました。
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2020年10月の記事一覧

星の世界とプログラムがつながる。『オービタル・クラウド』藤井太洋

最初の宇宙の話がちょっとわかりにくくて、読むのに時間がかかったけれど、明利という女性の登…

夕遊
3年前
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最高に笑える、ハッピーな四人のお婿さんたち。映画『最高の花婿』フランス、2014…

仕事の一区切りがついたので、夫や娘と大笑いしながら見ました。やっぱり、いい映画はいい。何…

夕遊
3年前
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反撃するプログラマ。『ビッグデータ・コネクト』藤井太洋

表紙を見ると、なんとなく『バチスタ』シリーズを思い出すデザインです。西尾維新さんが海堂尊…

夕遊
3年前
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アジア人のハリウッド映画。『クレイジー・リッチ』アメリカ、2018年

ミシェール・ヨー(楊紫瓊)のファンなので楽しみにしていた映画。娘と二人で見てきました。期…

夕遊
3年前
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千年生きる書物の世界『和本入門』橋口侯之介

一時期、新しい仕事を担当していたときに読みました。知らなくても仕事に支障はないだろうけど…

夕遊
3年前
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通訳から見る政治の世界。『日・中・台 視えざる絆』本田善彦

サブタイトルは、中国首脳通訳のみた外交秘録。 中国の周恩来首相の通訳だった神戸華僑の林麗…

夕遊
3年前
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大好きだった翻訳家さんの想い出。『風景と自由 天野健太郎句集』

2008年夏、大好きだった翻訳家さんが亡くなった。彼の名前は、天野健太郎さん。年齢は私より、少し下。彼の訳した本は、どれもこれも大好きだった。 最初に読んだのが龍応台著『台湾海峡一九四九』。台湾人の友人には、彼女が好きではない人が多いけれど、私は大好きだった。台湾で買った彼女の中国語のエッセイ集は、中国の友人に貸したっきり返してもらっていない。仕方ないので、また買おうと思ったけど、どういうわけか今だに同じものはみつからない。 次に読んだのが呉明益『歩道橋の魔術師』。これは

かつて日本が通った道。ドキュメンタリー映画『女工哀歌(エレジー)』アメリカ、2005…

先進国で売られるジーンズの多くが、中国の工場で作られていた2005年。安いジーンズがどう…

夕遊
3年前
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