見出し画像

中国進学で利用する奨学金について

私は博士進学は自力で(金銭面)と決まっていたので、博士進学にあたって奨学金をとることは必須でした。実際に、学費と生活費を十分賄える奨学金をいただくことができる予定です。今回は中国博士進学に向けて応募した奨学金の種類と概要を紹介します。

私は下記3つの奨学金に応募しました。

  • 日本学生支援機構海外留学支援制度(大学院学位取得型) →書類選考落ち

  • 中国政府奨学金 →国内選考合格(辞退)

  • 大学内の奨学金 →合格(これを利用することにしました)

ほかにも財団の奨学金などいろいろ調べましたが、結局この3つだけにしました。当初の本命は中国政府奨学金でした。理由としては、ほかの奨学金が2~3年の支援というのが多い中で政府奨学金は4年(もし卒業できなければ延長申請も可)ということ(中国の博士課程は4年間)、将来就職などを考えるときに政府奨学生ということは一つのステータスになり、有利にはたらくことがあると思ったからです。
大学の先生から、今年できた(?)外国人博士学生用の奨学金のお知らせがあり、申請してみたら合格をいただけました。金額的にこちらのほうがかなり良かったので、最終的に大学内の奨学金を利用することにしました。

日本学生支援機構海外留学支援制度(大学院学位取得型)

日程(2022年度の場合)

マイページ登録: ~2021年10月7日
書類提出(ネットでアップロード):~2021年10月15日
書類審査結果:2022年1月7日
面接:2022年1月29日~2022年1月31日
採否通知:2022年3月4日

注意点など

これが一番書類の準備が大変でした。学習計画や推薦書に加えて、大学の情報や語学試験の結果が必要です。しかもすべての書類について現地の言語での情報(大学HPなど)とその日本語訳が必要です。早めに準備することをお勧めします。(私はこのころ学会や論文で忙しかったためぎりぎりに急いで準備したのを覚えています。)

中国政府奨学金(JASSO協力)

日程(2022年度の場合)

CSCの登録:2022年1月14日
和文出願書類締切:2022年1月14日
書類選考結果:2022年2月17日
面接:2022年3月1日
面接選考結果:2022年3月10日
健康診断など締切:2022年3月11日

注意点など

  • 和文出願書類は郵送なので締切より早く完成させる必要があります。

  • 私は申請時修士課程なので必要ありませんでしたが、学部生で応募の場合は高校の卒業証明書と成績が必要だそうです。(意外!)

  • CSCに登録する住所は中国入学前まで使える住所で。私は一人暮らしの住所を入力してちょっと失敗したなと思いました。(後から変更不可)

  • 面接は5人で25分程度なので大したことは聞かれませんでした。(名前、所属、志望理由、中国の先生はもう決まっていますか?、これまでの専門と同じですか?)

  • 面接はほとんど日本語、最後に中国語喋ってみましょうということで「说一下你的家庭情况」という質問がありました。

  • 中国政府指定の健康診断(外国人体格検査表)は国立病院で受ける必要がありますが、国立病院でもやっていないところもあるので病院に電話する必要があります。福岡では、東福岡医療センターと九大病院が受診可能と回答もらいました。(2022年2月時点)

大学の奨学金

私は中国の大学の先生が教えてくれた奨学金に合格し、待遇の面でこちらが良いと思ったのでこちらを利用することにしました。この奨学金については大学のHPなどに出ていないし今年始まったようで今後あるかどうかもわかりません。なので詳細は書かないでおきます。興味のある方は聞いてください。
ある日突然大学の先生からメールが来て「新しい奨学金です!今週中に応募資料用意して提出してね!」と言われました。4日ぐらいしかなかったと思います。しかも、詳細(1年間or卒業まで?、金額、その他待遇)を教えてくれませんでした。笑 応募前に教えてくれたことは、留学生博士用の奨学金、入学試験の結果から大学が応募できる人を選んでいる、中国政府奨学金より好待遇 ということだったので、とりあえず応募しました。

注意点など

  • 注意点というほどではないですが、私のようにHPなどに書いていない奨学金などもあるみたいなので大学からの情報には気を付けた方がいいですね。

  • 面接のとき、pptを使ってもいいとか連絡はなかったのですが一応自己紹介、過去の実績、博士の研究計画をpptで準備しておきました。当日、pptを準備しているので画面シェアしていいですか?といって使いました。結構わかってもらいやすくてよかったと思います。

その他

他にも留学奨学金はたくさんあるようです。JASSOが留学奨学金についてまとめてくれています。国や専攻を指定するものもありますが、自分に合う奨学金が見つかると思います。参考にしてみてください。

#留学 #中国留学 #奨学金 #中国政府奨学金

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?