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高ソメで若葉と山と桜を愛でるキャンプ 〜朝から花見膳編〜

5月の高ソメキャンプの最終回です。

キャンプへ行ってからだいぶ時間が経過してしまいましたが、今回は最後の夜明けから撤収までです。

写真多めで書きますので最後までお付き合いください。

前回までの記事はこちら。
多くの方に❤️していただきありがとうございます。


朝焼け散歩

夜中に暑くて目が覚めた。
スマホを見るとまだ2時。
電気毛布を弱にしていたのだが、NANGAオーロラライト600DXではもう暑い時期になってしまった。
少し寂しい。

電気毛布をOFFにし寝袋を開いて羽織るようにしてからまた寝た。
次に目を覚ましたのはいつものように朝4時前だった。
もちろんまだ外は暗い。
もしかしたら星空が撮影できるかもと思ったが、ひとけが無いとクマが怖いので明るくなってくるのをしばらく待った。

そして4時30分ごろ外が明るくなってきたので外に出た。

4時40分の景色

外は冷んやりした空気だった。
風がないので、うっすらと明るくなった空と乗鞍岳が水面に映し出されていてとても幻想的な景色だった。

だんだんと日が登ってきて乗鞍岳が赤く染まってきた。
私はカメラを持って散歩しながら撮影した。
とてもいい朝焼けだった。
早起きした何人かのキャンパーが池近くまできてスマホで写真を撮っていた。
どんな人も魅了する景色だ。

水面に写し出された赤い乗鞍岳
一番赤かった時

私が写真を撮っていると珍しく早起きしたワッシーが私のところまで歩いてきた。
流石にこの景色を見ないのはもったいないと思ったのだろう。
確か前回は8時近くまで寝ていた。

二人ならばクマが出てきてもワッシーを差し出して逃げれば良いと思い、少しだけ遠回りの散歩をした。
いざというときにはワッシーを生贄にできるよう前に歩かせて・・・

暗いけど山桜の間から
水面に映る山桜

センターハウスに行ってみると、看板猫のつくねくんがまだ気持ちよさそうに寝ていた。
近づくと威嚇してきたがすぐに目を閉じてしまった。
つくねくんも普通の猫と同じで眠さには勝てないらしい。

眠れるつくねくん
朝日に照らされる水仙

朝のコーヒータイム

朝ごはんの前に目覚めのコーヒータイムにした。

豆は夜に焙煎したものが浅煎りすぎだったので、その後に追加で煎っておいたものだった。

まずはワッシーが暖をとりつつお湯を沸かすためと焚き火を始めた。
焚き火はどうしてもやりたいらしい。

幸せそうに焚き火をするワッシー

ヤカンを焚き火の横に置いたら沸くか試してみたところ思いのほか早く沸いた。
焚き火の火力ってすごい。
しかし、ワッシーはなぜか仕上げに火バサミで吊るして沸かしていた・・・
下から熱を入れたいなら網があるのに。

ヤカンがいい感じに味を出しているでしょ?
なんかやはり豆の色が若い

朝のコーヒータイムのお供はかりん糖と信玄餅の二つだった。

かりん糖は私が農産物直売所で買ってきた長野県で作られているものである。
かりん糖をブラックコーヒーと一緒に食べるととても美味しいのだが、血糖値が気になるので普段はやらない。
キャンプの時だけの特別セットなのである。
いわゆるチートってやつだ。

昔、松本市には「九星」というかりん糖を作っているところがあり、そこのかりん糖がとても好きで良く食べていた。
しかし後継者がいなくなったらしく閉めてしまった。
本当に残念だった。
いまだにそこのかりん糖よりも美味しいかりん糖に出会ったことはない。

長野県佐久市で作られたかりん糖

信玄餅はワッシーのお土産でだった。
どうしてもキャンプでは信玄餅が食べたいらしい。
確かに美味しいけど。
そして、クーラーボックスに入れていたらしく餅が固かったけど。

ここは信州だけどね

朝からお祝い花見膳

コーヒーを飲みながら朝ごはんの準備を始めた。

今回の朝ごはんは花見を意識して赤飯にした。
昼ごはんも赤飯饅頭だったのでどんだけ赤飯が好きなのかと思われるかもしれないが、結構好きでコンビニでおにぎりを買うときは赤飯おにぎりを選んでしまうほどである。
人気がないので大体残っているのが私にとってはありがたい。

赤飯は色々準備するのが面倒なので赤飯のセットを使った。
セットのものを全部入れて後は炊くだけなんてありがたい。

イチビキの赤飯おこわセットが近くのスーパーで安く売っていた
水を吸わせておいてメスティンで炊くだけ

赤飯だけでは味気ないので、昨日に食べきれなかった山菜とアスパラを天ぷらと茹で物にした。
朝から揚げ物って自分でもよくやったなと思う。
周りの人も「何やっているんだろう?」と思っただろう。

朝から揚げ物の音が響く

私が朝ごはんを作っている間、ワッシーはまたコーヒーを焙煎していた。
美味しくなかったのが悔しかったらしい。

また念入りに焙煎中
違うアングルから
こんな感じに仕上がっていた

炊き上がった赤飯を蒸らして、今回の朝ごはん「花見御膳」が完成した。
赤飯は少し柔らかかったが底の方が焦げていたので火加減に失敗したらしい。
でも、セットの市販品なのでさすがに美味しかった。

花見御膳

この花見御膳を山桜と雪が残る乗鞍岳を眺めながら食べた。
幸せ。

いい景色

片付けて場内を散歩

朝食も終わったのでのんびりと片付けを開始した。

このキャンプ場のチェックアウトは12時なので焦る必要は全く無い。
私の6番サイトは朝の日当たりがあまり良く無いので、日が当たってきてテントが乾くのを待った。

おおかた片付けが終わったところで少し遠くまで散歩する事にした。
このキャンプ場から少し登ったところに天文台がある。
そんなに大きくはなく、たまに星空鑑賞会が開かれるくらいらしい。

私は熊鈴をつけ、いざという時の生贄のためにワッシーを先に歩かせて山の中の遊歩道を歩いた。
途中で鳥が突然飛んでビックリしながら。
生贄に笑われた。

天文台まで登ると乗鞍岳だけでなく奥穂高岳まで眺めることができた。

景色を眺める生贄
反対側は奥穂高岳

木があるので絶景とは言えないが、夜に来たらきっと星空が綺麗だろう。
星の案内図まであった。
今度新月の日に来られたら来てみようと思う。
熊は夜は行動しないと聞くので。

なぜか8月15日の星空だった

歩きついでに場内をもう少し歩いてみた。
このキャンプ場には昨年後半から二ヶ所だけ電源サイトができたのだが、そこへ行ってみると桜越しの乗鞍岳が綺麗だった。
トイレがちょっと遠いがそれを我慢すればなかなからいいかもしれない。

電源サイトからの眺め
トイレは遠いが眺めはなかなか良い

最後は定番で締めて

このキャンプ場ではInstagramへ投稿するとプレゼントが貰えるGW企画をやっていた。
アイスか薪か魚釣り無料券だったので私はアイスをいただくことにした。

そのアイスをこのキャンプ場の定番である「雪見だいふくとコーヒー」で締めるために使わせてもらった。
やはりここにきたらこれをやらないと帰れない。

最後の幸せ

この時のコーヒーはワッシー焙煎豆ではなく、以前もらったオーストラリア土産の豆を使った。
なぜかと言うと、挽いておいた豆をワッシーが撤収作業中にぶちまけてしまったからである。
シュッとしているのにおっちょこちょいワッシーなのであった。

帰る前につくねくんのところへ挨拶へ行ったら留守だったので、どこにいるのかな?と探すと管理人さんの車の下で寝ていた。
私が近づくとニャーニャー言いながら出てきて茂みの中に入ってしまった。
どうやら嫌われているらしい。
もしかして我が家のTeam Necoのにおいがするのかな?

威嚇中
隠れているつもり

そして、11時30分ごろにチェックアウトしてスタッフさんに「また来ますね」と言い帰宅した。

帰宅時の景色

今回も天気に恵まれてとても良いキャンプだった。
次は6月に来る予定だが、きっと梅雨入りするので雨覚悟で来ることになると思う。
それはそれで楽しいが。

おまけ:パン屋さん

帰りに前から気になっていたキャンプ場近くのパン屋さんに寄ってみた。
「製材所のパン屋」という名前なのだが、その名の通り外観は製材所なのだ。

こんな外観

敷地内に入ってもどこがお店の入り口か分からず、民家の玄関のようなところが入り口になっている。

ここが入り口

お店の中は狭いが地元産のえごまやキビなどを使ったパンが何種類も置かれていた。
私はいくつか買ってきたが、どれもモチモチしたパンで美味しかった。
今度キャンプへ行くときはここのパンを買って行って食べようと思う。

コーヒー牛乳パンが美味しかった

ということで、3回に渡って書いた「高ソメで若葉と山と桜を愛でるキャンプ」でした。

次は違うキャンプ場に行こうと思っていますが、あまり遠くに行くのは面倒なので近場で済ませる予定です。
でも、近くだとこのキャンプ場に勝ると頃がなかなかないのが悩みどころです。
ここは料金に対する満足度が高すぎです。

記事はこれで終わりにして、今度は撮りためた動画使ってショート動画作ろうと思います。
次のキャンプへ行くまでには作りたいのですが、色々と忙しくて時間がとれないのがこれも悩みです。

最後までお付き合い頂きありがとうございました。

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