思い通りではない7月の雨キャン -ソロを楽しむ宵-
7月のキャンプ記事の続きです。
何だか今回は筆がなかなか進みません。
同じキャンプ場しか行っていないからかも知れませんね。
何か変化をつけて書きたいなと思いますが、結局同じになっていしまいます。
飽きてしまったらすみません。
前回の記事はこちらからどうぞ。
キャンプ場スタッフさんのオススメの酒
お昼ご飯でお腹も満たされたのでカメラを持って散歩へ出かけた。
この日は雲が多かったので乗鞍岳をくっきりと見ることはできなかったが、前回来た6月の前半よりも明らかに雪が減っていた。
そろそろ自転車で畳平まで登れそうだ。
今年は登れるだろうか。
キャンプサイト側も緑が濃くなっている。
これからさらに濃くなり、そして秋を迎える。
そんな変化も楽しみの一つ。
7月になって野の草花や実も変わってきている。
緑が深いので花や実とのコントラストがさらに鮮やかに見えるので美しい。
散歩も終えて薪をとりにセンターハウスへ向かった。
このキャンプ場では今年から薪は白樺と針葉樹&紅葉樹のミックスから選ぶことができる。
バンドを渡されて自分で薪を詰めるスタイルなのだが、白樺の方がバンドの長さが短い。
昨年は同じ長さで好きな種類を詰めて良いスタイルだったので少し残念。
今回私は家に余っていた薪を持ってきていたので、少ない量の白樺を追加で購入した。
白樺はよく燃えるので炎の形が良く眺めるのには良い。
センターハウスへ寄ったついでに、キャンプ場のスタッフさんがオフシーズンに手伝いに行っていたという高知県にある高知酒造の純米大吟醸「仁淀川」を購入した。
最近は長野県の酒ばかり飲んでいたがたまには他県の酒を飲むのも良いだろう。
キャンプ場のスタッフさんオススメとあれば飲まないわけにもいかないし。
この日本酒を手にしてセンターハウスを出たら、ちょうど看板猫のつくねくんがお昼寝していたので酒と一緒に写ってもらった。
もうちょっと酒に寄ってもらいたかったが贅沢は言えない。
能登復興を願って能登ビールを飲む
サイトに戻りのんびりと酒を飲むことにした。
まずはツマミを作る。
前回に引き続き能登復興支援ということで長野県民が愛するスギヨのビタちくを買ってきた。
一品目はこれを簡単磯辺揚げにする。
ポリ袋に小麦粉と青のりと水を入れて混ぜ、そこに食べやすい大きさに切ったビタちくを入れて衣を絡ませる。
マルチグリドルに油を浅く引いて熱してたらちくわを投入してカラッとなるまで揚げ焼きする。
ポリ袋で調理するので洗い物も出ないしマルチグリドルなら少ない油で調理できるので油の後処理も簡単だからアウトドアに向いたレシピである。
そしてもう一品は先日東京出張帰りに新宿駅の成城石井で買って美味しかったピクルスと豆のマリネを作った。
これはとてもシンプルでさいの目に切ったピクルスとサラダ豆を和えるだけ。
ピクルスの漬け汁を少し多めに入れて馴染ませておいた。
これらをつまみにして飲む酒は、石川出張の時に買ってきた「能登塩セゾン」である。
能登塩セゾンは塩味が効いていて汗で失ったミネラルを補給してくれる気がするさっぱりしたお味だった。
おつまみも簡単で美味しくできて満足だった。
ピクルスと豆のマリネは一晩寝かせておいた方がいいかも。
念願の雨かと思ったら
そんな感じでのんびりとビールを飲みながらヘッドフォンでラジオを聞いていたら、池に水がポツポツ当たるのが見えた。
やっぱり降ったかと嬉しくなってしまった。
この雨の景色を見ながらのんびりと酒を飲もうと思い、酒をそば焼酎に切り替えた。
しかし、私の期待とは裏腹に雨はすぐに上がってしまった。
通り雨だったらしい。
このそば焼酎はキャンプ場がある松本市奈川で採れる玄そばを使用したものである。
そば焼酎は初めて飲んだ気がするが、クセがなくて甘みがあってとても美味しかった。
ロック、水割り、ソーダ割りで飲んでみたが私にはロックが一番美味しかった。
でも、水割りにして一晩くらい寝かせてから飲んだら水割りがいいかも知れない。
のんびり火をつけて火を楽しむ
最近はグルキャンだったりディオキャンだったりしたので自分でのんびりと焚き火に火を点けることがなかった。
今回はソロなので誰にも気を使わずに自分の思うがままにやれる。
まずは久しぶりに薪をバトニングしてフェザースティックを作った。
モーラナイフの切れ味が悪いからなのか、私が下手なだけなのか上手いこと鳥の羽にはならなかったがこれでも用は足りるだろう。
そしてまずはランタンに火を灯す。
願わくば夕焼けに赤く染まる乗鞍岳をバックにランタンを眺めたかったところだが、この時間には乗鞍岳は雲の中だった。
そして焚き火にも火を入れる。
ファイヤースターターで着火しようと思ったのだが、麻紐をほぐすのが面倒だったのでフェザースティックにマッチで着火した。
一発で着火できたから、あのようなフェザースティックでも十分なのである。
やはり火は良い、ぼーっと見ているだけで癒される。
この時はイヤホンで聴いていたらラジオを止めてただただ炎を見つめた。
これがソロキャンで一番楽しい時間。
メインディッシュは、チキンステーキのフレッシュトマトソースがけ
暗くなる前に晩御飯を食べることにした。
今回のメインディッシュは信州福味鶏のもも肉を使ったチキンステーキのフレッシュトマトソースがけである。
まずは鶏肉の厚いところに切れ込みを入れて厚みを均等にする。
そして両面にマルコメの塩麹パウダーをまんべんなく振って少しおいておく。
一般的な塩麹とは違いパウダー状になっているので取り扱いが簡単で助かる。
その間にトマトをカットしてシェラカップに移しておく。
続いてマルチグリドルにオリーブオイルを入れて熱し、そこにスライスしたニンニクを投入する。
これがとてもいい香りを出して食欲をそそる。
ニンニクがこんがりしてきたらオリーブオイルごとトマトが入ったシェラカップに投入して、香草オリーブ塩とぽん酢でちょっと酸っぱめに味を整える。
いつもはレモン汁を使うのだが、スーパーへ行ってらぽん酢が目に入ったので、これでも行けるんじゃないかと思いこちらにしてみた。
何事も試してみないとわからない。
そして、マルチグリドルを再度熱してチキンの皮面を下にしてちょと強火で焼く。
皮がカリッと焼けたら裏返して少し弱火の中火でじっくりと火を通す。
ここを焦ってはならない。
火が通ったらフレッシュトマトソースをじゃーっとかけて完成。
この料理に合わせるお酒は安曇野市穂高の穂高ビールヴァイツェンにした。
夏に飲みたくなるヴァイツェンがちょっと酸味の強いチキンソテーと合って美味しかった。
この酒と料理を楽しみながらランタンと焚き火を眺めるという素敵な時間。
「この時間プライスレス」
と若者にはわからないことを言ってみる。
焚き火と日本酒とコーヒー豆焙煎
お腹も満たされたので、キャンプ場のスタッフさんがオススメする日本酒を飲みながら焚き火を楽しんだ。
ソロなのでイヤホンでラジオを聴きながらのんびりと酒と焚き火を楽しむ。
やっぱりソロキャンはいい。
日本酒は純米大吟醸だけあってとてもフルーティーな香りと味で美味しかった。
日本酒はチビチビ飲んで楽しめるので焚き火ととても相性が良い。
暑い時期は冷で、寒い時期は燗でと季節に合わせることもできる。
何かツマミが欲しかったので、余っていたビタちくにチーズを突っ込んで直火で炙ってみた。
ちくわって日持ちもするし色々な食べ方ができるので懐の広いやつである。
そして焚き火でコーヒー豆を焙煎した。
今回の豆はモカである。
前回も焚き火焙煎して失敗していたのだが、懲りることなく再チャレンジしてみた。
でも前回の反省を活かして遠火でじっくりと焙煎することを心掛けた。
失敗から学んで人は成長する、PDCAをいかに素早く繰り返せるかが成功のカギと会社でも言っている。
焚き火を眺めながらじっくりと焙煎すること約20分。
なかなかいい感じに焙煎することができた。
いつもならコーヒーを淹れてスイーツと一緒に夜のコーヒータイムにするところだが、今回はお腹もいっぱいで眠くなってきたのでこの豆は朝まで寝かせておくことにした。
シャワーを浴びて就寝
私は基本的にはキャンプの夜はお風呂もシャワーも浴びないで寝てしまう。
しかし流石に夏だと汗をかいて気持ちが悪いので今回はシャワーを浴びることにした。
考えてみたら高ソメキャンプ場へは何回も来ているがシャワーを浴びるのは初めてだ。
恐る恐るシャワー室へ入ってみるととても綺麗だった。
100円で3分のシャワーが浴びることができるのでキャンプの夜ならこれで十分である。
さっぱりしたところで愛車のN BOXの中に入って寝た。
久しぶりの車中泊だが、何故か前よりも狭く感じたのはセッティングを間違えたのだろうか??
私が大きくなることはないのできっとそうだろう。
つづく。
と言うことで宵編でした。
やはり毎月同じキャンプ場へ行くってのはマンネリ化してしまいます。
せめて春、初夏、夏、秋、晩秋くらいにした方がいいかも。
今回はどちらかといえば「夏」なので次は秋くらいにしようかなとか考え中です。
それでは、またそのうち続きを書きます。
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