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思い通りではない7月の雨キャン -雨を待つ昼-

久しぶりのキャンプ記事です。

ここのところは色々忙しいのに加え、暑いとキャンプへ行くのに足が遠のいてしまっているのですが、今年はホームの高ソメキャンプ場へ毎月行こうと決めているので行ってきました。

そう言えば、今月号のBE-PALに高ソメキャンプ場が掲載されているのですが、私が6月に行った日にちょうど取材が来ていて私のサイトも写り込んでいました。
私個人は載っていませんが隣のサイトにいたグループは取材を受けていました。
もし私のところに来たら断りますけどね。

今回も写真多めで3回に分けて少しずつ書きたいと思いますのでお付き合いください。

また、諸事情により今回からしばらくの間はタイトル画像はAdobe Expressを使って作ってみたいと思います。
いつまで続くかわかりませんがけど使ってみます。


はじまり

月に一度はキャンプへ行きたいと思ってはいるが週末に用事があったり天気が悪かったりでなかなか行くことができない。
スケジュールを確認すると7月にキャンプへ行けそうなのは三連休の初日のみだった。

しかし、一週間前からお天気アプリと睨めっこしていたがどうしても雨マークが消えず、降水確率は50%近辺を推移している。
普段の私ならキャンセルするところだが、これを逃すと7月は行くことができないというのと、年に一回は雨キャンをしてみたくなるという衝動が重なって天気が悪いことを承知で強行することとした。

天気が悪いことを承知ならそれはそれで楽しくなり「雨が降る前にタープだけ張ってその下で雨音を聞きながら焚き火を楽しんで寝るのは車中泊で・・・」などなどと楽しく妄想しながら一週間を過ごしていたのだが、金曜日にお天気アプリを確認するとキャンプ初日は晴れのち曇り、翌日はお昼前から雨という予報に変わっていた。

そんなわけでなぜか残念に思いながらキャンプ当日を迎えた。

地元の物を仕入れてキャンプ場へ

当日は11時に家を出て松本市奈川にある私が勝手にホームと思っている高ソメキャンプ場へ向かった。

家を出て少し車を走らせると乗鞍岳が見えてくる。
この日は少し雲はかかっているものの乗鞍岳を視界に収めることができた。
午後からは曇りの予報なので早く行って少しでも乗鞍岳を眺めたい。
乗鞍岳を眺められるかどうかはキャンプの満足度に大きく影響する。

しかし、キャンプ場へ行く途中で食材を調達する必要があった。
今回のメインディッシュは「肉」ということだけを決めて、どんな料理にするかはお店に行ってから決めることにしていた。

そのメインディッシュの食材を買いに寄ったのは松本市波田にある「農産物直売所 畑の彩り館きろろ」である。
ここは地元の野菜や加工品、肉などを取り揃えているのでとても気に入っている。
地元を愛するものとしては地元のものを食べたい。

昔はAコープだった

お肉コーナーには地元産の牛肉、豚肉、鶏肉がずらっと並んでおりどれにしようか迷った。
牛肉は目にとまるようなものが無かったので、厚切り豚ロースにしようかと思ったのだが残念なことに2枚入りしか無かった。
今回はソロキャンなのでお年頃の私の胃腸では豚ロースを1枚食べるのがやっとなのである。
それ以上食べると確実に胃もたれする。

肉の選択は一旦保留にしておいて野菜コーナーをのぞいてみると、プチトマトが美味しそうだったので、鶏もも肉とトマトでスッキリとしたチキンソテーを作ることにした。
歳をとるとあっさりスッキリに惹かれてしまう。

次にここで買えなかった氷や調味料などをスーパーで買い足してキャンプ場がある松本市奈川へ向かった。

通常の三連休であれば上高地へ向かう観光客でキャンプ場へ向かう道は混むのだが、この三連休は天気があまりよろしくないということもあって道は空いており、すんなりと奈川まで行くことができた。
この道は観光客が多く通る道の割には結構な山道で、道幅も狭く観光バスも通るということで運転に慣れていない人はノロノロ運転になってしまうのである。
一番怖いのは観光バスがカーブを曲がる時に平気で車線をはみ出してくることである。
今回も一回それに遭遇して焦った。

製材所のパン屋さんでお昼ご飯をゲット

今回はパンを食べたかったのでキャンプ場のすぐ近くににある製材所のパン屋さんによることにした。
何回かキャンプ帰りに買って帰っていたのだが、美味しいかったので今回はキャンプしながら食べたいなと思ったのだ。

以前も書いたが、ここは本当にパン屋さんなのか?という外観なのである。

本当に製材所だったらしい
今もか?
バーコード決済対応してます

お店の中には20種類くらいのパンやお菓子が並べられており、先客の夫婦がお店の人と名古屋から来たと話していた。
よくこんな山の中の特に観光名所があるわけでもない地域のパン屋さんに来るなと思いながら聞き耳を立てていると、泊まりでこの地域に来ていて前日も買いに来て美味しかったからまた来たと言っていた。
確かにここの天然酵母を使ったもっちりしたパンはちょっと素朴でとても美味しい。

私はお昼と翌朝に食べるパンを二つとお茶菓子を一つ買ったのだが、「以前も来ていただきましたよね」とお店の人に覚えられていた。
月一で来る近隣住民以外は珍しいのだろう。
ここも一応は松本市だけど。

雨が降ると見込んでタープのみ設営

この看板の緑加減を移り変わりも楽しい

12時30分頃にキャンプ場へ到着した。

このキャンプ場のチェックインは14時だが良心的なお値段でアーリーチェックインすることができる。

受付へ行くといつものお姉さんが受付をしてくれた。
昨年から毎月来ているで顔も覚えられていて、名前を言わなくてもいいし注意事項などの説明も省略してくれるので助かる。

センターハウスの前では看板猫のつくねくんがお昼寝をしていた。
猫好きにはたまらないキャンプ場である。

寝床からはみ出すつくねくん

今回は前回と同じA-6サイトである。
私的にはここが一番落ち着くし景色も楽しむことができる。
幸いにも乗鞍岳は雲を頭の上に乗せながらも姿を現してくれていた。

天気予報アプリを確認するとこの日は雨は降らないということだったが「山の天気は変わりやすいからきっと小雨はあるだろう」と予想してタープのみを張り、寝るのは車中泊にした。

雨が降っても焚き火はできるようにタープはSnowPeakのヘキサエヴォとTAKIBIインナータープを設営した。
この構成が登場するのは昨年の夏の終わりのの雷が鳴る豪雨の雨キャン以来である。
あれは刺激的でなかなか楽しかった。

焚き火インナーを装着するとこんな感じ

このTAKIBIインナーを装着するとポリエステルのタープの下で焚き火ができるようになる。
ポリコットンのタープならタープ下で焚き火が出来るのかも知れながいが、ポリコットンは雨に濡れると大変なことになるのでこの構成は雨キャンに適していると思っている。
そして、外からの光も多めに遮ってくれるので日差しが強い季節でも比較的涼しいというメリットもある。
デメリットはこのタープ自体が大きいのでソロには向かないということと、設営場所を選ぶということである。

曇りがちだが乗鞍岳は眺められる
タープの下はこんな感じでかなり暗い

私のA-6サイトの後ろにはA-7サイトがある。
この日は私よりも少しだけ年齢が上であろう男性がソロキャンをしてたのだが、この人がちょうど私の方を向かってテントを設営していたので、タープだけしか張っていない私が丸見えでちょっと気まずかった。
流石にタープしか張らないとは思わなかったのかもしれない。
何か対策をとろうかと頭を悩ませたが何も思い付か無かったので、気にしないという対策をとった。
結局最後は気分次第。

このキャンプ場の標高は約1,200mであり夏でも比較的涼しい。
この日も曇りがちということもあって涼しかったが、設営で動いているとささすがに暑くなり汗をかく。

しかし、私は虫に刺されなくないのでよっぽどなことがない限りは肌を露出しない。
この日も周りのキャンパーを見ると半袖に短パンの人が多かったが、私は長袖に長パンだった。

でも少しは工夫をしていて、インナーはユニクロのエアリズムだし、上着は薄手の麻素材のノンカラーシャツ、パンツはCoolMax素材のジーンズである。
山の中での夏はこの服装が最強と思っている。
恥ずかしがりやなので自分の写真は載せないが。

遅めのお昼ご飯

設営が終わったのは14時前だった。

もうお昼という時間は過ぎていたのでので、お昼ご飯を食べようかどうしようか迷った。
でも、せっかく製材所のパン屋さんで焼きたてのパンを買ってきたのでノンアルコールビールを飲みながら、少し前に部下から鳥取土産でもらった「のどぐろアヒージョ」の缶詰と一緒に頂くことにした。
地元産のプチトマトも加えて。

久しぶりに登場したYETIの缶クーラー

ノンアルコールビールで喉を潤した後にのどぐろアヒージョを一口食べてみたところ良い香りがしてとても美味かった。
さすが鳥取土産ランキングで上位を獲得する缶詰である。
これはパンも酒も合いそうだなと思いながらパンを切ってみたところ、なんとアンパンだった・・・😅
アンパンが美味しそうだなと思って買ったのを忘れていた。

「アヒージョにあんぱんは合わないでしょ」ってことでパンをチェンジして全粒粉を使った食パンに切り替え、ついでにノンアルコールビールもチェンジしてそば焼酎にした。

やはりアヒージョには酒でしょ

このアヒージョとパンがとても美味しかった。
アヒージョの油を吸ったパンってなんて美味しいのだろう。
パンを少し炙ったらさらに美味しかったのかもれないが、それがなくても満足できるうまさだった。
一緒に頂いたそば焼酎もびっくりするほど美味しかったのだがそれは次回触れることにする。

雨が降りそうな空模様

今回導入したギア

今回のこじんまりしたレイアウト

今回は久しぶりにSnowPeakのエントリーIGTのテーブルを持ってきた。

タープがSnowPeakなので合わせたかったというのもあるが、ネットを見ていたらIGT規格でもっと快適にできそうに思えたのでそれをチャレンジしてみたかったのだ。

まずコンロにはSOTOのST-310をビルドインできるこちらを使った。

最初風防の取り付け方がわからなかった

エントリーIGTのテーブルだとガス栓を回すのにちょっと苦労するが収まりは良くて風防も付いているので料理するのは重宝した。

次にテーブルを広く使いたかったのでサイドにアルミのラックを装着した。

こちらも少し難があって、エントリーIGTテーブルのサイドの穴にはほんの少しだけ幅が合わなずうまく位置を合わせないとハマらないのである。
しかし、濡れたものも置けるしシェラカップはかけて置けるので使い勝手は良かった。

ちょっと斜めになります

もう一つSnowPeakのフィールドキッチンテーブル竹用ガビングフレームというのも導入してみた。
SnowPeakにしては珍しく良心的なお値段である。

これは、テーブルの横に装着してビニール袋を引っ掛け、料理などで発生したゴミを入れたかったのだが、残念ながら私の使っているテーブルではうまく固定されなかった。

そこで、ユニフレームのフィールドラックに引っ掛けて食材を入れるのに使ったのだが、これはこれでなかなか使えたので、次もこの使い方にしようと思う。

切り出した写真なので画像が荒くてすみません

また、今シーズンから使い始めて気に入っているWAQのリクライニングチェアをもっと快適に使えないかと思い、アームレストに取り付けることができるボックスを取り付けて、ナイフやアルコール消毒スプレー、お手拭きなどのちょっとした小物を入れておいた。
これで周りが散らからないのでとても快適に過ごすことができた。
ちょうどスマホが入るポケットがついていたのも便利だった。
チェアに付属のドリンクホルダーは使えなくなってしまうが、使ったことがないので問題はない。

こちらも切り出したので画像が荒いです

そんな感じで快適に整えることができた居場所にのんびり座り、満足なお昼ご飯を食べながら雪が溶けた乗鞍岳を眺めて「せっかくだから雨降らないかな」と思う昼であった。

つづく。


なんか色々書いていたら長くなってしまったので第一回はここで終わりにします。

毎回「この記事に需要があるのか?」と思いながら書いていますが、自己満足でいいかということで収まっています。

続きはまたゆっくり書きますので、気になる方はお待ちください。




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