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ふもとっぱらでマルチグリドルを使った味変すき焼きキャンプ

今回は、快晴でほぼ無風という最高のキャンプ日和に、ふもとっぱらで富士山を堪能してきたというお話です。今回も一気に写真多めで書こうと思いますのでお付き合いください。長い記事を書くと「どれくらいの人が全部読んでくれるのか?」と疑問なところはありますが、自分のキャンプログということで割り切って書こうと思います。

また、この日のふもとっぱらは満員御礼で写真を撮るとかなりの確率で人や物が映り込んでしまいました。そのため、今回の一部の写真はPhotoshopの力を借りて修正している物があります。Adobe Firefly恐るべし。ちなみに最近noteに追加された見出し画像をAI生成する機能も同じ技術を使っています。

はじまり

今年の勤労感謝の日は飛び石連休だったが、私はハッピーマンデーが導入されてから飛び石連休が減ってしまったのが少し寂しい。何故かというと、私の部署は飛び石連休になるとほとんどの人が年休を取得するので、私もお休みを取得しやすいからだ。私は体だけは丈夫で滅多に体調を崩さないのに皆んなが働いている時に仕事があるので、こんなことでもないと年休を使えず毎年年休を大量に捨ててしまっている。部下には計画的に年休を取るように言っているのに自分ができていない。このため、飛び石連休は滅多なことがない限りは年休を取得するようにしている。今回はこの時期にオーストラリア出張の話もあったが部下に譲っておいた(押しつけたという言葉の方が適切か・・・多分気づかれていると思うが)。

そんなお休みを無駄にしないため、私は年初にキャンプ計画を立てる。この飛び石連休はふもとっぱらへ行くことに決めていて、11月分の予約開始直後に予約した。そして、前回の浩庵キャンプ記事にも登場したわっしーに「一緒に行く?」と聞いたら行くというので、予約に空きが出たのを見つけてわっしーの枠も確保して一緒に行くことになった。

いざ、ふもとっぱらへ

松本市からふもとっぱらまでは高速を使って約2時間で意外と近い。数日前から天気予報をチェックして晴天であることを確信していたので、楽しみすぎて無駄に早起きしてしまい、予定よりも少し早い8時30分に家を出発した。

高速を走っていると松本側は曇りがちだったのが、山梨へ近づくにつれて快晴になってきた。そして、長野県と山梨県の県境近くになると遠くに富士山も綺麗に見えてきてテンションが上がった。そんな景色を見ながら気持ちよく走っていると、後ろからわっしーの見慣れた車が来た。道の駅朝霧高原で合流の予定だったが、同じ景色を共有しながら一緒にのんびりとふもとっぱらを目指した。

松本からふもとっぱらへ向かうと、だんだんと富士山が大きくなっていくのが面白い。甲府南ICを降りてからの精進ブルーラインでは富士山は見えなくなるが、精進湖付近でドーンと大きく富士山が見えてとても感動する。普段から北アルプスなどの山々に囲まれて暮らしている私だが、やはり富士山パワーはすごい。

道は混んでいなかったので予定通り2時間ほどで「道の駅 朝霧高原」に到着し、お昼ご飯とお酒を購入した。ここでも富士山は綺麗でテンションがさらに上がった。そして足早にふもとっぱらへ向かった。

道の駅 朝霧高原からの景色
雲はあるが富士山は綺麗に見えて、これまたテンションが上がった

少しでもゆったりするために前方へ設営

チェックインして入場すると雄大な富士山が出迎えてくれた。この日も満員御礼で前日もほぼ満員だったことから、売店やトイレ近くにはたくさんのテントが設営されていた。私たちは少しでもゆったりと富士山が望めるように富士山に近い前方エリアへ設営することにした。トイレや炊事場までは少し遠いが大人二人だし、洗い物は帰ってやる派なので問題ない。

到着時の富士山
この日は前方は結構余裕があった

今回はわっしーがDODのカマボコテントを張ってくれるということだったので、私はそこに居候させてもらい車中泊することにした。テントを設営しないとなると時間に余裕ができる。私は焚き火スペースと車内の寝床を作り、あとはわっしーがテントを設営し終わるまで写真を撮ったり動画を撮ったりして楽しんだ。余裕があるって素晴らしい。

雲もとれて最高にいい天気
わっしー設営のDODカマボコテントとわっしーの愛車
Photoshopで広告で使える感じに仕上げてみた
Adobe Fireflyすごい
私の焚き火ポジションからの眺め

昼飯食べながらとりあえず一杯

設営も終わったのでお昼ご飯を食べることにした。今回のお昼ご飯も恒例のカップラーメンにしようと思っていたのだが、道の駅で胚芽パンを使った「富士山サンド」というのが売っていて、胚芽パン好きの私は飛びついてしまった。そんな富士山サンドを食べながら最初の一杯を開けた。富士山サンドは3種類入っていて食べ応えもありビールにも合ってとてもおいしかった。綺麗な富士山、美味しい昼ごはん、そしてビール。最高で満足。ちなみにわっしーは同じく道の駅の出店で買ってきた富士宮焼きそばを食べながら同じビールを飲んで「幸せだー」と言いながら富士山を眺めていた。そんな最高のキャンプの始まり。

一つ倒れたまま撮ってしまった・・・

しかし、お昼ご飯を食べていると一台の車が私たちの目の前にやってきた。降りてきたのは若い夫婦だった。そして、私たちの視線に入ってしまうちょうどいい距離のところに設営を始めた。

私には苦い思い出がある。それは初めてふもとっぱらを訪れた今年の2月である。前方のテントが視界の邪魔にならないポジションに設営したのだが、午後になって前方に設営していたファミリーが撤収して空きスペースになってしまったのだ。そして、その後に来た若いカップルだか夫婦高が来てちょうど私の視界に入り込むように大きなテント(スノーピークのランドロック)を設営したのだ。その時の記憶が蘇った。

しかし、私はその時の教訓を生かし、今回は以前よりも大きな陣幕を持ってきていたので、この陣幕を移動させてなんとか視界に入らないようにした。経験は活かすものだ。そんなことをしている私に対してわっしーは「いやー若い初々しい夫婦越しの富士山も乙ですね、乙夫婦ですね」と。なんと心が広いわっしー。それから私たちは彼らのことを乙夫婦と呼ぶことになった。そんな乙夫婦も気を遣ってくれたのか車を移動させてくれたので助かった。譲り合いの心って大事。夫婦生活でもね。

つまみの揚げ物とふじやまビール

陣幕も移動させてそれなりな景観になったので本日のつまみを作ることにした。今回は「マルチグリドルを多用しよう」をテーマにしたので、つまみはマルチグリドルの長所を生かして少ない油で揚げられる揚げ物にした。具材は鶏軟骨と今が旬のレンコン。これらをビニール袋の中で唐揚げ粉をまぶしてから油で揚げるだけ。

揚げ物にも富士山が合う

マルチグリドルだと大量の油を使わなくても良いので経済的で後処理も簡単。いつもは凝固剤を使って固めたり、油が入っていた容器に戻して持ち帰っていたりしたが、マルチグリドルで使うくらいの量だと油を吸うタイプのもので処理すれば良い。これはとても助かる。

今回は残り油が多かったので二つ使ってしまった
いちいち富士山が見事

さて、これらの揚げ物に合わせたお酒は道の駅で買ってきた「ふじやまビールのピルス」である。揚げると甘味が引き立つレンコンにすっきりした中にも味わいがあるピルスがよく合った。もちろん鶏軟骨もコリコリで美味しくビールが進んだ。

最高の景色で飲む美味いビールは格別

散歩してコーヒーブレイク

このまま雄大な富士山を眺めながらダラダラと飲むのも悪くないがいが、初めてふもとっぱらに来たわっしーのために場内を少し散歩することにした。歩きながら他のキャンパーのテントやギアを見るのも結構楽しい。中には外国の方もいたがわざわざキャンプをしに来たのか?と思ってしまった。

場内ではどこからでも富士山が綺麗に見えた。過去3回ふもとっぱらへ来たがこんなにいい日はなかったと思う。

金山テラスからの景色も最高だった
少し風があったので綺麗な逆さ富士とはいかず

一通り見て回って、売店でビールとプリン、このあたりの名物なのか「ようかんぱん」というのが売っていたのでそれらを買ってサイトへ戻ってきた。さっそく「ようかんぱん」を食べてみようということになり、コーヒーを入れてコーヒーブレイクにすることにした。

前回から導入した電動ミルで豆を挽いてコーヒーを淹れるとコーヒーのいい香りがテントの中に広がる。電動ミルはもう手放せない。このコーヒーを飲みながらようかんぱんを半分ずつ食べた。バタークリームが入ったパンの上に羊羹がコーティングされているもので、ブラックコーヒーと甘いパンがちょうど良かった。甘いコーヒーは好きではないが、ブラックコーヒーと甘いものを食べるのは好きだ。

まだこの時は市販の豆を挽いてる
これがようかんぱん

そんなのんびりとした時間を過ごしていたら、空に月が登ってきて少しだけ富士山が赤くなってきた。そんな景色を眺めていたら道の駅で買ってきた大好きなアレを開けたくなった。

富士山と昼の月もなかなか良い
前方の車とテントを消そうかと思ったが面倒でやめた

富士山と富士桜高原ビール

松本市で夏の終わりに行われるサマーフェストへ行くと必ず飲むビールが富士桜高原ビールである。道の駅 朝霧高原には数種類の富士桜高原ビールが置いてあるので立ち寄るとついつい買ってしまう。今回も3種類置いてあった中から冬に飲みたくなるヴァイツェンを選んだ。

昔はヴァイツェンよりもIPAの方が好きだったが最近はヴァイツェンの味わいがわかるよになったのかたまに飲みたくなる。この富士桜高原ビールのヴァイツェンもゆっくり富士山を眺めながらストーブにあたって飲むには最高だった。

富士山と美味しいビール、なんて最高の画
夕日に照らされた富士山と月

マルチグリドルで味変すき焼き

まだ16時代だったが、暗くなる前に晩御飯を食べてあとはのんびりと焚き火を楽しむことにした。今回の晩御飯はマルチグリドルで作るすき焼きだ。マルチグリドルが鍋物でどこまでいけるかを試してみたかったのだ。

ネギは実家の畑から抜いてきた松本一本ネギ、白菜は子供の同級生のお家の家庭菜園で収穫されたもの、椎茸は妻が家で育てている栽培キットで育ったものという本当に生産者の顔が見える食材をふんだんに使い、そこへ私が好きな春菊とえのき、焼き豆腐を加えた。メインのお肉は、私のオーストラリア出張へ行っている部下をリスペクトしてオージービーフを用意した。実は最初に国産牛を食べたけど・・・。これらをまとめ上げるタレは信州のスーパーであるツルヤオリジナルのすき焼きのタレ。ツルヤオリジナルなので間違いないお味だ。

マルチグリドルは優秀で、すき焼きも問題なく作れたが蓋がないところが少し厳しかった。このために買おうかと色々探してみたのだが、ひとまずアルミホイルでチャレンジしてみようと思って保留にしておいた。やはりアルミホイールでは不便だったので鍋物をやるには蓋が必須だった。何事もやってみないとわからないということでいい経験をした。

部下リスペクトのオーストラリア産牛
やはりツルヤオリジナルは間違いなかったし、
300mlなのがちょうど良い
蓋がないとなかなか火が通らない

このすき焼きを食べながら、これまた道の駅で買ってきた日本酒「富士正 特別純米酒」を飲んだ。この酒蔵は道の駅のすぐ近くにあるらしい。酒蔵見学もできるということでみようとも考えたのだが、あまりのいい天気にキャンプ場でゆっくりすることを選んでしまった。

すっきりして美味しかった

ひと通り牛肉のすき焼きを味わった後で味変をすることにした。今回のメニューをすき焼きに決めた時に思い出したのは、ゆるキャンでトマトを入れて味変していたことであった。そこで鶏もも肉とトマトを加えてみることにした。なぜここからは鶏肉かというと、もう牛肉を食べ続けられるお年頃ではないからだ。牛肉を食べ続けたら胃もたれしてしまうのである。

トマトを入れることで酸味が出て食べやすくな離、これはアリだと思った。最後にお決まりの糖質ゼロ麺で締めて本日の晩御飯は終了となった。酔っていてもご飯ややうどんを入れるのではなく糖質ゼロ麺で締められるようになったところが大人になったなと思う。

トマトインでスッキリな味に味変

のんびりと焚き火タイムとふもとっぱらプリン

フェザースティックを作りファイヤースターターで着火した。今回も焚き火台は私のbelmont Tokobiとチムニースクリーンセットを使った。チムニースクリーンがあると2次燃焼効果で炎が綺麗で煙も少ない。この日はそれほど気温は下がらなかったが焚き火は心地良かった。

この焚き火を眺めながら、道の駅で買ってきたもう一本の日本酒である「富士正 純米吟醸 誉富士」を飲んだ。焚き火をしながらのんびりと飲む日本酒は最高にうまい。この時期はこういう酒をチビチビ飲むのが風情もあって楽しい。

綺麗に2次燃焼した炎
これがとても美味しかった

あまり酒を飲みすぎると翌日に響くのでお酒はここまでにし、あとはのんびりとコーヒーを飲むことにした。コーヒーを飲むと言ってもすぐに飲めるのではなく豆の焙煎から入る。今回の豆はマンデリンにした。直火で焙煎をするのはなかなか難しく油断しているとすぐに焦げてしまう。もう何回もやっていて慣れてきたかと思っていたが、やはり少し焦がしてしまった。正直に言うと市販の焙煎豆の方が圧倒的にうまいが、焙煎するところからがキャンプの醍醐味であり、コーヒーの味にプラスαしてくれる。

途中までは良かったのだが最終的には少し焦げ気味
焙煎する男の後ろ姿

この自家焙煎コーヒーを飲みながら売店で買ってきたふもとっぱらプリンを食べた。私の記憶が確かならば、以前このプリンを食べた時はガラスの容器だったが、今はプラスチックに変わっていた。コストの問題だろうか?しかし、味は変わらず美味しかった。

最近のキャンプは夜のお茶菓子が欠かせない

少しだけ星空撮影をして寝る

この日は満月近かったので空が明るかったが星は見えていた。元々富士山方向は明るいので私の技術では厳しいかなと思いつつも富士山と星空を撮影してみることにした。やはりあまりうまく撮影できなかったが一枚だけ載せておく。実は今回はカメラが趣味の元部下も誘ったのだが忙しくて仕事を休めないと言うことで断られてしまった。彼がいてくれたらこんな環境でもそれなりに撮れる方法を教えてくれたかなと少し残念だった。

富士山と夜景
拡大すると少し星が見られる

星空もあまりうまく撮れなかったので、焚き火の番をわっしーに任せて私は先に寝させてもらうことにした。あらかじめ電気毛布をセットしてあったので寝袋は暖かかったが、足先だけは冷え切っていてなかなか暖まらなかった。そこで途中で暑くて起きることになるとは思いつつ靴下を履いたら暖かくなって眠ることができた。しかし、案の定、夜中に暑くて目を覚ましてしまった。

朝も写真撮影から始まる

朝は4時ごろに目が覚めた。まだ暗いので二度寝しようと思ったがなかなか眠れなかった。週末のキャンプならradikoのタイムフリーでオードリーのオールナイトニッポンを聞くところだが、それはできないのでAmazonブラックフライデー先行セールでキャンプグッズとカメラ機材を物色しながら過ごした。

そうこうしているうちに5時30分になったので、ダウンジャケットとダウンパンツの完全防備で外へ出て写真撮影に出かけた。朝は風も無く人もいないのでのんびりと逆さ富士を撮影することができた。

まだ日が出てくる前の景色

そんなことをしているとだんだんと空が明るくなってきた。私はこの時間が好きだ。

東の空が明るくなってきた
もう少しで日が昇る静寂な朝

このまま金山キッチンの近くの池で日の出を見るのも悪くなかったが、人が集まってくるし今回は焚き火をしながら日の出を迎えたかったのでテントに戻った。前日に作っておいた細い焚き付けで火をつけて日の出を待った。最近やっていなかったが朝の焚き火も楽しい。

朝焚き火と富士山も良い

それから30分くらいして太陽が顔を出してきた。日の出から斜めに出される光芒がとても幻想的だった。あらためて最高の日にキャンプに来たなと思えた瞬間だった。今回でふもとっぱらへは泊まりで3回、日帰りで1回来ているがこんなに良かった日はなかった。

この時期の日の出は富士山の右だった

朝ごはんはピザとミネストローネ+α

今回の朝ごはんは、朝から豪華にピザとミネストローネにした。豪華と言っても朝から時間をかけて料理をする気にもならないし、何より寒い時期の朝は手が冷たくであまり細かいことをしたくいないのでかなりの手抜きにした。

ピザは晩御飯のすき焼きのタレと同じツルヤのオリジナル商品のマルゲリータである。これは軽井沢を訪れるセレブ達も食べるものなので、これを焚き火で焼くだけでなので間違いない。私の使っている焚き火台tokobiは料理することを考えられたものであり、焚き火の下部に鉄板を置いてそこでオーブン料理ができるようになっている。ここにピザを載せて焼くだけなのだ。しかしこのままだと灰がかかってしまうので上からもアルミホイルでガードした。

なかなか時間がかかったがうまく焼けた

ミネストローネはこれも簡単で間違いないお味のキャンベルスープである。マルチグリドルに缶の中身を入れてから、その缶に入れた中身と同量の水をを加えて温めるだけだ。今回はベーコンとマッシュルームを加えたが、何も加えなくても美味しい。これを作るときにクッカーを使うかマルチグリドルを使うか迷ったのだが、今回のテーマはマルチグリドルの可能性を試すことだったのでマルチグリドルを使ってみた。結果はスープを作るにも容量的には問題なかったがやはり蓋がないので保温性が悪かった。今回はアルミホイルで代用したが煮物系をするのであれば蓋は必須だと思った。

お手軽で美味しいキャンベルスープシリーズ
蓋がないので煮詰まっている

朝ごはんはこの二品だけで十分だったのだが、ピザが焼き上がるのに予想以上に時間がかかったため、時間があれば作ろうと思っていたリンゴホットケーキを作ることにした。

ここで使うリンゴは家の冷蔵庫で眠っていた10月に収穫してきてもうボケボケな(長野県の方言でシャキシャキでなくなったリンゴのこと)シナノスイートである。これを剥いて細めに切る。次にホットケーキミックスをジップロックに入れてそこに卵と水を入れる。牛乳じゃないの?と思われるかもしれないが水の方がモチモチになる気がするし、キャンプに持ってくるものは少ない方がいいので水の方が適している。これらをジップロックの上からモミモミして混ぜる。こうすることで洗い物が少なくなってとっても助かる。

そして、ジップロックの端っこを切り、そこからホットサンドメーカーに生地を流し込んで均等になるようにする。この上にリンゴをのせて後はピザと同様に焚き火台の下でじっくりと焼くだけである。

焚き火の下でじっくりと焼いたのでリンゴもしんなりし、生地もフワフワに焼けた。ただ、ピザとミネストローネでお腹がいっぱいになったので少し味見しただけで後は持ち帰りになったが。

リンゴホットケーキの材料

リンゴたっぷりで贅沢に
こんな感じで焚き火台の下でオーブン調理する
完成、なかなかうまく焼けた

そして撤収

朝ごはんを食べて少し焚き火を楽しんでからのんびりと撤収作業を開始した。チェックアウトは14時だが十分に富士山は堪能したし、これ以上いるとまた酒が飲みたくなってしまう。

撤収と言っても私はテントを建ててないので時間はあまりかかならなかった。この時期は露で濡れたテントを乾かすのにとても時間がかかるので、テントを設営していないと言うのは撤収時間に大きく影響する。

私はわっしーがテントを拭いたりして撤収している間に場内を散歩して売店で家族にお土産を買ったり、写真を撮ったり、ジンバルを出してきて撤収するわっしーを被写体に動画を撮る練習をしていた。そんなことをしていても満足できるくらいこの日も朝から富士山がとても綺麗だった。

私の愛車N BOX越しの富士山
時間があったので望遠レンズ出してきて撮った富士山アップ
妻と子へのお土産

そして11時前に撤収が完了して帰路に着いた。最高の天気と景色でとても良いキャンプだった。

おまけに帰り道で

帰りは飛び石連休の平日ということもあり、高速は空いていて順調に帰ることができた。私のN BOXは軽自動車だがターボでACCも装備されているため高速でも快適に走ることができる。この日もACCをセットして一定の速度で走っていた。しかし、そのうち制限速度で走る地元ナンバーの白いクラウンが現れた。これは怪しいと思い、抜かずに後について走っていた。

しばらくすると何台かの車が制限速度+10km/hくらいで抜かして行ったのだが、何もなかったので大丈夫だなと思い私も抜かそうとしたところ、後方の追越車線から制限速度を大きく越える車がやってきた。そして、その車が白いクラウンを抜いたところで、白いクラウンの屋根から赤いサイレンが出て点灯した。御愁傷様。覆面パトカーは捕らえた車と一緒に次のICを降りて行き、私はのんびりと松本まで帰宅した。これの覆面パトカーを探知したというのが今回のキャンプで最も達成感のあった出来事かもしれない。

おしまい。


あとがき

こんな感じの夏以来のふもとっぱらキャンプでした。今回は家族と一緒ではなかったのでトイレからも売店からも遠い富士山に向かって前方の場所に設営したため、視野に入ってくる人工物も少なく、堆肥の臭いもトイレの臭いも気になりませんでした。また、今回のキャンプも諸事情により薪ストーブではなく灯油ストーブにしたのですが、やはり夜は寒いし満月でもなければ富士山が綺麗に見えるわけではないので、この時期は薪ストーブの方が良かったかなと思いました。次回は是非薪ストーブで来たいところです。

しかし、近場のキャンプ場のほとんどはクローズしたし、師走は色々あって忙しいので今年のキャンプはこれで終わりかなと思います。できれば正月にでもキャンプしたいなと思っているのですがどうなることやら。

今回のキャンプは天気にも恵まれて最高のキャンプになりました。こんなキャンプがあるからやめられません。

最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。


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