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<W杯>韓国代表「韓国サッカー、日本のように良い環境ではない」と苦言

サッカー・ワールドカップ(W杯)カタール大会に出場したサッカー韓国代表の黄仁範(ファン・インボム)選手が韓国のサッカー環境に対して苦言を呈した。

黄仁範は12月6日、ラウンド16でのブラジルに敗戦後に記者らに韓国のサッカー環境の問題点を指摘した。

黄仁範は「韓国サッカーも大きく発展しなければならないようだ。選手たちの技量的な部分が最も重要だが、それを別にしても発展しなければならない」と口を開いた。彼は日本がベスト16に進出したことについて、「日本と同じ成績を出したからといって日本ほどの環境を持っているとは考えられなさそうだ。多くの部分で残念なのが事実」と話した。

続けて彼は「日本の選手たちは現在本当に良い環境の中でやっていると聞いた。欧州のどのリーグに行っても(日本人選手が)たくさん布陣している。韓国では選手らになぜ欧州に進出しないのか、夢がないのか、お金ばかり追かけているという話が過去から出続けている。だがこれは選手たちだけの問題では絶対ないと考える」と強調した。

その上で「私がここでこうした話をしたからと変わる部分ではないが、今後韓国サッカーがこつこつと努力し、ベスト16に進出する奇跡ではなく、日本や他の国のように良い姿を着実にW杯で見せようとするには多くのものが変わらなければならない」と指摘した。

この記事を見て2つ違和感を覚える。

①比較をしないと物事が語れないということだ。自己肯定が極めて低いことの表れかもしれない。比較をしないと現在の立ち位置が分からないんだろう。その比較対象がいつも隣国の日本であることを、ちょっと鬱陶しいと思う日本人もいるだろう。

②誰かのせいにしたがる傾向が非常に強いことだ。環境のせい、周りのせいにし、当事者意識が欠如していることだ。自分たちが積み重ねてきた成果であることに目を向けたくないかもしれない。自分はこうしたい!こうなりたい!自国リーグを盛り上げるために努力します!といった気持ちはないだろうか。

EPL、ラ・リーガ、Jリーグのような海外サッカーリーグの人気が一日でできあがったわけではない。Jリーグの弱小クラブは集客のため、いい結果を出すため、今も地道な努力を続けている。

集客のために宣伝チラシを配ったり、頭をペコペコ下げたりしたことはあるのかと、ファンさんに聞いてみたい。


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