5年ぶりのスリランカ一人旅〜列車でゴールからニゴンボへ〜
ゴールからコロンボへ列車移動
朝、予定より早く目覚めた。
支度もできたのでかなり早いがお世話になったゴールの宿を後にして駅へ向かう。
鍵はドアの外にぶら下げたままチェックアウトと前日に確認している。
安宿ではかなりよくあるパターン。
最初はゴール5泊長すぎと思ったけど、ゴールの街を観光出来たし、人々の生活にも触れられた。
ゴールを起点にウナワトゥナ、ミリッサと二つのビーチエリアに行けたのも楽しかった。
一人でいると色んなことを考える。
仕事のことも家族のことも考える。
整理がついているかというと、良く分からないのだが、精神的には安定している。
「これでいいのだ」とバカボンのパパみたいに構えていられる。
まだうす暗い道をバックパックを担いで駅まで歩く。
まだ列車の時刻まで1時間以上あるので、ホームで座って待つことにした。
やがて激しい雨が降り出した。
ホームの階段に滝のような細い雨の滝が落ちている。
歩いてる時でなくてよかったなあとぼんやり思う。
何本か列車がホームに入ってきて、人を吐き出し、飲み込みながら去っていく。
皆、仕事に行くなど日常なんだよね。
今日はこれから仕事なのかなあとか、ベンチに座ったまま呆けたように人々を眺めたり、時折隣に座った地元の人と会話したり。
やがて、私の乗る列車が来た。
朝が早かったせいか、ぐっすり眠ってしまい、気づくと2時間も経っていた。
コロンボフォート駅はもうすぐ。
駅で切符は回収され、私はそのままバスターミナルを目指す。
コロンボからニゴンボの宿までの移動
コロンボで寄り道も考えたが、ゴールから列車で2時間半、ニゴンボまで更に1.5時間くらいかかるので、まっすぐドゥルシャンの宿を目指すことにした。
ニゴンボのバスターミナルで「チャミンダに迎えに来てくれるように伝えて」とドゥルシャンにメッセージを送ったのに、返事がない。
忙しいのかなと思って待っていたが、20分経っても全然返事がない。
再びメッセージを送ると「ごめんごめん!チャミンダは15分後くらいに到着するよ」と返事があった。
チャミンダはそれから15分も経たないうちに迎えに来てくれた。
「30分も待ってたってホント?」
チャミンダは信じられないといわんばかりに私に尋ねる。
「うん、でも来てくれてありがとう!」
ドゥルシャンちに帰って来た
宿に着くとドゥルシャンは平謝り。
大丈夫!気にしてないよ。
そして無料でアーリーチェックインさせてくれるという。
元々宿泊していた2階の部屋はさっきゲストがチェックアウトしたばかりで掃除が終わっていないと言う。
1階の離れの部屋ならすぐにチェックインできるというので、そこにしてもらった。
デザインも調度も全部ドゥルシャンが選んでいるのだそう。
建築家にはデザインを依頼していないと言っていた。
ニゴンボを歩き倒す
少し休憩してからチャミンダにニゴンボのビーチエリアに連れて行ってもらう。
チャミンダは美味しくて雰囲気のいいお店を沢山知っている。
ニゴンボの中心街をさんざんほっつき歩く。
帰りはグーグルマップに頼りながら自分で宿まで歩いて帰った。
途中でサモサなどを売る屋台があったので、夕食用に3種類くらい買って宿に戻る。
ドゥルシャンが、今夜は夫婦で用があって出かけるので、何かあればスタッフに伝えてという。
大丈夫、酒飲んで寝るだけなので、
何もないから。