5年ぶりのスリランカ一人旅 Day2-3 旅慣れてる人に12goはおすすめしない
15時過ぎに食べたランプライスがあまりにボリューミーだったので、夕食はパス。
チャミンダは「今日は8時間寝る!」と言い、また私とグータッチをして帰っていった。
ニゴンボからゴールまでの行き方を相談したい
私が宿に到着したとき、ちょうど若い日本人夫婦が空港から到着したところだった。
昨日、ドゥルシャンに
「日本は今ホリデイなの?君を含めた日本人のゲストが多いんだよ」
と尋ねられたので、日本では「ゴールデンウィーク」と呼ばれるホリデイシーズンなのだと伝えたのだが、彼はその「ゴールデンウィーク」という新出単語を早速使って、ゲストへのチェックインの説明をしていたので、さすがだなと思った。
ディルが到着したばかりの二人の分だけでなく、私にもウェルカムドリンクを持ってきてくれた
炎天下の暑い中をさんざん歩き回ったので、彼女が持ってきてくれた冷たいサワーソップジュースが心底ありがたかった。
ドゥルシャンは夫婦のチェックインの説明で忙しそうだったので、明日のスケジュールの相談をしたかったが、後にしようと思い、部屋でシャワーを浴びているとドゥルシャンからテキストメッセージ着信。
「明日の朝食、何時にする?」
「明日のスケジュールについてあなたのアドバイスがほしいから後で下に行く」
と返事をした。
翌日はゴールに行くのだが、コロンボからゴールへの交通は何も予約していなかったのだ。
話は出発前の、旅の企画の段階にさかのぼる。
私はスリランカが誇る建築家ジェフリー・バワが好きで、前回はヘリタンス・カンダラマに泊まったので、今回はジェットウィング・ライトハウスに1泊することにした。
そして、もう一泊ゴールに泊まってからコロンボに戻り、キャンディに行けたら行きたいと思っていたのに、スリランカ国鉄のウェブサイトではその日の予約が取れず、仕方なく12goというアプリから予約しようと思ったら、そのアプリでは出発前30日を切ると予約できないらしい。
国鉄のサイトにも何度もアクセスしてみたが、希望の日は予約できないようになっていて、仕方なく12goから予約し、ゴールに4泊することになった。
ジェットウィング・ライトハウス延泊は高額なので価格の安い宿を予約した。
12goは自力で切符を買える人にはお勧めしない
スリランカ国鉄のWeb予約は出発日が近づいてから!
しかし、出発日が近くなってからもう一度国鉄のサイトに行くと、なんと!予約できるではないか!
そしてファーストクラスの列車でも国鉄サイトでは日本円で600円くらいなのに、12goは宿泊先ホテルに郵送のサービスを含んで4,200円もするうえに、キャンセルが出来ないシステム。
私ったら無知なゆえに、高い勉強料ばかり払っている。
スリランカ国鉄のウェブサイトで購入する場合は、出発日が近くならないと予約できないので、今後行く予定の人はチェックが必要。
さて、話を戻そう。
ドゥルシャンに相談を切り出した。
改めてドゥルシャンにニゴンボからゴールまでの道のりを相談してみた
「ゴールまでどうやって行こうか考えてるんだけど…」
私が日本で調べたのは鉄道よりバスがいいのではないかということ。
しかしゴール行きのバスが出るターミナルはコロンボの郊外にあり、セントラルバスターミナルから更に乗り換えが必要らしく、ハードルが高いのではないかと思い、日本で交通手段を予約できなかった。
「それは君次第だよ。プライベートカーは高い、公共交通機関は安い」
「うん、プライベートカーは快適だけど、リアルなスリランカが見えないでしょう?私はこの国の人々の生活が見たいんだよね」
ドゥルシャンは即座に鉄道を勧めてくれた。
そしてニゴンボ駅からではなく、コロンボ・フォート駅からの発車になると教えてくれた。
私が午前の列車に乗りたいと言うと、12goでは検索に引っかかってこなかった午前中の列車をスマホから調べてくれて、列車の出発時間から私の切符を買う時間、コロンボバスターミナルからコロンボ・フォート駅までの徒歩の時間、月曜だからコロンボ行きのバスが高速を降りてから少し渋滞する時間などをすべて考慮してくれて、私の朝食の時間とチャミンダの送迎時間を提案してくれた。
もう、ドゥルシャン、スーパーパーフェクト&スーパーエクセレントだよ!!
相談できる人がいるってありがたい!
現地の人の情報に勝るものもない!
そんな話をしていると、ドゥルシャンの友達がやってきた。
彼は農業機械関連の仕事をしていて、商談で6月に大阪に出張があるという。
しばらく3人で私の5年前、テロ1週間後のスリランカ旅行の話や、ドゥルシャンの友達の日本の取引先の話など雑談をする。
ドゥルシャンの友達は私が一人で来ていることを知って不思議そう。
ドゥルシャンが言う。
「彼女は自由が好きなんだよ。やりたいようにやる人なの」
...なんでわかった?(笑)
ドゥルシャンの英語は学校の先生みたいにわかりやすくて、私みたいなへたっぴな英語でも、相手が聞いてくれる姿勢があるとわかれば、安心して間違っていても臆せずに話せるものだ。
しばらく楽しく話をしてから、私は部屋へと切り上げた。
珍しくどこからか大音量の音楽が聞こえる。
何かイベントをやっているらしい。
何だろう?とテラスから外を見ると、ドゥルシャンと友人が外のパティオで話をしているのが見えた。
きっと1階のスペースで話すとゲストの邪魔になることを考えて外で話しているのだろう。
色々あった一日だったので、私は大音量も気にせず、あっという間に眠りに落ちた。