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スラバヤ最終日
朝は健康的に…
Aは朝4時に起きて、6時には出勤。
私は6時にアパートメントのジムに行き、ランニングと水泳。
フードファイトの後始末をしたいのだ。
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私がジムに行くと既にひとり、白人男性がウォーキングしていた。電源がわからず私がモタモタしていると「Hello!」と声をかけてくれて、マシン下部の電源を入れてくれた。
ランニングと水泳の後、シャワーを浴びて支度をし、朝食に行こうとエレベーターに乗ると2mくらいある見上げるような白人男性がいて、私に「ランニングはどうだった?」と声をかけてくれた。
あ!スイッチ入れてくれた人だったのか!
私がレストランで降りるとき、
「Have a nice day!」と声をかけてくれる。
日本人て、こういうのが自然にできないよなー。
私だけかな?
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G-WALKへ
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スラバヤは大きな道路に歩道がなく、人が歩くようには作られていない。
交通量も多く、信号が少ないので、道路横断も慣れていなければ困難。
あちこち散歩したいという私にAは、
「仕事中に事故にでも遭われたらかなわん」と許可してくれず、G-WALKという一角なら歩き回ってもいいとお許しが出た。
G-WALK まで、インドネシア語しかできないドライバーさんとの意思疎通を試みるものの、グーグル翻訳の音声が全然役に立たず、よくわからないけど、まー、とにかく「15時にここに迎えに来て」ってことだけは通じたらしい。
G-WALKは飲食店の集まる一角で、すぐそばに高級住宅街もあるので、うろうろと散歩してみる。
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ランチはパダン料理。
かつてバリ島に何度も行った時によく食べた。
辛くておいしいのだ。
店員の女性が白いご飯を皿に盛りつけてくれる。
ショーケースに並んだおかずを指さしながら注文する。
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席について、お金を払おうとすると、「先に食べろ」とジェスチャーで示してくれる。
食べていると、店員の女性が私の前に座ってインドネシア語で話しかける。
「ダリ マナ?(どこからきたの?)」
「ジュパン(日本)」
短い会話だけれど、笑顔が優しい。
笑顔って本当にコミュニケーションの基本だなと痛感する。
相手に「心を開いていますよ」とそれだけで伝わる。
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モスリムの街で昼間からバーで酒を飲む
食後はまた周囲をほっつき歩く。
すると、メインから少し外れたところの人通りが少ないところにビンタンビールの看板を発見。
お店の外に男性がいたので、「ビールあるの?」と聞いたらあるという。
テラス席もあるけど、暑かったので「中で」というと、中は暗い。
めちゃめちゃ怪しい。
ここはBarだ。
でもそこまで洗練されてない。
日本でいうとスナックだ。
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おっさんたちが二組、テーブルにビール瓶を並べて昼間から飲んだくれている。
たばこの煙がすごい。
私も端っこに座ってビールを飲む。
隣のテーブルのおっちゃんはガールズを呼んだらしく、女子がわらわらと入ってきてにぎやかに飲み始めた。
ちいママっぽい女性が私のテーブルに座ってインドネシア語で話しかけてきたが、私が外国人と見ると、英語に切り替えてくれた。
どこから来たの?
スラバヤは何日間?
スラバヤの後はどこに行くの?
スラバヤは初めて?
ようこそスラバヤへ!
そんな他愛もない会話だが、彼女は優しい笑顔。
大っぴらに酒を飲めない街で、昼間っからおっさんにまぎれて酒を飲む日本人の女に心を許してくれている。
ぼったくられることもなかった。
笑顔、忘れがち。
帰国したら私も極力ニコニコしようと決めた。
しかし、この私のタバコ臭くなった服は、家主に嫌われるに違いない。
帰宅して再びプールで泳ぐ。
体を動かすって気持ちがいい。
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今日はAの家を発って、一人で夜行でジャワ島最西端バニュワンギを目指す。
そこからフェリーでバリに渡るのだ。