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何歳からプロ野球選手になれるの?(おまけ:ドラフト指名後の練習ルール) -12-

こんにちは。

昨日最年長選手についての記事を書いたところ
今日は、『ソフトバンク、球団史上最年少の育成選手の契約』のニュースが目に留まりました。


なので、今日のテーマはこちら

ドラフト会議って高校生からだから、18歳が最年少じゃないの?いったい何歳からプロ野球選手になれるのか? です!!

日本プロ野球選手会 新人選手選択会議規約によると…

第1 条 (新人選手)
 この規約において新人選手とは、日本の中学校、高等学校、日本高等学校野球連盟加盟に関する規定で加盟が認められている学校、大学、全日本大学野球連盟の理事会において加盟が認められた団体に在学し、または在学した経験をもち、いまだいずれの日本の球団とも選手契約を締結したことのない選手をいう。日本の中学校、高等学校、大学に在学した経験を持たない場合であっても、日本国籍を有するものは新人選手とする。

とありました。

ということは、規定上は、中学に在籍していればドラフト会議に参加できる。しかし中学は義務教育のため、中退は考えづらいと考えると、15歳が現実的な最年少となるとわかりました。

有名な話ではありますが、
'04年秋、ドラフト史上最年少の15歳で元阪神の選手である辻本賢人さんの前例もありました。

成長の期待度の見定めや、中学卒業時での指名は選手の進路などにもかかわるので、あまり今後もかなりレアなケースかもしれません。
辻本さんのインタビュー記事も読みましたが、1軍登板はなく、19歳と若くして球界をさられたようです。

しかし、高校にはいかず、プロになられた時のエピソードを読むと、その選択を納得を持ってされていました。

中学卒業時でなくとも、高校生もプロに入るのか、大学に進学するのかプロ野球選手になりたい思いや、今後の自分の将来も見据えて悩まれているのかと思います。ファンとしては、どんな選択でも選手の思いを尊重して応援していきたいです。


(おまけ:ドラフト指名後の練習ルール)

また、記事を書くにあたってドラフト会議について調べてみたときに、ある項目が気になったので紹介します。

それは、ドラフト指名後です。
よく指名前は、事前に直接交渉、契約してはいけないなど聞いていましたが指名後のルール普段あまり意識していなかったので調べてみました。

プロ野球団から指名を受けた野球部員のその後の取り扱いは、
高等学校野球部員のプロ野球団との関係についての規定第5条に規定されています。(一部抜粋)

第5条 プロ野球団から指名を受けた野球部員のその後の取り扱いは次の通りとする。
(1) プロ野球ドラフト会議で指名後、または入団契約後であっても自校の練習に参加することができる。
(2) プロ野球団と契約した野球部員が、自校の練習に参加できる期間は翌年(卒業年)の1月31日までとする。
(3) プロ野球団の指名またはその契約をした野球部員が、当該球団からトレーニング用のメニューを指示され、それに沿ってトレーニングすることは差し支えない。
(4) トレーニングメニューを指示された野球部員が、自校の監督にそのメニューを提出し、監督が新チームのトレーニングに応用しても差し支えない。
(5) プロ野球団のトレーナーおよび関係者が当該野球部員の高等学校に出向いて直接指導することは禁止する。ただし、当該野球部員が球団に出向いてメニューの疑問点や成果を相談することは差し支えない。
(6) 当該野球部員が契約先のプロ野球団の練習に参加した場合は、たとえ翌年の1月31日以前であってもそれ以後は自校の練習に参加することはできない。

この条文を読んで私は以下の3点に興味を持ちました。

・プロ野球団と契約後は1月31日までしか自校の練習に参加できない。それ以前でも、契約先の球団で練習したら自校の練習に参加できないと練習参加ベースでその基準が変わること

・球団から指示されたトレーニングメニューを監督に渡して、新チームに取り入れてもいいよ。など高校側にメリットの大きい内容になっている

・トレーナーたちが高校にきてアドバイスするのはNGだけれども当該野球部員が相談に行くのはOK。
では、トレーニングの仕方がわからないといわれて、実際に体の動かし方を実践しながら教えたら、それは練習に参加したことにはならないのか?何を基準に練習と相談の線引きをするのか。(⇒この辺りは、敢えて曖昧に書くことで、実際は相談と称した練習なども行われているのかなと想像しています…)

今日は文字が多くなりましたがここまでにします。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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