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組織のリーダーは明確に姿勢を言語化して表明するべき

テレワークしている人の方が会社に愛着

株式会社パーソル総合研究所の「テレワークによる組織の求心力への影響に関する定量調査」というレポートをみて少し驚きました。テレワークをすると社員のコミュニケーションが減り孤独感や疎外感を持ち会社に対して所属している意識が薄れてしまう、みんなの気持ちがバラバラになり組織としての一体感がなくなってしまう、そう考えていました。

しかしパーソル総合研究所のこのレポートによると必ずしもそうではないことが分かります。

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このグラフから分かるのは「会社に愛着を感じている」人はテレワーカーの方が多いということです。テレワーカーの方が、自分の会社に対して感謝していて仕事に誇りを持っているというのです。これは一体なぜ?

テレワークしてると情報に敏感になる

この調査レポートを読むと、会社の経営理念や緊急事態が起きたときに会社がどういった対応をするのかという「経営姿勢の意思表示」がきちんと社内に示されている場合は、社員が会社に共感するということが分かります。そしてテレワーカーの方がそれを敏感に感じ取るということです。

わたし自身もテレワークをしているので分かるのですが、テレワークをしていると会社の雰囲気が感じられず会社との距離を感じます。疎外感や孤独感、会社に置いていかれるような感覚。自分からいろいろな情報を取りにいかなければならない状況なんですね。だからきっと会社や経営陣が発信することにとても敏感になるんだと思います。

会社の想いに従業員は応えてくれる

おそらくテレワークを取り入れてそれがうまくいっている会社は、経営陣の理念や想い、会社の方針をきちんと言葉にして説明していることがその成功の要因のひとつだとこのレポートには書かれています。

きちんと言語化されておらず曖昧・抽象的な経営理念・経営方針をかかげ、その具体的な内容や判断は現場任せという会社も多いと想います。人は抽象的なことを言われても自分の具体的なアクションにはつながらないものです。曖昧な方針を掲げられてそれに共感しろというのは無理な話。

わたしは経営陣ではないので会社の方針を決めたり発信したりする立場ではないのですが、少なくとも自分のチームに対してはきちんと方針やわたしの想いを言語化して明確に発信しようと思いました。



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