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内向的でもトップ営業になれる!

自分の性格は、内向的?外向的?

自分が内向的か外向的か、誰もが一度は考えたことがあると思います。わたしはどちらかというと内向的だと自分では考えています。誰かと一緒にいるよりも、ひとりのほうが気楽だしひとりで趣味に没頭している方が楽しい。好奇心が強いのでとにかく本を読んだり何かを調べたりするのが好き。自分から見ず知らずの人に話しかけるのは苦手で、多くの人が集まる場所ではひとりぼっちになってしまったり。だから自分のことを内向的だと思っていました。

逆にわたしが考える外向的な人は、人前でしゃべるのも初対面の人に話しかけるのも全然平気。一人でいるよりも大勢でいる方が好きで、人を楽しませたり会話することも好き。そんなイメージを持っていました。

営業部に配属されたときはしんどかった

内向的な自分には営業はつとまるだろうか、営業部に配属されたわたしはそんな不安な気持ちでいっぱいでした。営業は見ず知らずの人にアプローチをして人間関係を構築したり、時には嫌な顔をされることがあってもとにかく商品の説明をする。

人とのコミュニケーションに苦手意識があったわたしは中々営業成績が伸びずにいました。新規開拓でテレアポしていると電話の相手はまったく興味がなさそうだったりガチャ切りされたりでストレスがたまるばかり。ある時ふと気づいたんです。お客様とコミュニケーションを取ることが仕事じゃないと。

営業の仕事が何なのか気づいた

営業はお客様とコミュニケーションを取り人間関係を構築してモノを買ってもらう仕事だとわたしは思い込んでいました。確かに営業はお客様との関係構築もおこないますがそれはあくまで営業の仕事の一部。お客様と仲良くなることが営業の目的ではないのです。

考えてみれば当たり前の話なのですが当時新人のわたしは分かっていませんでした。営業の仕事は、お客様の立場に立ち、お客様がどんな環境でどんなことをしているのか、どんなことに困っているのかを考えてお客様に提案すること。営業はモノを売って終わりがちですが、お客様はモノを買ってから課題解決が始まる。買ってからお客様に寄り添うことで次のビジネスにつながる。

営業は外向的か内向的か関係ない

お客様との関係構築も、仲良くなることが目的ではなくお客様との対話を通してお客様を知ることが目的だと考えるといつの間にか苦にならなくなりました。

お客様と対話する前に、分かる限りの情報を集めてどんなお客様なのかきちんと理解した上で商談に臨む。お客様との商談時にできるだけ深く対話できるよう商品知識や業界情報などのネタの引き出しを増やしておく。そうやって事前準備をきちんとおこなうことで自分自身や自分が扱っている商品に対しての自信もつき、商談に対しての恐怖感も無くなってしまいました。

その後しばらくして社内のトップセールスとして全社集会で表彰されるまでになりました。

外向的・社交的な人はお客様との距離感を縮めるのがうまいので営業として有利なのは間違いありません。でも内向的だからといって営業という仕事が苦手だとか怖いなどと感じる必要はありません。営業にとって大事なのは性格ではなく事前に準備してお客様と対話できるかどうか、想像力を働かせてお客様の立場に立てるかどうかなのだと気づきました。


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