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マンズワイン ワイナリーツアー

 今日は長野県小諸市のマンズワイン小諸ワイナリーで、ワイナリーツアーに参加してきた。ここのワイナリーツアーは、毎週金~日曜日と祝日の13:30から開催されている。参加は有料だが、ツアーの最後にはテイスティング(ジュース2種orワイン4種 選択可)が出来る。ワイナリーツアーでは、従業員さんがワインやブドウの生産について説明してくれる他、実際にブドウ畑や地下セラー、敷地内の庭園を歩いて見学しながら、マンズワインの成り立ちや拘り、苦労などを丁寧に説明してくれる。ツアーの最後にテイスティングが待っているのだが、従業員さんがワインについて1本1本解説をしてくれる。見学で新たに培った知識に加え、そのワインが仕込まれた年の気候やブドウの出来具合、生産者が込めた思い等に思いを巡らせて味わうワインは格別に美味しかった。たった1時間のツアーとはいえ、とても充実したものだったと思う。

 今回のテイスティングでは白ワイン2種、赤ワイン2種を味わった。僕は普段は赤ワイン派なのだが、今回のテイスティングで1つだけおススメを上げるとしたら、「ソラリス 千曲川 シャルドネ 樽仕込 2020」という白ワインをあげたい。白ワインというと甘酸っぱくて軽いイメージがあったのだが、このワインはいい意味で僕の中の白ワインの概念を壊してくれた。まず、香りからして他とは異なる。ナッツやキャラメルのような、まろやかだけど芳ばしさを感じる香りが漂ってくる。口に含んでみると、最初にそのまろやかな風味を感じ、そのあとに白ワインらしいブドウの甘みと酸味を感じて、後味はスッキリとした印象を受けた。機会があればリピートしたい1本だ。
 ワインも絶品だが、ここのワイナリーはロケーションも良い。テイスティングはワイナリーの2階にあるレストランで行ったのだが、壁がガラス張りになっているから、ワイナリーに隣接する広大なブドウ畑と山々の豊かな自然が一望できるのだ。収穫が近い秋ごろになると色づいたブドウの実が生っているいるだろうから、きっと壮観なのだろうなと思った。

 ワイナリーの敷地内には日本庭園があって、ワイナリーが開いていれば自由に出入りすることが出来る。この庭園は小諸市周辺の地形(浅間山や南アルプス、千曲川など)をイメージして造られているそうだ。様々な種類の木々が植えられているので一年を通して風情を感じることができるし、ここもまた、秋の紅葉シーズンには見ごたえのある場所なのだろう。温かい時期に訪れて庭園の東屋でワインを楽しむのも良さそうだ。

 初めてのワイナリーツアーだったが、とても充実した内容で想像以上に楽しむことが出来た。家で買ってきたワインを味わうのも良いのだが、生産された場所で、生産者さんの思いや知識を知ったうえで飲むワインは格別に美味しく感じた。今の時代、ネット注文でいくらでも美味いワインが買えるが、是非一度、現地で本物に触れて味わってみてほしい。

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