伸びやすい生徒の特徴と成長曲線の話

お世話になっております。Xhowieです。
今回は個人コーチングで学ぶ姿勢という記事書いてくれとのお題があったので、コーチングされる側の学ぶ姿勢について話していきます。
コーチングで最も大切な事は、コーチと生徒の信頼関係(ここでの受講者はチームにおける選手ではなく、個人コーチング生徒を指す)だと考えています。

1.伸びやすい生徒の特徴

伸びやすい生徒の特徴として、
・自分やコーチを信頼している。
・主体的に思考・行動している。
・悔しい経験をしたことがある。
があると思います。それぞれについて解説していきます。

1-1.自分やコーチを信頼している。

これは個人・チーム問わず、ずっと右肩上がりに伸びるとは限りません。
具体的には下記のような伸び方をする人がほとんどだと考えています。

浪速のピカソ作

0→1
⇒最も成長率が高い。
人間が最も成長する時期は生まれたてだという。(環境適応する為の知性         を育む必要があるため。興味ある人は調べてください。)同様に、eSportsも始めた頃がゲームを楽しむために基礎知識を身に着けたり、AIMの基礎を身に着けるため、最も成長する期間だと考えています。
1→2
⇒成長が止まったように感じ、いずれ壁にぶつかります。人によっては実力が下がったように感じる人もいます。
2→3
⇒壁を乗り越え、更にスキルアップを図ります。これ以降1→2、2→3を繰り返して・・・→nと壁に当たり、乗り越えを繰り返していき、いずれ最高峰の実力を手にすることができる、と考えます。

しかし、この図のように、自分がいまどの段階で、あとどのくらいの期間があれば壁を乗り超えることができるか分かるものではありません。大体の人は途中で成長する事を辞め、諦めてしまいます。
コーチのアドバイス通りしても改善されない、ランクで連敗したから嫌になった、と言って辞めてしまう人がほとんどです。あなたは最後まで目標に向かって自分やアドバイスを提案してくれるコーチを信頼できますか?
もし信頼できるなら、この壁だって乗り越えられると思います。
コーチ宛:先ほどの図を綺麗に書き換えてあたかも自分のネタのように話せば大体の生徒は納得し、自分のアドバイスを信頼してもらいやすくなると思います。。

1-2.主体的に思考・行動している。

選手のプレイに対し、コーチが答えを出す、もしくは押し付ける事で選手は伸びません。私がコーチングした中で最も成長した生徒は、「自分のプレイに対し、~~と思います。あっていますか?」という聞き方をよくしてきました。この方法だと、答え合わせをする前に一度自分で考える機会があります。考えを放棄することによって分かった気になり、結果的に成長につながりにくいです。行動面では、以前noteに掲載した練習の質や量に関しての行動を徹底し、自分で工夫して活動ノートを作成していました。ちなみに、以前紹介したメモの取り方は私が考案した訳でなく、私の元チームメイトが考案し、作成していました。私がIGLを担当し、反省会では中心になってフィードバックをしていました。そこで彼は言われたことを治す工夫として、オリジナルのメモを取り、次の活動までの宿題事項やその日の活動目標を可視化し、確認しやすい環境を自ら行動を起こし、作っていました。
結果的に、彼自身や私たちのチームの改善点を治すことに繋がったと考えています。
先述した2人の思考・行動は主体的に行っており、それを継続したことで結果に表れたと言えるでしょう。

1-3.悔しい経験をしたことがある

悔しい経験をすることで得られるメリットとともに注意点もあります。
得られるメリットとして、その経験後の行いや習慣を見直すきっかけになり得るということです。例えば、大会で11-12のラウンド状況、3on1のシチュエーションで甘えてクラッチされ、試合は負けてしまった。この悔しさから、次に同じようなシチュエーションがあった場合は甘えず連携をとり、きっちり3on1の状況を勝ち切ることを意識すると思います。
そして、注意点なのですが、「悔しさは一瞬だけ」で終わってしまう事がほとんどだという事です。皆さんもゲームをするうえで過去に何度も甘えたプレイをしてしまい、結果的にラウンドや試合を落としてしまった経験がありますよね?その時は悔しい、次は甘えないと決心するのですが、時間がたつにつれ、悔しさやその時の想いは薄れてしまうものです。
コーチのみならず、チームメンバー同士或いは自分自身でその悔しさを忘れぬよう定期的に見直し、改善し続ける事が重要になります。

2.最後に

伸びやすい生徒の特徴として3点あげましたが、最も核となる部分は、コーチとの信頼関係だと考えます。コーチのアドバイスを信じて、壁にぶつかっている時間が長くてもコーチのアドバイスを信頼できているとするならば、いずれ絶対超えられるはずです。
逆に、信頼できないコーチのもとで指導されるのは時間の無駄だと考えてもいいと思います。
コーチは生徒に信頼される為に、実績を積んだり、アドバイスの選択肢を増やすことが大切です。
壁を乗り越える時間の長さは個人によりますが、達成したときに達成感を味わえることは皆同じです。
大事な事は「主体性」と「継続力」だと思うので、一緒に頑張りましょう。
(私もnote頑張って継続して書き続けます!!)
Xhowie

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