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IGLが強けりゃなんとかなる説

お久しぶりです。Xhowieです。
今回は「私なりのIGL」についてお話します。
私はIGLという言葉が日本で浸透する前からIGLを行っていました。
様々なチーム活動の経験をもとに今回はIGLというロールについてお話しています。

1.IGLとは
2.IGLが必要な理由
3.IGLが難しい理由
4.IGLに向いている人物像


1.IGLとは


IGLとは、In Game Leaderの略で、その名の通り「ゲーム内の指揮」が仕事です。具体的に言うと「自分が描いたビジョンを他のメンバーに共有し、5人全員連動した動きができるようにテコ入れする」ことが一番メインの仕事です。言葉で表し、頭で理解することは簡単です。
しかし、質のいいコールを即座に判断し、メンバーに分かりやすく共有することを自分のプレイの質を落とさずに行うことが難しいです。

2.IGLが必要な理由


ゲームにおいて最も大切なことは「5人で1つの目的(自分たちがやりたいこと)を果たす」ことです。
特にスクリムでは、「自分たちがやりたいこと」の質や選択の良し悪しは関係ありません。(のちのフィードバックで話し合えばいいから。)
大事な事は「やりたかったことを遂行できているか」ということです。
相手が上手く、妨害してきて遂行できなかったことは問題ではなく、4人はAラッシュを考えていたが、1人だけMID-Aスプリットで考えてMIDに行った。このようにIGLが考えていた構図を実現できるように素早く残りのメンバーに指示を出し、ビジョンを共有することが一番大切です。

3.IGLが難しい理由


IGLが難しい理由は2つあり、
1つ目は「誰よりもゲーム理解度がないといけない」ということです。
先ほどの指示の話ですが、勿論良いコールをするに越したことはないです。
ゲーム理解度はスクリムを通じて向上していけばいいと思います。
コーチが在籍しているチームはコーチと相談、教示して頂きながらマップ理解度・ゲーム理解度を深めましょう。
2つ目は「責任の所在」です。
私がIGLする際は、80点のクオリティでいいから私が全て指揮を執り、「IGL絶対派」です。このメリットは、IGLが100%責任を持つが、自分のやりたいように出来るので腑に落ちます。しかし、1人が考えた行動なので、100点に近い指示は出せません。
これより難しく、高品質なやり方は「みんなの意見を合わせ、そこで行動を選択する」といったやり方です。
例えばAさんの意見とIGLの意見が違った時、腑に落ちないけど判断しなければならないときがあります。中には自我が強く、納得できないIGLもいらっしゃるでしょう。(私とか私とか私)

4.IGLに向いている人物像

・リーダーシップが強く、責任感が持てる人
・マップ・ゲーム理解度が高い人
・視野が広く、細かい点に気付ける人
・やる気がある人、勉強が好きな人
・声が大きい人
・メンタルが強い人

上記に全て当てはまる人でなければならない!というわけではありませんが、全て当てはまらないと苦痛になってきます。
無理にIGLをする(させる)なら他の人に代わって貰ったり、最悪の場合チームメンバー入れ替えも検討したほうがよいかもしれません。
ゲームを行う上で品質が上がる部分に関しては後からどうにでもなるのですが、性格等の根本的な向き不向きの部分に関してはどうしようもないので、少しでも苦痛だと感じたら他のメンバーやコーチ、運営に相談しましょう。(by Niko

最後に

今回はIGLについて様々な事を書いてきました。
特にIGLは主に自分の経験を基に書いたので伝えたい内容が伝わりきっていないかもしれません、すいません。。(精進します)
IGLは結構病む仕事ですが、メンタルを強くキープするコツを最後に伝授します。それは、「勝ったら俺のおかげ!負けたらお前らのせい!」というメンタルで試合に臨むことです。(根本的な問題は解決しないので反省会ではきっちり反省しましょう)
これは私の師匠が言ってくれた言葉です。今でも大切にしています。
スクリムで勝てない、やりたい動きができない、問題がなかなか解決しない等、責任感が強いIGLは自分のせいにしがちです。責任感が強いことは良いですが、溜め込みすぎることも良くないというのも事実です。たまには人に頼ったり甘えたりしてもいいと思います。
自分を追い込みすぎず、チームとともに成長していきましょう。

Xhowie

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