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初めて中華イヤホンを購入したら時代の変化に驚いた

ついに中華イヤホンを購入

最近Youtubeのおすすめに表示される動画などの影響で、中華イヤホンに興味を持ち、ついにKZのZSTXを買ってしまいました。

正直注文したときはあまり期待しすぎないようにしていました。
ZSTXのお値段は2,000円前後。イヤホンの音質は「この価格帯にしては」という枕詞をつけて評価されがちなので、どんなに高評価でも値段が安いと期待はずれということはよくあるんですよね。
じゃあ高いイヤホンを購入すればいいと思われるかもしれませんが、私が今回探していたのはあくまでサブ機だったので、できるだけ安く済ませたかったのです。

しかし実際に届いたZSTXを使って音楽を聴くとすごくいい。
締まっていて強い低音域、キラキラしているが刺さらない高音域。ドンシャリでありながらボーカルが引っ込んでいる感じもなく、ポップなロックや電子音楽と相性がいいです。
もちろん10,000円以上の価格帯ならもっと高音質なドンシャリイヤホンがあるのかもしれませんが、そもそもドンシャリは好みじゃないので高いお金を出す気はなく、これで大満足です。

10年前の低価格機と比べて

しかしこんないい音が2,000円前後で手に入ってしまうとは本当に驚きです。
私が音質を気にしてイヤホンを購入するようになったのは高校生の頃で、お金もないので評価の高い格安イヤホンを購入していました。

Amazonに注文履歴が残っている範囲で例を上げると
Creative EP-630(当時1,680円)
JVC HA-FX1X(当時2,580円)
Blue Ever Blue 868B(当時3,980円)

どれも当時の低価格機の中では音質の評価が高いイヤホンでしたが、聴いてみた感想としては「まあこんなものか」という感じだったと思います。
私はロックが好きだったので重低音を求めていたと思いますが、安いイヤホンで重低音を再生するのって難しいんですよね。
迫力のある音を再生するにはドライバの口径が大きい方が有利ですが、低価格イヤホンに大口径ドライバを搭載した機種はあまりないので。

社会人になった私は1万円以上するイヤホンに手を出し、低価格機を購入することはなくなりました。

しかし最近メイン機とは異なる性格のイヤホンを手に入れたくなり、低価格帯のイヤホンを試聴するようになりました。
そしてようやく、ここ数年で低価格帯イヤホンの品質が上がっていることに気付かされました。

そして最近購入したのが、final E2000です。

これは4,000円程で購入できるイヤホンですが、フラットでハキハキとしたサウンドが特徴で、歌ものとの相性が良好です。
小口径ドライバなのでやはり重低音が出るタイプではありませんし、空気感の表現には力不足を感じますが、聴くジャンルを絞れば問題ありません。
かつての低価格イヤホンとはレベルが違います。

そして今回購入したKZ ZSTX。
こちらは「ダイナミックドライバを2倍のパワーで鳴らす」ことで重低音を再生し、バランスドアーマチュアドライバでキラキラとした高音域を表現するハイブリッド型イヤホンです。
このスペックがこの値段で手に入るのが当時からは考えられない。
この重低音がこの値段のイヤホンから鳴ることも当時からは考えられない。

これが時代の変化。
今の中高生が羨ましいです。

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