【最高の打鍵感】REALFORCE GX1 Keyboard / X1UD11 感想レビュー
まえがき
みなさんこんにちは、Xeyuです。
僕はいままでRomer-Gスイッチの『Logitech G PRO Keyboard』を使っていて(US配列が欲しかったため海外のAmazonから個人輸入。なのでLogicoolではなくLogitechなのです)、適度なタクタイル感に適度な重さ、耳障りでない打鍵音と非常に気に入っていたのですが、LEDが一部故障。
もうLogitech(Logicool)はRomer-Gスイッチの採用はしないっぽい。
茶軸も試したことがあるけどいまいち馴染まなかった。
Holy Pandaライクなメカニカルスイッチでキーボードを組み立てることも考えたが、ちょうど求めるベアボーンがない。
US配列でテンキーレス(TKL)、できればフローティングデザインでないものが良い。文字もシンプルだと嬉しい。
しかしそんな理想のキーボードはなく、少し逸れ東プレのREALFORCE(リアルフォース)にたどり着く。
最初買おうと思っていたのは『REALFORCE R3S Keyboard』。
そして結局購入したのは『REALFORCE GX1 Keyboard』の英語配列 45gモデル。
30gは量販店で試打したところタクタイル感が低めだったのと軽すぎて誤入力してしまいそうだったので45gを選択。
フローティングデザインでないことについては諦めました。これもかっこいいかなって。
なぜ『ゲーミングモデル』を選んだのか
REALFORCEは基本的に仕事向けというか、飾ったモデルはありませんでしたが、『REALFORCE RGB』を皮切りに、RGB LED搭載であったりゲーミングを意識したモデルを出し始めました。
その2世代目が『REALFORCE GX1 Keyboard』。
ゲーミング要素はただRGBLEDが光るだけではありません。
いわゆる『Rapid Trigger(ラピッドトリガー)』と呼ばれている機能、『Dynamic Mode』が搭載されています。
これは、アクチュエーションポイントを超えたあと、戻し始めた位置からの相対距離でリリース判定を得るというものです。その後、再度押し込めば押し込み始めた位置からの相対距離で入力もされます。
これにより、より素早い反応を得ることができます。
もちろん、これはあくまで「自分の判断がより早くPCに伝わるだけ」なので、ハードウェアチートというほどのものでもないと思います。
ただ、1msが勝負を分けるFPSゲーム等では、勝ち負けを左右するかもしれません。
しかし、僕はゲームをほとんどやりません。
それなのになぜ購入したか。
それは単に「RGBバックライト付き」のREALFORCEが欲しかったからです。
ファーストインプレッション
まず箱からあけて手に取った最初の感想は
「冷たっ!」
でした。
そう、冬だったのでキンキンに冷えていたんです。
なんてことはさておき、次に抱いた感想は思ったよりも「重い」でした。
僕は、キーボードは据え置きで使うため、重ければ重いほど良いと思っている節があります。
実際、多少動かすことがあっても、軽いとタイピング時にズレやすくなるため重いほうが良い。
まぁ持ち運びをする人は軽いHHKBとかの方がいいかもしれない。
そしてPCに接続。
試し打ちをしてみて…
「素晴らしい」
その一言に付きます。
少し使っただけでも誤入力のしづらさを感じました。
今までRomer-G以外のキーボードだとどうも慣れていないのか、誤字を頻発していました。
しかしREALFORCEは違う。思ったように入力できます。
ミスがあっても自分の指の運びのミスだとはっきり感じるほどに。
軽快な打鍵感にスコスコとした音。打っていて楽しいのです。
さて、機能面ではどうなのか。
豊富なカスタマイズ項目
このキーボードは、高いだけあって(?)カスタマイズ項目が豊富です。
通称『Rapid Trigger』機能である『Dynamic Mode』、一旦これは置いといて…。
まず『キーマップ入替』機能。
名前の通り、キーマップを自由に変更することができます。
忌まわしきCapsLockキーを無効化することも、Ctrlキーにすることもできます。
僕はCapsLockキーはFnキーに割り当て、Fn+P/N/B/Fを、↑/↓/←/→に割り当てました。
これはEmacsのキーバインドです。
僕は昔Macをメインで使っていたのですが、macOS(OS X)にはEmacsのキーバインドがデフォルトで割り当ててあり、Ctrl+P/N/B/Fが方向キーとして使えたりしました。
それを踏襲し、Fnキーですが同じようなバインドに割り当て、ホームポジションからフォームを崩さずとも文字カーソルの移動ができるように設定しました。
正直これだけでもかなり便利。
キーマップ機能についてはこれくらいにしておくとして、次は『APC』機能。
『APC』、これはアクチュエーションポイントを任意の深さに設定できます。
通常キーボードというのは反応する位置、アクチュエーションポイントは固定です。
ですが、REALFORCEは静電容量無接点方式という仕組み上、キーの押した深さをアナログ値で得られるためアクチュエーションポイントを自由に設定することができます。
デフォルトは「1.5mm」?。それを0.1mm~3.0mmの間で自由に設定できます。
僕は『Dynamic Mode』でアクチュエーションポイントを「1.5mm」にして「OFFまでの距離」を「-0.5mm」、「ONまでの距離」を「+0.5mm」に設定。
これにより最初押し込んだときのアクチュエーションポイントは「1.5mm」。
ただそこからキーを0.5mm戻せばOFFになります。
そしてまた途中から0.5mm押し込めばまたONになります。
ゲームをしなくとも、誤動作も今のところなく、キー入力がより早くなり気に入っています。
ちなみにゲームをする場合、指の動きが素早く反映されるということはキャラの動きもその分早く反映されるため、より機敏なキャラコンができるかもしれません。
ゲームの腕が低くとも、今まであったキーの移動距離による遅延がなくなると考えるとこれを使わない手はないかもしれません。
だから流行ってるんですね、『Rapid Trigger』。
そうそう、『Kill Switch』って機能もあるんですが、それについては他のレビューや公式サイトをご覧ください。ゲームによってはちょっとグレーな機能かも。
続いては『イルミネーション』機能について。
まぁここは普通に考えるカスタムは可能です。
個別にキーの色をRGBで変えたり、流れるようなエフェクトにしたり。
僕は光が動くと目障りなので単色で光らせています。
ただ一つ気になったのは明るさが低いこと。
最大でも「これ本当に最大か?」って思うような暗さです。
いやすごい暗いわけではないんだけど、もう少し明るくてもいいなぁと思う。
明るい部屋だと全然映えないと思います。
僕は部屋が暗めだからバックライトが欲しかったので、問題はないんですけど。
総評
正直言ってこのキーボード、「最高」です。
Romer-Gの打ち心地が気に入っていましたがそれを遥かに超えてきました。
軽快な打鍵感、静音性、反応速度、機能
どれをとっても「本物」です。
打鍵音と静音性についてはゲーミングでないREALFORCEの方がいいらしいけど、「ルブ」というキースイッチに潤滑剤を塗る改造をすることでもっと静かで上質な音になるらしい。
気が向いたらやってみよう。
(※保証が切れる可能性があるため自己責任で)
それと、本当はケーブルが着脱式だと嬉しかった。
L字型のケーブルにしたいんだよね。ケーブルは上から出したいんだけど、若干左向きに出したい。
まぁでもそこは絶対ってわけじゃないから諦めた。
断線のこととか考えると着脱式の方がいいけど、ないなら仕方ない。
一応左右からケーブルを裏側で這わせて出せるようになってるんだけど、僕はキーボードの左側にテンキーを置いてるから干渉してしまってできない。 だからもうそこは目を瞑ることにした。取り回しの問題で別に使えるし。
あと気になるのは耐久性くらいかな。
キースイッチ自体は長く使えると思うけどRGB LEDが弱まったり早めに壊れることはあるかもしれません。まぁそこは仕方ないですね。
静電容量無接点方式の打鍵感が好きなのであれば、間違いないキーボードだと思います。
最低、LED含めて5年くらいは持ってくれるといいなぁ。
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