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『My Hometown』

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

浜田省吾『My Hometown』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は2010年に発売された浜田省吾のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend』より、『My Hometown』について。


My Hometown

パワーシャベルで削った 丘の上幾つもの
同じ様な小さな家 何処までも続くハイウェイ
彼らはそこを名付けた 希望ヶ丘ニュータウン
赤茶けた太陽が 工業地帯の向こう沈んでく

俺はこの街で生まれ16年教科書を
かかえ手にしたものは ただの紙切れ
同じ様な服を着て 同じ様な夢を見て
瞳の中 少しずつ死を運び込むような仕事に 追われてる

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

扉をひとつ閉ざす度 窓をひとつ開けておく
夢と挫折の中を 俺はさまよってる
それが彼らのやり方 だけど 人の心まで
積み重ねてロッカーの中 ファイルすることなんか出来ないさ

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

彼女は昼間オフィス・レディ まるでエンジェル
でも土曜の夜は 着飾り踊るよディスコ
真夜中ひとり 帰り道の暗がり
誰かがナイフ光らせ 彼女の背に
No No No No No

今夜誰もが夢見ている いつの日にか
この街から 出て行くことを

浜田省吾『My Hometown』

『My Hometown』は1982年に発売された浜田省吾の8枚目のアルバム『PROMISED LAND 〜約束の地』に収録されています。
アルバムはインスト曲である『OCEAN BEAUTY』から始まり、最後の部分に『マイ ホーム タウン』冒頭のドラムソロが重なる形で繋がります。
2010年のベストアルバムに収録された際にタイトルが英字表記となりました。

この曲は「ニュータウン」を舞台にしたメッセージソングとなっています。
80年代初頭の空気感に警鐘を鳴らすような曲なのですが、僕自身生まれる前なのでよく分かっていないところもあります。
ただし、当時の社会問題をこうしてストレートに歌う浜田省吾の姿勢には痺れるところがありますね。

『My Hometown』ですが、先日観た『A PLACE IN THE SUN at 渚園 Summer of 1988』でもアルバムと同じように『OCEAN BEAUTY』から続く形で演奏されていました。

僕の中では2010年のベストアルバムと、2011年のライブバージョンが記憶に新しいです。

ですが、2005年から2007年のライブ映像を収めた、『SHOGO HAMADA ON THE ROAD 2005-2007 "My First Love"』の初回限定版に付属していた特典ディスクにもこの曲のライブバージョンが収録されていました。

そのライブでは2番の歌詞が一部変更になっていたのに驚きました。
具体的には「積み重ねてロッカーの中」が「信号に変えディスクの中」と、現代に置き換えられていたのです。
中々に斬新だなと感じたのをよく覚えています。
ですが、2011年のライブでは原曲の歌詞に戻っていましたね。
時代を意識して歌詞をアップデートしたけど、やっぱり元のままの方が良かったのかもしれません。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『My Hometown』の紹介でした。
社会派な歌で聴いた当時はあまり好きではありませんでした。
ですが、何度か聴いている内にこの曲の良さを実感してきたところはありますね。

それでは、また。

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