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『愛という名のもとに』

眠れぬ夜は 電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
愛という名のもとに 失くした
無邪気な君の笑顔を
無邪気な僕の笑顔も

浜田省吾『愛という名のもとに』

こんにちは。
どうも、けこぜろです。

今回は1981年に発売された浜田省吾7枚目のアルバム『愛の世代の前に』より、『愛という名のもとに』について。



愛という名のもとに

ごらん 街の灯りが消えて行くよ
もうすぐ始発が走り出す
さよならだね
君の肩を抱くことも出来ないまま…
ドアの前に ふたつのスーツ・ケース
鍵は机の上

眠れぬ夜は電話しておくれ
ひとりで 朝を待たず
真夜中のドライブ・イン 昔のように
急いで 迎えに行くよ

いつの間にか二人 ベッドの中
時計の音だけ聞いてたね
互いに欠けてる夢の色を
別の何かに 置きかえて
今は二人
別れて暮らす他に答はないけど

眠れぬ夜は 電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
恋人達が胸を ときめかせ
寄り添い迎える朝を

眠れぬ夜は 電話しておくれ
二人 もう一度 探そう
愛という名のもとに 失くした
無邪気な君の笑顔を
無邪気な僕の笑顔も

浜田省吾『愛という名のもとに』

『愛という名のもとに』はアルバム『愛の世代の前に』の3曲目。
1992年のテレビドラマのタイトルとして用いられた楽曲で、このドラマの主題歌が浜田省吾といえばこの曲、『悲しみは雪のように』でした。

1983年のセルフカバーアルバム『SAND CASTLE』でもリメイクされましたし、2006年のベストアルバム『The Best of Shogo Hamada vol.2』にも再びリメイクされたものが収録されました。

『愛という名のもとに』は浜田省吾らしさのあるラブソングで、大人の別れを描いたバラードとなっています。
一緒に暮らしていた二人の心が、いつの間にかすれ違っていたという歌詞ですね。
ですが、他の浜田省吾らしい重いラブソングとは違って、救いも感じられるのがこの曲のいいところです。
また、『愛という名のもとに』について浜田省吾はこう語っていました。

 70年代に書いた「いつわりの日々」などもそうだけど、この頃思っていたのは、巷には「好きだよ」とか「愛してるわ」だとかいうラブソングばかりだよな、ということ。もっとリアルなラブソングを書きたい、光があれば影だってある、その影の部分も書かなきゃ、と思って作ったのが「愛という名のもとに」や「陽のあたる場所」。
 暗めのラブソングなのにキーがメジャーなのはアメリカン・ポップミュージックの影響。

SHOGO HAMADA OFFICAIL WEB SITE

浜田省吾らしい着眼点です。
でもこういった影のある曲が中々に良かったりするんですよね。



まとめ

こんな感じで、浜田省吾の『愛という名のもとに』の紹介でした。
テレビドラマのタイトルにもなった楽曲ですが、改めて歌詞を見つめ直すとその完成度の高さに驚きますね。
ラブソングとしても非常に素敵な楽曲です。

それでは、また。

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