陰キャでも話が(そこそこ)面白いと言われるようになるまで

お断り

その昔、気になる女の子にアタックしたときに、「自分の話ばかりだし、話も面白くない」とバッサリフラレたことがある。
そこから反省をして、どうすれば話が面白くなるのか?をひたすら考えて実行した記録
をここに備忘録として記す。
断っておくが、今でも自分の話ばかりするし、初対面には人見知りもする。人と円満な関係を築くコミュニケーション術ではなく、自分の話術スキル(攻撃力)を上げる方法である。
こんなん読んでも陽キャになれる訳では無いし、友達も増えないし、気になるあの子を振り向かせることも出来ないのであしからず。

結論から

武井壮が芸人になるにあたって、面白い芸人が通うバーへ行ってそこで話してる内容を全部録音して家に帰って聞いていたという話があるらしい。結論だけ言えばこれだ。
人と話すということはTPOによって、実行するべき行動が変わってくる。全てに共通して使える便利なコツはない。言語化なんてほぼ不可能だ。だからこそ昭和みたいに、上手い人から盗むということが必要になってくる。
話の上手い人がどのように話を進めているか、前フリ、解説、オチの付け方、テンポ感、リアクション等々を自分が上手い人になりきって話すように真似ていくのだ。

どこからコピーするか

まさか武井壮のように会話を録音するわけにもいかないだろう。ではどこからコピーするか、色々あると思うが自分はラジオパーソナリティから学んでいった。

ラジオという媒体

ラジオと聞くと一昔前の媒体だと多くの人は感じると思う。確かにラジオは映像がない。しかし映像が無いということは、喋り一本でリスナーを満足させなければならないのである。喋りの教材としてはとてもBESTな選択ではないだろうか。
テレビやYouTubeから学ぶという選択もあるだろう。ただ、映像媒体は編集や企画重視の構成になっており、トークスキルというより企画とリアクションが主である。
日常生活で企画やリアクション芸をするのは陽キャの飲み会や忘年会ぐらいだ。喋りの教材としては参考になりづらいだろう。

取りあえず聞いてみよ

今はスマホにradikoアプリをインストールすれば直ぐに聞ける。そこで話をしているパーソナリティが自分だと思いながら話を聞くと良い。

可能なら繰り返し聞く

一回聞いただけでは「へー」で終わってしまうことが多い。最初の内は、特に上手い人の番組の同じ回を複数回聞いていくのがオススメだ。複数回聞くことで一回では見逃してしまった点にも気づける。

鷲崎健という天才

一人特段に上手い人を紹介しておくと、鷲崎健というラジオマンがいる。
彼は若い声優やアーティストを相手に宣伝する番組を長らくやっており、中には喋りが上手く無いゲストもいるが、彼はそのような相手でも、完璧に番組を盛り上げて、時間内にキッチリと終わらせることが出来る。
新しく来たゲストの内面的魅力を引き出すのがとても上手い。また、分かりづらい事柄が出てきても、理解しやすい言葉で置き換えて話してくれる。
あまり少ないが彼の一人トークも衝撃的にうまい。それだけで金取れるやろってレベル。前フリからオチまでが完璧すぎるのだ。ぜひ一度聞いてみてほしい。

ニコ動の大文字赤コメ

ある程度上手い人のコピーができるようになった。そうしたら後は話の引き出しとして言い換えを沢山できるようになるといい。
ニコ動の大文字赤コメのような感じだ。
「サングラスロン毛→KBTIT先生→B'z松本」
「大正の雰囲気がある→鬼滅の刃」
「大声→結果発表」
「(テスト前)ゲームする時間が取れない→まるで香川県」
連想ゲームの要領でどんどん言い換えが出来るようになると、話の引き出しが増える。
ただ一日二日で身につくものでは無い。その為には世間で流行っているコンテンツに触れておくことや、多くの人が知っている有名作品を興味がなくとも取りあえず見ておくことなどがとても重要だ。
ただ一つ気をつける必要があり、上記のネタもそうだが、鬼滅の刃を知らない人に「呼吸ネタ」などを話しても1ミリも面白いと感じてくれない。キメハラである。
あくまで相手が知ってるであろうネタで言い換えるのがベターだ。また、あまりに使い古されて新鮮味がないと、これまた面白くない。鬼滅の刃ネタなんて擦られすぎて多分1ミリもウケない。

今北産業
・上手い人の喋りコピーしろ
・ラジオ聞け
・話のネタとして流行りものには触れておけ

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